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システムソフト・アルファー「戦略プロ野球2005」,5月27日発売
2005/04/18 17:42
 システムソフト・アルファーは本日(2005年4月18日),プロ野球シミュレータの最新作「戦略プロ野球2005〜改革元年〜」を,5月27日に発売するとアナウンスした。

 「東北楽天ゴールデンイーグルス」や「福岡ソフトバンクホークス」,「オリックス・バファローズ」,そしてセ・パ交流戦の導入など,今年のプロ野球は何かと話題が多く,"プロ野球改革元年"などといわれる。今作はこうしたプロ野球そのものの展開を反映しつつ,"より野球の雰囲気を味わえるように" "より野球の臨場感を感じられるように" "より戦略の難しさを楽しめるように"という三つの目標を掲げて開発されるとのこと。

 先述の新球団のデータをサポートするのはもちろんのこと,東北楽天ゴールデンイーグルスのフランチャイズ球場「フルキャストスタジアム宮城」や東京ドームに新設された「エキサイティングシート」横浜スタジアムの内野フェンス改修など,球場の構造を再現するとともに,阪神タイガースや横浜ベイスターズの交流戦専用ユニホームなどディテール面の再現にも注力する。
 観戦時の画面表示は,従来作品のような天井からの俯瞰視点でなく,バックネット視点に変更される。これによって球場風景に奥行きを出すとともに,あたかもバックネット席から観戦しているような臨場感を目指すという。



 既存の球団データをベースにしたチームエディットでなく,一からオリジナルチームを作成できる「チーム編集モード」が導入されるのも大きな改良点といえよう。前作同様,オリジナルのユニホームや球団マークのエディットが可能なのはもちろん,さらに今作では応援道具の「メガホン」や「球団旗」もエディット可能になるという。また,前作「戦略プロ野球2004」で作成したチームデータを「コンバートする機能」も搭載予定だ。
 「殿堂」ルールも,本作で導入される新機軸。「安打数210本」「本塁打数55本」など,公式戦モードで各部門の日本記録を更新した場合,そのシーズンの「シーズン記録」が丸ごと「殿堂」に登録される。試合日程表や成績表,新聞画面が見られるだけでなく「VTRモード」で個々の試合も再現可能となっている。

 前作が備えていた「監督采配」など思考ルーチンの編集機能にも,新たな項目が追加される。選手を特定の打順に固定する「打順オーダーの固定機能」,ミート力や走力といった各能力で打順組替を判断する「打順構築エディット機能」などがそれだ。また,「球団方針」を「長打力重視」や「機動力重視」などと設定することで,「監督采配」と「打順構築」がその方針に沿った内容に自動で変更されるなど,プレイヤーが戦略の立案により専念できるようになる。
 各選手について確認可能な成績項目も拡充され,打者の成績としてはメジャーリーグで用いられる出塁率+長打率指標OPS(On-base Plus Slugging),投手成績にも"被出塁率"と"被長打率"が追加される。

 「戦略プロ野球2003」で導入された「データ配信サービス」は,今作でも継続される。球団間のトレードや,一軍ニ軍選手の入れ替え,新外国人選手の入団といった,最新データに基づくチーム/選手情報をインターネット経由でゲームに反映できる。データ提供の開始時期など詳細については,発売後に公式サイトでアナウンス予定とのことだ。

 動作環境は下に示したとおりで,価格は1万290円(税込)。冒頭でも述べたように,激変が相次ぎいま一つ先の読めない今年のプロ野球界だが,本作で各チームの先行きを占ってみるのも面白いだろう。(Guevarista)

「戦略プロ野球2005〜改革元年〜」
発売予定:2005年5月27日
価格:1万290円(税込)
動作環境:Windows 98/Me/2000/XP,PentiumIII/500MHz以上(1GHz以上推奨),メモリ 128MB以上(256MB以上推奨),HDD空き容量 600MB以上,1024×768ドット・16ビットカラー(High Color)以上の表示環境,DirectX 9.0以降

 →公式サイトは「こちら」

(C)2005 SystemSoft Alpha Corporation


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http://www.4gamer.net/news/history/2005.04/20050418174237detail.html