業界動向
ネクソングループ,「玩具とゲームの連動」の独自技術を持つ英国企業・PlayFusionと提携
![]() |
![]() |
PlayFusionは,PCオンラインゲーム会社・Jagex Games Studioの元マネジメントチームが2015年に設立した会社だ。手がけるのはAR(拡張現実)やIoT(Internet of Things,大雑把にいえばインターネットとモノを接続すること)で,「玩具とゲームの連動」を得意としている。PlayFusionは,同社が提供するその体験を「Connected Play(連動体験)」と呼んでいる。「PlayFusionの技術を活用して読み取った実在のキャラクターフィギュアやカードを,ネクソンのゲーム内と連動させる」というのが,今回の提携で両社が目指すところのようだ。
玩具とゲームを連動させて遊ぶ「トイズ・トゥ・ライフ(Toys-to-life)」の市場規模は2015年時点で3400億円,そして2018年までには約1兆円規模への成長が見込まれているという。まずは,両社による具体的なプロジェクトの内容が出てくるのを待ちたい。
ネクソンのコーポレートサイト
PlayFusionのWebサイト(英語)
ネクソングループ、連動体験が可能な
プラットフォームを提供する
PlayFusionと戦略的パートナーシップを締結
ゲームの仮想世界と現実世界を結びつける
PlayFusion独自の技術により、
斬新かつ魅力的なユーザー体験を実現
オンラインゲーム配信事業を行う株式会社ネクソン(本社:東京都中央区、代表取締役社長:Owen Mahoney/オーウェン・マホニー、東証:3659、以下 ネクソン)は、連結子会社であるNEXON Korea Corporation(所在地:韓国京畿道城南市、代表取締役社長:朴 智援/パク・ジウォン)が、PlayFusion Limited(所在地:英国ケンブリッジャー州、CEO兼共同設立者:Mark Gerhard、以下 PlayFusion)と戦略的パートナーシップを締結したことをお知らせ致します。本提携を通じて両社は、現実世界のキャラクターパッケージや付属品等を活用し、プレイヤーがゲーム内の仮想キャラクターや世界感をより深く楽しめる機会の創出を目指してまいります。
PlayFusionは、英国のPCオンラインゲーム会社であるJagex Games Studioの元マネジメントチームにより2015年に設立され、AR(拡張現実)やIoT(Internet of Things)技術を利用し、玩具とゲームを連動させて遊ぶ「トイズ・トゥ・ライフ(Toys-to-life)」のゲームを手掛ける革新的な企業です。「トイズ・トゥ・ライフ」市場の2015年における市場規模は約3,400億円となっており、さらに2018年までには約1兆円に成長することが見込まれています(注)。
PlayFusionは、仮想と現実世界の新たな相互連携を通じて、より深いユーザーエンゲージメントの構築を可能にする「Connected Play(連動体験)」を提供しています。両社は本提携を通じて、PlayFusionの技術を活用して読み取った実在のキャラクターフィギュアやカードをゲーム内と連動させ、それらがゲーム体験の一部となるような差別化されたゲーム体験の提供を、目指してまいります。
(注)
https://techcrunch.com/2016/02/15/the-serious-business-of-play/
為替レートの前提1ドル=114.41円(2017年2月15日)
今回のパートナーシップ締結に際し、ネクソンの代表取締役社長であるオーウェン・マホニーは、次のように述べております。「本提携が、より迫力溢れる面白いゲームの提供に寄与することを、期待しております。キャラクターフィギュアや付属品等のゲーム連動を可能にしたPlayFusionのノウハウと、ゲームの創出及び長期成長というネクソンの強みを掛け合わせることにより、プレイヤーの皆様へ、より魅力的で深みのあるゲーム体験をお届けできるよう、努力してまいります。」
また、PlayFusionのCEO兼共同設立者であるMark Gerhard氏は、次のように述べております。「複数の異なるプラットフォームを融合させることによる価値及び可能性を理解し、かつグローバル市場で信頼を得ている大手オンラインゲーム会社であるネクソンと、この度協業できることを非常に光栄に思います。
我々は、映画、テレビ、出版物、玩具、ゲーム、その他一般消費者向けの製品といった既存業界の垣根を超えて連携させることにより、パートナーとともに密なユーザーエンゲージメントの構築を目指しています。
今後ネクソンとともに、相互連動したエンターテインメントの未来を創り上げてまいります。」
なお、ネクソンとPlayFusionによる今後のプロジェクトに関しては、詳細が決定次第、発表致します。
■株式会社ネクソン
http://company.nexon.co.jp/
ネクソンは、韓国ソウルに設立され、2005年に日本へ本社を移転、2011年12月に東京証券取引所第一部に上場致しました。創業以来、良質なオンラインゲーム、モバイルゲーム及びソーシャルゲームを制作・開発、配信してまいりました。代表的なゲームタイトルである『メイプルストーリー』、『アラド戦記』、『カウンターストライクオンライン』、『マビノギ』及び『サドンアタック』といったネクソンが提供する豊富なゲームタイトルは、より幅広いジャンル、多様なユーザー層及び世界中の潜在的ユーザーへ訴求しております。現在では、100を超えるゲームタイトルを配信し、アジア・北米・南米・欧州を初めとする190を超える国と地域にてサービスを展開しております。
■PlayFusion Limited
http://PlayFusion.com/#PlayFusion(※英語のみ)
PlayFusionは、英国及び米国にスタジオを有する、従業員所有型の独立したゲーム及び技術開発会社であり、複数の異なるプラットフォームを連動させた遊びの未来を開拓しています。PlayFusionが有する技術は、ゲーム開発会社、玩具メーカー、その他のコンテンツ及びブランドの所有者向けに、ゲーム、ロボット
工学、玩具、さらには複数の異なるプラットフォームやチャネルを融合させた「トランスメディアエンターテインメント」を、相互連携させる役割を果たしています。直近では、玩具の独占権を有する株式会社タカラトミーから発売予定の玩具及びトレーディングカードと共に、2017年内にサービス開始を予定している、オリジナルの新規IP(知的財産)を題材にしたゲーム『Lightseekers』を発表しました。新作『Lightseekers』に導入されているPlayFusionの技術は、「New York Toy Fair」において、オンラインメディアTechliciousが主催し、優れた技術を使用した玩具に与えられる「Best in Show」を受賞致しました。
- この記事のURL:


















