「POSTAL 4: No Regerts」の最新パッチ「Tuesday Update」がリリース。新たなエリアやミッションが登場

　Running with Scissorsは，2019年10月にアーリーアクセス版が公開されたFPS「POSTAL 4: No Regerts」の最新パッチとなる「Tuesday Update」の配信を北米時間の2020年8月19日に開始した。

「POSTAL 4: No Regerts」公式サイト

　1997年にリリースされた初代「Postal」は，マーチングバンドに火炎瓶を投げつけるといった過激な暴力描写が議会で取り上げられるなど，社会的な問題となった作品だ。同じデベロッパによるシリーズ第4弾「POSTAL 4: No Regerts」は，2005年にリリースされた「Postal 2」の直接の続編として，オープンワールドで描かれたアリゾナ州の町イーデンスンタウンを舞台に主人公ポスタル・デュードが愛犬のチャンプと共に暴力に満ちた1週間を過ごしていく。


　新たに「火曜日」が追加される今回のアップデートでは，イーデンスンタウンが国境を越えて発展しているために2つの文化が入り交じる「Border Land」と，観光客目当てに作られたらしきアウトレットやショッピングモールが並ぶ「Retail」，そして，西部劇風の「Ghost Town」という3つのエリアが登場している。さらに，メキシカンギャングから仕事をもらって不法移民の手助けをするといった5つのミッションが追加されており，巨大な人間パチンコで国境越えを手助けしたり，Sensitive Hipsters（傷つきやすいカッコつけ，というような意味）というグループを相手にカラースプレーを使った勢力争いを繰り広げたりなど，相変わらずのくだらない雑用案件が満載のようだ。


　このほか，サウンドの改良や新たな武器の追加，さらにNPCが遠方から発砲しなくなったり，敵が特定の場所でスタックしなくなるといった修正やバグフィックスが施されているとのこと。今回の「Tuesday Update」は，バージョンで言えばまだ「0.2.0.0」ということで，完成までにはかなりの時間がかかりそうな雰囲気だが，GOG.comとSteamでは現在，20％オフのセールも行われているので，気になる人はチェックしよう。