プレイレポート
小学生も夢中になる仕掛けが満載! ネイティブ発音をパズルで学ぶ,学研の英語アプリ「アルファベットストーンズ」を親子でプレイしてみた
アルストは,パズルゲームを楽しみながら英語の発音を学べるという英語アプリだ。「子供たちが英語を使うことが楽しくなること」がウリのアプリということで,9歳の小学生と共に本作をプレイしてみた感想を,本稿でお届けしよう。
「アルファベットストーンズ」公式サイト
「アルファベットストーンズ」ダウンロードページ
遊びながら自然に英語の発音が耳に入ってくる
ゲームの舞台は,動物たちが住む王国「アルファベットランド」。このマップからステージを選び,各ステージのお題である単語のアルファベットを,時間内につないで消していくというパズル形式でゲームを進めていくことになる。5ステージごとに難所としてボスが待ち構えているが,子供向けに作られているため,シンプルに攻略できる。
前半ステージで完成させる英単語は3〜5文字で,動物や食べ物,日常にあるものなど,身近で親しみやすい言葉が採用されている。
実は,このアルファベットの書かれたストーンに,アルストならではの仕掛けが隠されている。ストーンに触れるごとにAなら「エイ」という風に,ネイティブの発音が鳴るのだ。
正しいアルファベットを消すと,今度は単語が鳴る。たとえば「CAT」なら,「C」「A」「T」のそれぞれのストーンをつなげて消すごとに,各アルファベットと「CAT」の両方の音を聞ける。つまり,1ステージごとに,単語を数回,そしてアルファベットの音を何回も繰り返し聞く仕様になっているというわけだ。
アルストは,英語圏の小学校などでも読み方を覚えるのに使われている「フォニックス」という,英語の音とつづりを学ぶ方法を採用している。
さらにステージをクリアすると最後に「はつおんチャンス」があり,5秒間内に単語を発音すると,クリアのポイントが多くもらえるようになっている。単語はゲーム中に何度も聞いているので,英語を知らない子供でも自然に発音ができるというわけだ。
ノンストレスで遊べるパズルゲーム
パズルのゲームシステムは,非常にシンプルで分かりやすい。ルールはただ1つ。同じアルファベットを3文字以上つなげて消していくだけ。単語の順番どおりに消さなくてもよいし,さらには単語に入っていないアルファベットを消してもオーケーだ。間違えてもペナルティがなく,少量のポイントも手に入る。
ゲームとしてはかなりゆるいが,子供がプレイしてストレスなく楽しめるように,徹底して配慮されている。この仕様のため,たとえば幼児がとにかくストーンを消しまくっても,わりとクリアできる仕組みだ。
ステージをクリアすると鍵がもらえ,悪者につかまっていた“まちびと”や“せんし”などを1人ずつ助け出せる。なお,クリアしてもらったポイントは,「アイテム生成」モードで,アイテムを作成可能だ。これらのキャラクターやアイテムは,とくにゲーム内で特殊な効果があるというわけではないが,カードとして図鑑に登録されていくので,コレクションとして増やしていく目標となり,収集の楽しさがある。
デジタルネイティブの小学生も夢中になった!
今回は,筆者の息子である9歳の小学3年生男子にもプレイしてもらった。現在,小学校では1年生から英語に親しむ時間が設けられていることもあり,英語に対してはまったく抵抗がなく,むしろ興味津々だ。
ゲームは手慣れたもので,すぐにアルファベットを消すことに夢中になっていた。アルファベットはひととおり覚えているので,単語とストーンを見比べながら,順にアルファベットを消していく。ステージクリア後に「はつおんチャンス」では,初回こそとまどったものの,ポイントがもらえると知り,2ステージ目からは積極的に発音していた。
さらに慣れていくと,ストーンをできるだけ多く消したいという欲求にとらわれ,いかに1度で大量に消すかを工夫し始めた。アルストでは,ストーン同士がちょっと離れていてもつなげて消せる仕様のため,3個では飽き足らず,できるだけ数多く消せる挑戦をしていた。
最初は間違っているアルファベットを避けていたが,その後,間違えてもペナルティがないということに気づき,不要なアルファペットを消して,できるだけつないでいくという工夫も始めるようになった。すでにさまざまなゲームで遊んでいる子なので,ゲームに物足りなさを感じるのではないかと思ったが,そんな心配はまったく無用だった様子。夢中になって,どんどんステージを進めていた。
保護者画面で進捗をチェック
アルストには,子供向けアプリには必須の保護者用画面も用意されている。タイトルから進んでいくと,これまでの進捗や理解度などを確認可能だ。ここを見て子供の進み具合をほめてあげると,頑張る意欲が増していきそうだった。
ただし,プレイ制限や時間設定はないため,無限にプレイできる点は注意したい。どれだけの時間プレイするかは,親がきちんと管理しておく必要がありそうだ。
アルストは,学研プラスと,知育アプリを多数手がけるキッズスターが共同で開発を行ったタイトルだ。2020年から実施される「次期学習指導要領」にも対応した英単語600語を,6段階のレベルに分けたエリアで学んでいく。現在は100語分にあたる,エリア1の100ステージが無料でプレイできる。
エリア2以降は,2018年3月以降から順次追加されていく予定だ。
ダウンロードさえすればオフラインの環境でも楽しめ,パズルと英単語練習のみに特化したシンプルなメニューなので,小さな子供にも安心してプレイさせられる印象だ。自宅の空き時間などに英語に親しむのには最適の英語アプリだと思われる。
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