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ディー・エヌ・エーがキュレーションプラットフォーム事業の新構想発表会を開催。2015年内に,10種類のジャンルでサービス展開へ
ディー・エヌ・エーグループでは,これまで住まい・インテリアの「iemo(イエモ)」,女性向けファッションの「MERY(メリー)」,レシピ・食卓の「CAFY(カフィ)」という3つの特化型キュレーションプラットフォームを運営してきた。
今回の発表会に先駆け,同社は旅行情報に特化した「Find Travel(ファインドトラベル)」を2015年2月に子会社化している。それに加えて,男性ファッションに特化した「JOOY(ジョーイ)」のサービスを本日(4月6日)から,妊娠・出産・子育てに特化した「cuta(キュータ)」のサービスを6月から開始することが明らかにされた。
発表会のプレゼンテーションに登壇したディー・エヌ・エー代表取締役社長兼CEOの守安 功氏は,同社の強みと2014年9月に買収したiemoおよびMERYの運営会社の強みを掛け合わせることでサービスが順調に成長しているとし,今後もM&Aを含むスタートアップとの協業を積極的に検討していくと語った。
また,ディー・エヌ・エー執行役員キュレーション企画統括部長 / iemo代表取締役CEOの村田マリ氏は,キュレーションプラットフォーム事業拡大プロジェクト「DeNA Palette」を紹介。それによると同プロジェクトには4つのフェーズがあるという。
まず第1フェーズは,iemo/MERY/CAFYにて衣食住それぞれに特化したジャンルの読み物を提供し,現在展開中の第2フェーズでは扱うジャンルを増やしていく。
続く第3フェーズでは,集まったユーザーに向けてネイティブアドやアドネットワークといった形の広告を提供しメディア化を図る。そして最終段階となる第4フェーズでは,現実でのビジネスマッチングを行い,たとえば掲載記事からユーザーが気に入った商品を購入できるような仕組みを構築していくとのことである。
このプロジェクトでは,2015年内にディー・エヌ・エーのキュレーションプラットフォームを合計10サービスに拡大する予定。またキュレーションプラットフォーム事業全体の月間ユーザー数は,今後数年間で5000万人を目指すという。
村田氏は,同プロジェクトについて,急成長するキュレーションプラットフォーム事業でスピード感のある大きな展開を目指したいとし,プレゼンを締めくくった。
「DeNA Palette」公式サイト
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