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「世界樹の迷宮X LIVE」をレポート。歴代シリーズ作品や最新作の楽曲が多数演奏され,“現時点での集大成”と言えるライブに
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印刷2018/10/25 12:00

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「世界樹の迷宮X LIVE」をレポート。歴代シリーズ作品や最新作の楽曲が多数演奏され,“現時点での集大成”と言えるライブに

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 アトラスのRPG「世界樹の迷宮」シリーズの楽曲を演奏する音楽ライブ「世界樹の迷宮X LIVE」が,2018年10月19日に東京のライブホール「新宿 ReNY」にて行われた。

 2013年7月の「世界樹の迷宮LIVE 2013」,2016年11月の「世界樹の迷宮LIVE 2016」,2017年8月「世界樹の迷宮 10th Anniversary LIVE」に続く4回目のライブとなった今回のテーマは,そのタイトル名にあるとおり,“シリーズ集大成”となる最新作「世界樹の迷宮X」(以下,世界樹X)。演奏を担当するのはおなじみSQ F.O.E bandだ。本稿でそのレポートをお届けしよう。

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物販コーナーには,アレンジアルバムを含むシリーズ作品のサウンドトラックCDが多数販売されていた。作品数は相当なものとなる世界樹シリーズなだけに,物販に並ぶアルバムの数々からもその歴史の深さを感じられた
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「世界樹の迷宮X LIVE」公式サイト


 歴代シリーズ作品のすべてが“クロスオーバー”した世界樹Xは,システムや職業,迷宮はもちろん,その楽曲もシリーズ作品のアレンジ楽曲が多数使用されている。それもあって,今回のライブも“現時点での集大成”と言える内容となっていた。
 開幕を告げたのは,通常戦闘曲の中でもとくに高い人気を誇る,「世界樹の迷宮IV 伝承の巨神」(以下,世界樹IV)の「戦場 疾風」と,「世界樹の迷宮II 諸王の聖杯」(以下,世界樹II)/「新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士」(以下,新・世界樹2)の「戦場 初陣」だ。会場に集まった“ボウケンシャー”には,謎の木の実に爆殺されたり,入国試験中に3匹のモグラに叩きのめされたりした日々を懐かしみながら演奏を楽しんだという人も多かったことだろう。
 続けて世界樹Xのダンジョン探索曲「迷宮 四方ノ霊堂」を皮切りに,通常戦闘曲「戦場 高揚」,ボスバトル曲「戦乱 屠られしもの」が連続して演奏された。いずれもライブ初披露となる楽曲だったが,どちらもバンドでの生演奏向きな曲調ということもあり,臨場感あるものとなっていた。

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 ここでMCの磯村知美さんがステージに登場。SQ F.O.E bandのバンドマスターにして,世界樹Xを含むシリーズ楽曲のアレンジなどに携わる上倉紀行氏とともに,今回のライブに関する裏話を語るMCが始まった。
 世界樹Xはまだサウンドトラックが発売されていないため,観客は今回のライブで初めて曲名を知ることになったのだが,上倉氏によると,なんとSQ F.O.E bandのメンバーもライブ前まで曲名を知らされていなかったのだという。
 なお,世界樹Xのサウンドトラックの発売は未定とのこと。曲名が明かされたということは,今後なんらかのアクションはあると思われるので,公式Twitterなどをチェックしつつ動向を待とう。

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 MC明けの演奏では,ゲストとしてシリーズの音楽制作を担当する古代祐三氏がキーボードで参加。「戦場 初陣」から「戦乱 剣を掲げ誇りを胸に」,そして「街景 夕闇が包みし海の都」「迷宮I 垂水ノ樹海」と,4曲連続で「世界樹の迷宮III 星海の来訪者」(以下,世界樹III)の楽曲が演奏された。
 古代氏が奏でる美しい旋律はもとより,ライトアップも世界樹IIIのコンセプトカラーである美しい青色に。ライブ会場は海都アーモ・ロードへと姿を変えた。

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 それに続くのは,「戦場 その鮮血は敵か汝か」(世界樹III)と「戦場 一重向こう側の死」(世界樹IV),そして「戦場 そして,蛮勇は血に沈む」(世界樹X)という“FOE”戦闘曲が,畳みかけるように3曲連続で披露された。会場に集まったボウケンシャーは,FOEの楽曲特有の地を這うような重低音に心を震わせ,樹海に散った数々の思い出が駆け巡ったことだろう。

 非常に辛く,そして楽しい気持ちにさせてくれる(?)FOEとの“連戦”を追えたところで,古代氏を迎えたトークコーナーが行われた。
 主に世界樹Xの楽曲について語られた同コーナーにて,古代氏は「シリーズの楽曲は,世界樹IVからだいぶ豪華な感じになりました。世界樹Xではその音を受け継ぐより,少し違うことをやろうと思ったんです」「具体的には,もっとライブで演奏しやすい,ロックバンド調の感じにしようという点ですね」とコメント。こういったライブイベントが増えたことが,楽曲制作にも影響を与えているそうだ。

 また,世界樹IIIのアレンジアルバム“スーパー・アレンジ・バージョン”からシリーズの楽曲アレンジに携わっている上倉氏に対し,古代氏は「(世界樹Xでは)スーパー・アレンジ・バージョン的な感じで」と,“たいへんざっくり”なオーダーを出したという。上倉氏はこのときを振り返り「『分かりました』と言いながら,半分は何を言っているのか分かっていませんでした」と話し,会場の笑いを誘った。

古代氏いわく,世界樹XのFOE戦「戦場 そして,蛮勇は血に沈む」は,シューティングゲーム(主に横シューティング)の楽曲をイメージしているそうだ
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 そんなトークを挟んでの休憩明けは,数ある楽曲の中でも珍しい和風テイストの「迷宮IV 桜ノ立橋」(世界樹II/新・世界樹2)や,その階層名を見た瞬間に多くのアトラスファンが震えた(?)「迷宮V 遺都シンジュク」(「世界樹の迷宮」以下,世界樹/「新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女」以下,新・世界樹)などのダンジョン探索曲からスタート。後半の階層の曲が流れると,だんだんと緊張感が増し,気が引き締まってくるのを感じられる。

 続けて「鉄華 討ち果て朽ち果て」(新・世界樹)の演奏が始まり,走り抜けるようにライブは後半戦へ。ライブ初披露となった新・世界樹2の楽曲「戦乱 そこにある死の影」,世界樹Xの「戦場 死が分かつ十字路」の2曲がそれに続く。

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 MCを挟んでからはラストスパートだ。最後の“戦い”は,世界樹Xで疾走感あふれるアレンジへと生まれ変わった「戦乱 その忌むべき名を呼べ」(世界樹III)から,熱いギターソロが光る「戦場 己が信念を杖に」(世界樹IV)へと展開していく。そして,フィニッシュを飾るのは「戦場 明日を掴むは死闘の先」世界樹の迷宮V 長き神話の果て)だ。ここでSQ F.O.E bandのメンバーは,次々にステージ前に躍り出て演奏し,会場は大盛り上がりとなった。

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 ボウケンシャーたちの力強いアンコールに応えて帰ってきたSQ F.O.E bandは,ここで世界樹Xのとある重要なバトルで流れる「戦乱 生きとし生けるものの黄昏」を披露。さらに熱狂冷めやらぬファンに向け,アンコールのラスト定番曲となった「戦乱 吹き荒ぶ熱風の果て」(世界樹IV)が演奏され,アンコールという名の“裏迷宮”も攻略完了。ライブは終幕となった。

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 さまざまなシリーズ作品の楽曲が楽しめた今回のライブは,懐かしさや喜びなどの感情とともに,自身がゲームをプレイする中で紡いできた物語の一節やさまざまな情景が頭に浮かんだ。
 世界樹Xで集大成を迎えた世界樹シリーズだが,あくまで“ニンテンドーDS及び3DS向けタイトルとしては”である。シリーズが続く限り,今後のライブ開催も期待できるだろう。ぜひボウケンシャー達には,これまでの作品を繰り返しプレイし,自分の中に“世界樹の物語”を蓄えてほしい。

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■出演者(敬称略)
ゲスト:古代祐三(Keyboard)
MC:磯村知美
演奏:SQ F.O.E band
   上倉紀行(Keyboard&E.Guitar)
   藤田淳之介(Sax)
   テイセナ(Violin)
   宮﨑大介(Guitar)
   中西道彦(Bass)
   白川玄大(Drums)
   岡島俊治(Manipulator)

■世界樹の迷宮X LIVE セットリスト
演奏順 シリーズ作品名 曲名
M01 世界樹IV 戦場 疾風
M02 世界樹II/新・世界樹2 戦場 初陣
M03 世界樹X 迷宮 四方ノ霊堂
M04 世界樹X 戦場 高揚
M05 世界樹X 戦乱 屠られしもの
M06 世界樹III 戦場 初陣
M07 世界樹III 戦乱 剣を掲げ誇りを胸に
M08 世界樹III 街景 夕闇が包みし海の都
M09 世界樹III 迷宮I 垂水ノ樹海
M10 世界樹III 戦場 その鮮血は敵か汝か
M11 世界樹IV 戦場 一重向こう側の死
M12 世界樹X 戦場 そして、蛮勇は血に沈む
M13 世界樹II/新・世界樹2 迷宮IV 桜ノ立橋
M14 世界樹/新・世界樹 迷宮V 遺都シンジュク
M15 世界樹/新・世界樹 鉄華 討ち果て朽ち果て
M16 新・世界樹2 戦乱 そこにある死の影
M17 世界樹X 戦場 死が分かつ十字路
M18 世界樹III 戦乱 その忌むべき名を呼べ
M19 世界樹IV 戦場 己が信念を杖に
M20 世界樹V 戦場 明日を掴むは死闘の先
EC1 世界樹X 戦乱 生きとし生けるものの黄昏
EC2 世界樹IV 戦乱 吹き荒ぶ熱風の果て

「世界樹の迷宮X」公式サイト

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    世界樹の迷宮X

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