Ontario Technology Corridor，GDCに出展しゲーム産業の誘致をアピール

オンタリオ州，ビデオゲーム産業の誘致を強力に推進
配信元	トークス	配信日	2013/04/08

＜以下，メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています＞

オンタリオ州の「Ontario Technology Corridor」は、3月末に米国サンフランシスコで開催され「Game Developers Conference 2013」に出展し、オンタリオ州にビデオゲームの開発拠点を置くメリットなど、オンタリオ州への進出を強力にアピールしました。
「Ontario Technology Corridor」は、同州のさらなる経済発展を目的にした、民間企業・公的団体で構成される組織です。
ウェブサイト：http://www.ontariotechcorridor.ca/

■カナダのゲーム産業について
カナダのゲーム業界団体Entertainment Software Association of Canada (ESAC)によると、カナダのゲーム産業の従事者数は1.6万人、市場規模は約17億カナダドルで、日本・米国に次ぐ第3位の規模となっています。

■オンタリオ州のゲーム産業について
その中で、オンタリオ州のビデオゲーム業界は、関連企業の集積度、業界の勢いといった観点で、カナダ各州の中でトップレベルのゲーム産業として急成長中です。同州に拠点を置く代表的グローバルのゲーム企業としては、CAPCOM、Tecmo-Koei、zyngaがあります。現在の従事者数は2,600人、成長率は21％となっています。

昨年秋には、オンタリオ州政府の積極的な誘致により、仏のUbisoftは、既存の拠点に加え、新たに最先端のパフォーマンス キャプチャー スタジオをトロントに開設しました。

また、ごく最近の事例では、この3月、子供向けアプリを提供するスウェーデンのToca Boca社 http://tocaboca.com/ が、オンタリオ州に進出しました。同社は、トロント拠点の10人規模のゲーム開発ベンチャー zinc Roe社を買収し「Sago Sago studio」というグローバルな指令機能を持つ新スタジオを開設しました。

買収により、Toca Bocaの親会社Bonnier ABは、Ontario Technology Corridorを経由して、カナダ市場に初めて参入することになります。Ontario Technology Corridorは、トロント大都市圏、オタワ地域、ウォータールー地域、ロンドン市といったGoogleやElectronic Arts、Gameloft、Arkadiumを含むグローバルのゲーム企業が事業を拡大させている地域が該当します。

グローバル企業を誘引する理由として、オンタリオ州政府経済開発省、同州政府研究革新省、カナダ連邦政府外務国際貿易省などの政府機関が提供する、各種の税制優遇制度があります。また、多言語・多文化の環境と専門教育を受けた優秀な人材は、製品のグローバル展開を図りたい企業にとって最適です。

■オンタリオ州のゲーム産業概要（日本語）
http://www.sse.gov.on.ca/medt/investinontario/
Documents/Japanese/jp_digitalgaming2pager.pdf