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オンラインゲームにおける不正の割合って……? JOGA,オンラインゲームサービスに関する実態調査を実施
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印刷2007/11/05 20:35

ニュース

オンラインゲームにおける不正の割合って……? JOGA,オンラインゲームサービスに関する実態調査を実施

 有限責任中間法人日本オンラインゲーム協会(以下,JOGA)は,協会会員でオンラインゲームを運営する19社を対象にオンラインゲームサービス関するアンケート調査を実施。本日(11月5日),その結果を発表した。

 このアンケート調査は,オンラインゲームの運営上,何かと問題になっている不正アクセスやRMTなどに関する内容。不正による問題の深刻さがいかほどのものか,その実態を調査/把握するために行ったという。
 アンケート結果の詳細については,下記の詳細を参照してもらいたいが,結果から言うと,ほとんどのオンラインゲーム会社が,不正アクセスやチートなどの問題に頭を悩ませているという結論に。さまざまな講演,シンポジウムなどで常日頃言われていた,オンラインゲームにおけるセキュリティの重要さや,また不正への対応が負担となっていることなどが,このアンケートでより明らかになった格好だ。

 今回はかなり大枠の部分のアンケート調査ではあるが,今後は,RMT問題とチート問題の相関性など,より細かい部分の調査にも期待したいところ。JOGAの今後の活動に注目したい。

#####以下,リリースより#####

 有限責任中間法人日本オンラインゲーム協会は、同協会会員を対象に10月中旬オンラインゲーム運営に関するアンケート調査を行いました。この調査は、オンラインゲームサービス運営上障害となっている案件を解決するためにゲームサービスの実態を把握する目的で行ったものです。

■調査概要
・アンケート実施時期:2007年9月27日〜10月15日
・アンケート調査対象:日本オンラインゲーム協会会員の中でオンラインゲームサービスを行う事業者
・アンケート回収数:19社中16社
・アンケート回収率:80%

■調査項目
1.課金について
2.不正なゲームプレイについて
3.アカウントのハッキングについて
4.サーバーへの不正アクセスについて
5.RMTについて

■調査結果概略

1.課金について

A:チート、BOTによる不正プレイの被害はありますか?
ある 15社 94% ない 1社 6%

B:ある」を回答された場合、具体例を挙げてください。(複数回答)
・クレジットカードにおける名義人以外による使用 12社 75%
・不正に流出したクレジットカード番号による課金 9社 56%
・課金請求に対する支払拒否(回収不能) 4社 25%
・プリペイド番号(ピンナンバー等)の流出および不正使用 1社 6%
・その他 1社 6%

2.不正なゲームプレイについて

A:チート、BOTによる不正プレイの被害はありますか?
ある 15社 94% ない 1社 6%

B:ある」を回答された場合、具体的な不正プレイ内容を挙げてください。(複数回答)
・BOT、マクロ、オートマウス(自動操作プログラム) 15社 94%
・スピードハック(移動や攻撃速度の操作) 12社 75%
・パケットハック(パケット置き換え・転送による高レベルの操作) 8社 50%
・ファイル改ざん(ゲームクライアント、ゲームデータファイルの分析・操作) 8社 50%
・メモリエディット(メモリ内のゲームデータデバッグやメモリエディット等) 8社 50%
・その他 2社 13%

C: Bの不正プレイのゲームへの影響を具体的に挙げてください。
・ユーザーのクレーム増加 14社 88%
・不正対応運営コスト増加 14社 88%
・アイテム課金売上の減少 10社 63%
・ゲーム内バランスの破綻 9社 56%
・接続者数の減少 9社 56%
・ゲーム内バランスゲーム寿命の短命化 8社 50%
・回線、サーバー負荷の増大 5社 31%
・その他 3社 19%

3.アカウントのハッキングについて

A:御社のサービスでアカウント情報の盗用によるトラブルはありましたか?
ある 11社 69% ない 5社 31%

B:アカウントハックの原因は何ですか?(複数回答)
・ユーザーの不注意による情報漏洩(家族や人による盗用など) 11社 69%
・ユーザー間でのアカウント共有 10社 63%
・ウイルス、又はスパイウェアによるアカウント盗用 2社 13%
・社外からの不正アクセスによる情報流出 1社 6%
・社内からのアカウント情報漏洩 1社 6%
・その他 21社 3%

4.サーバーへの不正アクセスについて

A:サーバーアタック、ネットワークへの侵入被害(未遂の場合は痕跡等)はありますか?
ある 9社 56% ない 7社 44%

B:具体的な被害事例を挙げてください。(複数回答)
・ゲームサーバー(DB含む)への攻撃、侵入 9社 56%
・WEBサーバーへの攻撃、侵入 5社 31%
・その他 2社 13%

5.RMTについて

A:御社のRMTに対する対応を教えてください。(複数回答)
・利用規約で禁止している 13社 81%
・禁止していない(または公認している) 0社 0%
・特に方針を出していない 2社 13%
・自社でアイテムトレードのサービスを提供している 1社 6%
・その他 4社 25%

 日本オンラインゲーム協会は、本調査を踏まえ今後同協会の「不正アクセス・RMT分科会」にて、各社が抱えるゲームサービス上の課題や問題の解決を目指して協議していくと共に、各社の被害の事例や情報を会員間で共有し、ユーザーが安心してプレイできるようなオンラインゲームサービス環境の構築と安全なオンラインゲームサービスを実現したいと考えています。

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