［PR］PlayStation Storeでも利用可能になったデジタルウォレット「ペイパル（PayPal）」。ゲーマーが決済に利用すべき2つの理由とは

ペイパルが使えるところは，このマークが目印になる

　既報のとおり，2015年9月1日より，PlayStation Storeにおけるコンテンツおよびサービス利用時の決済に，「ペイパル（PayPal）」が利用できるようになった。
　ペイパルはデジタルウォレットと呼ばれる，安全性と利便性を兼ね備えたネット決済・モバイル決済手段である。今回4Gamerでは，そうしたペイパルの魅力やゲーマーにとってのメリットなどを，ペイパル 東京支店の杉江知彦氏に聞いてみた。

デジタルウォレット“ペイパル”が世界中で利用される2つの理由

　ゲーマーなら，ペイパルという単語を聞いたことがある人は少なくないだろう。ただ，漠然と「海外でよく使われている，クレジットカード番号を入れずに買い物ができるサービス」といった認識をしている人が多いのではないだろうか。最初にペイパルとはなんなのかをあらためて紹介しておこう。
　ペイパルは17年にわたって利用されている決済手段サービスで，ユーザーは世界203か国で1億6900万人以上にのぼる。

　ユーザーが多い理由の1つは，なんと言っても「利便性の高さ」である。ペイパルは，アカウントを作成しクレジットカードや住所情報を登録すれば，全世界1000万以上のオンラインショップ にて，ペイパルのIDとパスワードを入力するだけで決済が完了し，サービスを受けたりショッピングができたりするのだ。
　つまり複数のサイトやショップごとにカード番号を入力・登録する必要がないため，決済時にいちいちクレジットカードを取り出す手間が省けるというわけである。

　「とくにゲームの場合，モバイル端末の小さな画面や，あるいはコンシューマ機のコントローラで数字を入力するのは面倒ですよね。そういった場合にペイパルを利用していただけば，スムーズな決済ができます」（杉江氏）

　加えて言えば，複数のクレジットカードやデビットカードなどもまとめて扱えるため，旅行や大きな買い物をした直後でもあわてなくてすむ。クレジットカードを，よりうまく活用するためのサービスでもあるのだ。


　ペイパルのユーザーが多いもう1つの理由は「安心・安全」──すなわちセキュリティの品質が高いことにある。
　まずペイパルでは，提携サイトなどにクレジットカード情報を共有しない。したがって，仮にショッピングサイトがハッキングされても，ペイパルユーザーならクレジットカード情報の漏洩を心配する必要はない。

　そしてペイパルを介したすべての取引は，不正を検知する監視システムによってモニタリングされている。取引は，まず不正検知アルゴリズムで不正の有無を見極められ，そこで判断がつかないものに関しては2000人体制の専門チームによってさらに検証がなされる。

　「もともとペイパルは，モバイル端末上の金銭取引に特化したサービスとしてスタートし，現在に至っています。その技術とノウハウを投入し，業界最高水準のセキュリティシステムを誇っています」（杉江氏）

　ペイパルについては，世界最大のオークションサイト「e-bay」の決済システムだったという認識の人はいるかもしれない。しかし，そのさらに前身はPalm Pilotの時代に作られたモバイル用の，ある意味時代を先取りしすぎた頑強なセキュリティを持つ決済システムだったのだ。現在に至っても世界最高水準の安全な取引システムが維持されている。


　また，万が一，ペイパルを介して不正な取引が行われ，ユーザーが損害を被った場合には，一定の条件のもとにその被害額を返金する「買い手保護制度」も用意されている。

　「ペイパルでは，電話によるご相談の窓口を年中無休で用意しています。たとえば年末年始の休暇に海外のゲームを遊ぼうとしてなにかトラブルが発生したという場合であっても，オペレーターが日本語できちんと対応します」（杉江氏）

　つまり、クレジットカードをそのまま使うよりも、ペイパルに登録して利用することで、カード番号をプライベートにしながらもカードの利便性と、さらなる安全性を手にいれることができるのだ。

今後ますます広がっていくペイパル活用の場。PSユーザー向けのキャンペーンも実施中

　ゲーマーがペイパルを利用するメリットとしては，やはりゲーム関連のオンライン決済における利便性の高さが挙げられるだろう。今回提携したPS Storeはもちろん，インディゲームプラットフォームのPLAYISM，あるいはSteamや海外のゲーム通販サイトといったように，利用できる場面は少なくない。それこそ「クレジットカードの情報を入力するのは，ちょっと不安……」と，ぱっと見で躊躇するようなサイトであっても，ペイパルを使えるのであれば上記のとおり安心・安全が保証される。

　さらにゲームそのものではなくとも，ニコニコ動画やHulu、9月から日本上陸したNetflixといった関連ジャンルのサービス，あるいはFacebookやDropbox，Skypeといったよく使うサービスの決済においても，ペイパルは利用できる。

ペイパルが使用可能なオンラインサービス一覧

　日本でのペイパル展開が行われて数年になるが，こういったデジタルウォレットとゲームの親和性が高いという判断から，ペイパルはここにきてあらためてゲーム分野への展開に力を入れているのだという。PlayStation Storeに続いて，DMMでの決済が可能になるなど急速に対応を広げている。今後，さらにいくつかの大手ゲームプラットフォームがペイパルを使った決済に対応する予定とのことだ。

　「海外のゲームに詳しいゲーマーの皆さんであれば，Steamなどでペイパルのロゴを見たことがあったり，あるいは実際にペイパルのサービスを利用したりしているかもしれません。いろいろ話を聞いてみると，『ペイパルと書かれた黄色いボタンをクリックしたらアカウント登録に移行して，気がついたら利用していた』というケースも意外と多いようです。
　そこで私達は，あらためてゲーマーの皆さんに安心・安全をはじめとするペイパルのメリットをアピールしようと，PS Storeなどのゲームプラットフォームとの取り組みを強化しているというわけです。今後の発表にも，ぜひご期待ください」（杉江氏）

　また，杉江氏によれば，スマートフォンの普及に伴って，ペイパルのようなデジタルウォレットの利用率が世界中で高まりつつあるとのこと。ペイパルのモバイル端末を使った決済率も急激に伸びており，2010年は1％にも満たなかったが，2014年度には20％となり，2015年度第1四半期には3割に達しているという。この流れを受け，杉江氏は今後5年のうちにモバイル端末によるオンライン決済や購入が一般的になるのではないかとの見解を述べる。

　「北米のペイパルでは，ワンタッチ決済サービスを開始しています。これはユーザーを認識するのに，IDではなくモバイルデバイスそのもので判断するというものです。たとえば，手持ちのスマートフォンでPS Storeの決済を一度行うと，次回以降，同じスマートフォンを使ってSteamなどで決済するときにはIDやパスワードを入力する必要がなくなるなど，さらに利便性が高まるわけです。これはもはやログインというよりも，アクティベーションに近い仕組みと言えますが，今後ペイパルではこのサービスを利用できる国を増やしていくほか，モバイル端末によるネット決済を加速させるような施策を展開していく予定です」（杉江氏）


　杉江氏の発言にあるように，そのメリットの多さから，今後さらに利用の場が増えていくと予想されるデジタルウォレット。その中でもペイパルは，アカウント開設費，年会費，利用手数料がすべて無料（ただし海外への支払いでは，為替手数料などが別途必要になることもある）となっており，ユーザーの負担はゼロだ。普段，ゲームの決済にクレジットカードをメインに使っている人であれば，デメリットはほぼゼロで利便性とセキュリティを追加できる。


　そして現在，PS Storeにおけるペイパルの導入を記念し，「おトクにチャージ！ ペイパルで1,000円GET キャンペーン」が9月30日まで展開されている。このキャンペーンは，期間中にペイパルを使ってPS Storeのウォレットに1回5000円分以上チャージすると特典が得られるという内容で，特典その1は先着1万名に1000円分の割引がなされる──たとえば5000円分チャージした場合は，ユーザーへの請求が4000円になる──というもの。特典その2では，抽選で10名にPlayStation 4本体がプレゼントされる。

　これから年末年始に掛けて注目のゲームタイトルが目白押しとなる中，PlayStationユーザーなら，このキャンペーンからペイパルの利用を始めない手はない。

ペイパル公式サイト