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ディライトワークスが業界関係者向けのボードゲーム交流会を開催。塩川洋介氏やカナイセイジ氏が登場した第1回の模様をレポート
社員間の交流や連携強化を目的として,ディライトワークスが2018年4月に新設したボードゲームカフェ。そこに業界関係者を招待し,ボードゲームをプレイしながら社内外のネットワークを広げ,新しい刺激を得る場をとすることが,「DELiGHTWORKS ボードゲームパーティー」の目的だ。今後も定期的に開催が予定されている。
約50名が参加した今回は,当日が「13日の金曜日」ということにちなみ,ホラーがテーマのボードゲームが13個提供される「わくわくホラーナイト」となった。
プレイの前には,ディライトワークスの執行役員クリエイティブオフィサーの塩川洋介氏と,カナイ製作所代表でアナログゲームデザイナーのカナイセイジ氏が,来場者に向けて挨拶を兼ねた対談を行った。
塩川氏は「ボードゲームを通じて,さまざまな業界に携わる皆さんが楽しく交流できる場を作っていきたい」ということから,このイベントの開催を企画したという。イベントは毎回何かしらのテーマを決めて,月1回のペースで行っていくとのことだ。
現在ディライトワークスが開発中のボードゲーム「Fate/Grand Order Duel -collection figure-」のフィギュアやカードも披露された。FGOのプレイヤーならすんなり入っていけるゲームデザインで,発売のあかつきには,このパーティーでの大会も行いたいそうだ。
カナイ氏によると,こうしたボードゲーム交流会は,ゲーム業界各社で行われているという。氏も仲間内では公民館を借りるなどしてがっつりプレイを楽しんでいるとか。ちなみに最近一番盛り上がったのは「テラフォーミング・マーズ」で,約4時間がっつり楽しんだそうだ。
今回用意されたボードゲームの中でカナイ氏がオススメしたのは「ハコオンナ」。洋館に閉じ込められた人達が,箱の中に閉じ込められて死んだ女の怨霊に追いかけられるというホラーゲームで,進行中に積んでいくチップが崩れるとハコオンナが館の中を移動するという,恐怖を物理的な緊張感で演出している点を評価していた。
そしてもう一つ挙げた「Dead of Winter」は,ゾンビをテーマにしたアメリカ製の正統派なホラーゲーム。ゾンビアポカリプスが起こった世界を舞台に,生存者が迫るゾンビを追い返していくという,海外ドラマをそのままゲームにしたような内容だ。
トークはここで終了し,塩川氏とカナイ氏も加わって交流会がスタート。来場者はおのおの好みのゲームを手に取って着席。各テーブルでは,ボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」のスタッフがゲームの解説やゲームマスターを担当し,来場者は説明書を読むこともなくゲームを楽しんでいた。
次回は2018年8月3日に開催されるとのこと。この試みが業界の活性化につながることに期待したい。
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