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映画「地獄の黙示録」がついにゲームに。ベトナム戦争の現実を描く「Apocalypse Now - The Game」のクラウドファンディングキャンペーンがスタート
Kickstarter「Apocalypse Now - The Game」キャンペーンページ
ベトナム戦争を題材にしたフランシス・フォード・コッポラ監督の映画「地獄の黙示録」(1979年。原題「Apocalypse Now」)は,反逆の罪に問われた元グリーンベレーのカーツ大佐の暗殺という任務を命じられたウィラード大尉が,戦乱と狂気に覆われたベトナム奥地に進んでいくという内容で,その年のアカデミー賞には8部門でノミネートされ,うち2部門で受賞した。現在でも,「アメリカ映画ベスト100」といったリストには必ず登場する名作として知られている。
コッポラ監督の許可を受けたばかりでなく,同監督が監修として参加するという「Apocalypse Now - The Game」は,映画と同様,ベトナム戦争の現実に正面から向き合うことに重点が置かれており,ほかの「ベトナムものゲーム」のようなFPSではなく,サバイバルホラーとして開発が行われるとのこと。また,ゲームではモラルに関わるさまざまな選択を行っていかなければならず,何が正しいのか,次第に曖昧になっていくなど,ストーリーにも力が入っているようだ。
本作の開発は,Obsidian Entertainmentで「Wasteland 2」などのプロデューサーとして活躍していたモンゴメリー・マークランド(Montgomery Markland)氏と,デザインディレクターのジョシュ・ソウヤー(Josh Sawyer)氏,さらに,「The Witcher」シリーズのディレクターの経験を持つローレンス・リバティ(Lawrence Liberty)氏,「Gears of War」や「Battlefield」シリーズの脚本に参加したロブ・オーテン(Rob Auten)氏といった,錚々たるベテラン勢が担当する。ゲームの完成予定時期は2020年10月と,かなり先のことだが,今後の展開を見守りたい。
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