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ガンホー,オンラインゲームへの投資事業を終了
ガンホーの投資事業は,2007年2月にゴールドマン・サックス証券と共同で開始したもので,新規オンラインゲームの開発にあたって,投資家を募り,ゴールドマン・サックスおよびガンホー自身も出資を行って,オンラインゲーム市場の拡大と利益の確保を狙ったものである。
今回,事業を終了させる理由は,法規制の変化により現状の投資形態を維持するのが困難になったことなどを挙げている。同社は,2007年12月期での減収を経て,2008年度はオンラインゲーム事業,コンシューマゲーム事業,開発事業以外の部分を縮小する方針も打ち出しており,その一環と思われる。
3月末に発表された同社の第11期事業報告書によれば,2008年度はコンシューマゲームでRPG数タイトルが発売予定など,ガンホーブランドの定着を狙った施策を挙げている。オンラインゲーム事業の新作では,昨年度は新規ライセンスタイトルの投入が行われなかったのに対し,今年度は確実に利益を出せるタイトルを多く出していく方針だという。積極的に日本向けの仕様変更を加えていくということなので,今後登場するであろう同社の新作にも注目したい。
オンラインゲーム投資事業の終了に関するお知らせ
http://www.gungho.co.jp/ir/pdf/2008/prs20080401.pdf第11期事業報告書
http://www.gungho.co.jp/ir/pdf/2008/letter080331.pdf- この記事のURL: