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DMM.com,「DMM GAMES カンファレンス 2017」で2016年度の業務実績や今後のリリースタイトルやプラットフォーム戦略などを発表
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印刷2017/09/01 18:51

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DMM.com,「DMM GAMES カンファレンス 2017」で2016年度の業務実績や今後のリリースタイトルやプラットフォーム戦略などを発表

 DMM.comは2017年8月31日,東京都内で「DMM GAMES カンファレンス 2017」を開催した。このカンファレンスでは,2016年度のサービス状況やプラットフォーム動向,そして今後の展開が,パートナー各社やメディアに向けて説明され,後半には,DMM GAMESを通じてサービスを提供しているデベロッパによる,パネルディスカッションも催された。本稿では,その発表内容や,デベロッパ3社によるパネルディスカッションの模様をレポートしよう。

カンファレンスの開始に際して挨拶を行ったDMM GAMES代表の片岸憲一氏

2016年度のサービス概要についてDMM GAMES 経営企画室長 上島尚久氏が発表

 最初に発表されたのは,DMM GAMESの登録会員数で,2017年2月の時点で1821万人になるという。デバイスの重複を含めての数値とのことだが,前年の1520万人から約300万人増加している。会員のデバイス内訳を見ると,PCもスマホも純増していることが分かる。

デスティニーチャイルド For DMM
デスティニーチャイルド For DMM

 続いて会員数の男女比が公開されたが,ほぼ8:2とやはり男性が多い。しかし,直近の数年を見ると「刀剣乱舞-ONLINE-」や「文豪とアルケミスト」といった女性をターゲットとしたタイトルのリリースを背景に,女性ユーザーが徐々に増えているそうだ。一方,男女の年代比は20代が約50%で30代が30%と,男女でほぼ同じ比率を示しているのが面白い。

デスティニーチャイルド For DMM
デスティニーチャイルド For DMM

 売り上げは右肩上がりで推移しており,デバイス別には,PCもスマホも純増している。また,一般ゲームとR18ゲーム別に見ると,一般ゲームの売り上げ比率が直近2年間で上昇している。これには,大型タイトルの獲得や,ファースト/セカンドパーティの売り上げが寄与しているとのことだ。

 次に企画営業本部 本部長の林 研一氏から,タイトルリリース状況が発表された。

DMM GAMES 企画営業本部 本部長 林 研一氏

 デバイス別のリリース本数では,PCブラウザタイトルが増えているのに比べて,スマホ用のブラウザタイトル数が減少しているようだ。その分,DMM GAMESストアのタイトル,つまりスマホアプリが増えている。

デスティニーチャイルド For DMM

 リリースされているタイトルのジャンル区分も発表されたが,DMM GAMESでは音ゲーやスポーツ,箱庭系シミュレーション,女性向けタイトルなどが少なく手薄になっているという。

デスティニーチャイルド For DMM

 ここで「神姫Project」を例として,マルチデバイス事業展開例が紹介された。
 神姫ProjectはPCブラウザ版のリリースに始まり,DMM GAMESでのマルチデバイス展開のあと,2017年4月にApp Store/Google Playでリリースされた。その結果,グラフを見ても分かるとおり既存のプラットフォーム向けの売り上げが減ることはなく,アプリ版の売り上げがそのまま乗っかる形になっている。このことから,DMMプラットフォームのユーザーと,アプリ版のユーザーは被らず,完全に別であると捉えているという。
 これを踏まえてDMM GAMESでは今後,スマホアプリのPC版配信に力を入れていくとのこと。また,それぞれのプラットフォームでデータのリンクを行うことで,休眠ユーザーの掘り起こしも可能なのではないかとした。

デスティニーチャイルド For DMM
デスティニーチャイルド For DMM

 また林氏は,スマホアプリをPCブラウザで展開する際に,技術や知見がないというデベロッパもいると話し,DMM.comがそういった技術を持つ外部デベロッパを紹介できると述べた。

 最後に林氏は,ここ数年の代表的なタイトルを振り返りつつ,今後リリース予定のタイトルを発表した。



※以下,画面はすべて開発中のもの。仕様は予告なく変更される場合がある。

●「デスティニーチャイルド for DMM

スマホアプリとPCブラウザでデータ連携が可能。東京ゲームショウ2017(TGS 2017)に出展予定

・関連記事:「デスティニーチャイルド」のPC版はDMM GAMESで配信へ。スマホ版とのデータ連携に対応予定,東京ゲームショウ2017では試遊出展も

デスティニーチャイルド For DMM

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●「陰陽師

スマホアプリとPCブラウザでデータ連携が可能。TGS 2017に展示予定

デスティニーチャイルド For DMM
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●「真・戦艦帝国

PCブラウザでリリース予定

デスティニーチャイルド For DMM
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●「テラバトル2

PCブラウザ,スマホアプリを同時リリース予定。TGS 2017に出展予定

デスティニーチャイルド For DMM

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●「結城友奈は勇者である 花結いのきらめき

スマホアプリとPCブラウザでデータ連携が可能。2017年秋リリース予定。TGS 2017に出展予定

関連記事:「結城友奈は勇者である 花結いのきらめき」ブラウザ版の事前登録受付がDMMでスタート。スマホ版とのデータ連動も可能に

デスティニーチャイルド For DMM デスティニーチャイルド For DMM
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●「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation

年内リリース予定。TGS 2017に出展予定


●「クラッシュ・オブ・キングス

スマホアプリとPCブラウザでデータ連携が可能。2017年秋リリース予定。TGS 2017に出展予定

デスティニーチャイルド For DMM デスティニーチャイルド For DMM デスティニーチャイルド For DMM

 これらのほかにも,まだまだリリースが控えているタイトルがあるとのことで,続報に期待したい。

 続いてDMM GAMES 執行役員の坂本 学氏から,プラットフォーム戦略への取り組みが発表された。

DMM GAMES 執行役員 坂本 学氏

 スマホアプリのPC展開が増えているが,それをスムーズに行う施策としてPCプラットフォームにAndroidエミュレータ機能を導入するという。これは,BlueStacksとタッグを組んで開発するもので,BlueStacksが開発するエミュレータの最新バージョンをカスタマイズして実装予定だという。
 これにより,DMM GAMESがサポートするスマホのネイティブアプリが,PCで実行できるようになる。パブリッシャはDMM GAMESへの認証や課金周りのシステムに対応するだけで,PCでの展開が可能になるとのこと。導入時期は,2017年11月を目指している。


 続いて,クラウドゲームについての取り組みが発表された。これはクラウドでアプリを実行させ,ブラウザ上でもプレイができるようするというもの。すでにパートナー企業と協議を進めている段階だという。

 以上のようにパブリッシャは今後,DMM GAMESでタイトルをリリースする際にブラウザ上で遊ぶ「HTML5」「クラウド」,DMM GAME PLAYERで遊ぶ「実行ファイル」「エミュレータ」という4つの選択肢から形式を選べるようになる。


 そのほか,デザインのリニューアルやダウンロード機能の強化を行ったDMM GAMES PLAYERのバージョン2を9月上旬にリリースする。今後,コミュニティ機能などを追加していく予定もあるとのこと。
 また,DMM GAMESではサービス/リリース前に,専門チームによるセキュリティ診断を必須としており,開発中でもセキュリティ面に懸念がある場合は相談を受けられるように調整しているという。さらに,スマホとPCブラウザのマルチデバイス展開のノウハウを始めとした,技術的な導入支援などに応える準備も整っているので,気軽に相談してほしいとのことだった。


 最後に多言語対応についての説明が行われた。現在,英語圏向けには「Nutaku」,中国語圏には「Samurai-games」が運営としてサポートしている。発表されたのは,国内向けプラットフォームに対しての多言語対応で,第一弾としてPCブラウザ向けに,英語と中国語への対応を11月に予定しているという。その後は,スマホ向けのプラットフォームへの対応や,ほかの言語の追加,決済手段の拡大などを順次進めていくと述べ,カンファレンスを締めくくった。



マルチデバイス展開のメリットとデメリットは? デベロッパ3社がパネルディスカッション


 カンファレンスの後は,DMM GAMESにタイトルを提供している,あるいはこれから提供を予定しているデベロッパによるパネルディスカッションが行われた。ディスカッションに参加したのは,以下の3社だ。

テクロス 代表取締役 辻 拓也氏(以下,辻氏)。代表作:神姫Project
オルトプラス 執行役員ゲーム事業本部長 北村紀佳氏(以下,北村氏)。代表作:結城友奈は勇者である 花結いのきらめき
シリコンスタジオ 執行役員 河原典昭氏(以下,河原氏)。代表作:テラバトル2

 パネルディスカッションは「マルチデバイス展開について」をテーマに進められた。

 「実装方法のその選択理由」について辻氏は,神姫ProjectはPCブラウザ版とスマホブラウザ版をCocos-2dで開発。当時はスマホブラウザの勢いがあったが,アプリに勢いが出てきたこともあり,そちらへ展開することにしたという。アプリ版の開発は,9〜10か月ほどかかったそうだ。


 北村氏は,一番重視したのはコンバージョン(※顧客の獲得など)で,そこからUnity WebGLを選択したとのこと。河原氏は,自社でミドルウェアを制作,販売していることもあり,この使用を前提に開発することになったため,exe実行ファイルになったという。

 「マルチデバイス展開における開発」の話題で,開発におけるチームビルドについて辻氏は,スマホアプリ開発では外部の開発会社の力を借りたと述べた。リリース後も,一緒に開発を行っているとのことで,実質的に開発/運営チームが2つある状態だという。


北村氏
 北村氏は,自社にPCのノウハウを持つ開発者がいなかったため,DMMに紹介された外部の開発会社と共にPCブラウザ版の開発を進めているそうだ。こちらもスマホ版と,PCブラウザ版の担当者は別だという。

 一方で河原氏は,(テラバトル2を)日本語版,英語版,DMM版を同時リリース予定だが,DMM版の開発のためにとくに人を追加はしておらず,あえて1つのチームで開発しているという。そもそもテラバトル2は,大きなワールドマップのある,よりRPGらしいタイトルに仕上がっているため,当初からPC版の開発も視野に入れていたとのことだ。

 「開発工数」について北村氏は,PC版のリリースを決めたのはスマホアプリのリリース前後で,開発には5か月ほどかかっていると述べた。ただ,PCブラウザへの展開をあまり想定していなかったため,通常よりも時間がかかっているのではないかとした。初めからPC展開を見越した設計をしておけば良かったと苦笑していたのが印象的だ。
 また,機能が追加されていくスマホ版のアップデート計画と,ローンチを控えたPCブラウザ版と内容に差が出そうになるので,その点で苦戦しているという。

辻氏
 辻氏は,App Store/Google Playは更新を2週間以上前に申請しなくてはいけないため,開発を進めながら運用も行って体制を整える必要があると話した。それを考えると,スマホからPCブラウザへ展開するよりも,PCブラウザからスマホに展開するほうが大変かもしれないとのことだ。ちなみに,神姫Projectは内製と外部含めて,50〜60人ぐらいで運用を行っているという。

 北村氏はデータ連携を行うのであれば,最初からPC版のリリースも視野に入れておくべきだとした。河原氏は特殊なケースであると前置きしながら,自社のトップ3がエンジニアということもあって,さほど問題は起きなかったと話す。PCでデバッグすることもあり,その延長線上にDMM版があったというのが,開発スタッフの感覚だという。


 「スマホからPC化へのメリット」について北村氏は,スマホアプリではシリアルコードの発行に大きな手間がかかるが,PCブラウザ版の事前登録ではそういったことがなく柔軟に対応できたことを挙げた。また,IPの露出面が増えることは,非常に大きなメリットで,デメリットはあまりないという印象だという。

河原氏
 河原氏が感じたメリットは,DMMのパワーを実感できたことだという。(テラバトル2の)事前登録で,最初に1万人を超えたのがDMMだったからだ。デメリットについてはとくにないようだったが,コンテンツの枯渇などは懸念しているという。
 それを解消するため,運営計画を明確に決め,毎週クエストを追加してプレイヤーの継続性を高めることを考えているとのこと。ゲームとプレイヤーとの接点を増やせることは,開発リソースの消費よりも大きなメリットではないかと話す。

 辻氏は,神姫ProjectがPCブラウザ版からスマホ版への移植で,順序が逆だと前置きしてから,現在はPCブラウザ,スマホブラウザ,DMM GAMES,App Store/Google Playとプラットフォームは多岐にわたると話す。ユーザーが重複するのではないかと考えていたが,そんなことはなく,それぞれのプラットフォームで継続してプレイしてくれているそうだ。
 多岐にわたる運営は手間がかかるので,そこはデメリットだが,それに見合うメリットがあると辻氏は話す。しかし,メインターゲットはあくまでPCブラウザであり,その軸がぶれないようにしなくてはならないと付け加えた。
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