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竹達彩奈さん,久保ユリカさんら女性声優陣がDOLLSの衣装で登壇!「プロジェクト東京ドールズ」発表会をレポート
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「プロジェクト東京ドールズ」ダウンロードページ
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アイドル×ダーク×アクションをコンセプトとした「プロジェクト東京ドールズ」は,人気急上昇中のアイドルグループであり,人々を食らう異形の生命体“ピグマリオン”と交戦する組織でもある,“DOLLS(ドールズ)”の活躍が描かれる美少女タップアクションRPGだ。人気女性声優を多数起用した本作では,メインストーリーをフルボイスで楽しめる。
また,アニメ制作会社「WIT STUDIO」と,スクウェア・エニックスの映像制作集団「ヴィジュアルワークス」によって手掛けられたアニメーションPVをはじめ,キャラクターボイスを豊富に収録した「アラームアプリ」(※無料配信中),キャラクターとストーリーにフォーカスしたコミカライズの公開など,配信前からさまざまなプロモーションが展開されていたのも印象的な作品だ。
「アイドルが異形のモンスターと戦う」などと聞くと,多少なりとも荒唐無稽なファンタジー臭をかぎとってしまうが,DOLLSには1つ重要な設定が存在する。それは彼女達が“1度死亡している”ことである。
塩見氏のいうところ,正確には死亡する直前に「死ぬか」「生きるか」を,明坂さん演じるDOLLSの管理役「斑目セツナ」に問われるとのことで,ここで生きることを選んだ少女は記憶と感情を失う代わりに,ドールとなって超常の力を得るのだという。
華やかさと残酷さの対比が気になってきたところで,続いては「歌って踊るアイドル」と「異形と戦う人形」が,どのように組み合わされているのかが説明された。
ドールとなった彼女達は戦闘のために,人々の感情のエネルギー「フィール」が必要になるのだという。そのため,自らがアイドルとなり,多くのファンからさまざまな感情を受け,それを力にして戦闘に赴くようだ。
表の舞台では芸能活動に励み,裏の舞台では人知れず戦うDOLLSのメンバー達。発表会開始前の声優陣の楽屋では「(歌って踊って戦ってがうまく循環している設定を指して)働きづめの社畜だ!」と盛り上がっていたとか,いないとか。
壇上では次に,バトルや特徴的なシステムなどゲーム面についての紹介が行われた。ドール達は戦闘時,それぞれが「ソード」「ガン」「ハンマー」のいずれかの武器を用いて,敵と戦っていく。
RPGとしての戦略は主に,敵と武器との属性相性や,衣装によって変化する「必殺技」,感情を爆発させる2人攻撃「エモーショナルバースト」の使用タイミング,そのほか状態異常などのバフ/デバフがバトルの要になるという。
また,本作は少女達のグラフィックスをはじめ,攻撃時のモーションや必殺技時のムービー演出など,ビジュアル面が全般的にリッチに仕上げられているのも大きな魅力だ。この点はPVを見たり,実際にゲームを遊んでみたりするとすぐにでも分かることだろう。
バトルで敵を倒すと,ゲーム内のリソースとしての4種類の「フィール」が手に入る。フィールはいわゆる経験値に相当するもので,これを少女に注入することで新たな能力やアバター,セリフなどに影響するクラスが開放されていく。
また「記憶の奪還」を行うと,ドールになった少女の記憶の一部を取り戻すことができる。しかし,記憶が戻ったところでハッピーな展開に一直線かというと,どうやらそういうわけでもなさそうで,壇上で上映されたとある少女の一場面は終始不穏な様子であった。
なお,本作はリリース時にメインストーリーの第1章(13話)が収録されるが,すでに第2章のボイス収録は終了しており,第3章の制作にも手を付け始めているという。今後の定期的なアップデートには十分期待していてもよさそうだ。
女性声優達が“殺戮人形”に!?
一通りのゲーム紹介が済んだところで,DOLLSを演じる女性声優7名が,メインビジュアルにも採用されている,黒を基調とした衣装“殺戮人形”をまとって姿を見せた。頭部の黒百合やそれぞれ細部が異なるデザイン,意匠の凝った胸部のオブジェが非常にきらびやかだ。
ここでのトークショーはいくつかのお題に沿って進行していったので,今回はその内のいくつかの発言を抜粋して紹介していこう。
まず「自分がDOLLSの一員になったことについて」を尋ねられた本渡さんは,数人のキャラクターのオーディションをとおして,自身がサクラ役に決まったとき,「やっぱり私はサクラだな!」と感じたという。これはサクラというキャラクターが,作中のDOLLSの活躍に憧れている少女であり,これから先輩達と同じ舞台に立つという境遇などが重なったからこその心境だったようだ。
また,話題がそれぞれのキャラクターについて移ったところ,久保さんはレイナが所属するDOLLSのチームBについて,「チームBのBは,ビューティフルのBです」と宣言した。これは今後,個人的に推していきたいワードであるのだとか。
今回の衣装について問われたとき,竹達さんの口から「この衣装は(ゲーム内で)どれだけガチャを回せば手に入るんですか?」と,キレキレの質問が塩見氏に投げかけられた。当然,一概には言えない様子の塩見氏であったが,「業界用語でいう“リセマラ”に耐えられるようサーバーを増強しておきます……」とコメントしていた。
石原さん「殺戮はしたくならないけど,着ていると気持ちがルンルンします」 |
久保さん「可愛らしさだけではない,毒々しさが印象的です」 |
竹達さん「“死”をテーマに着飾っているとは思ってなかった……」 |
続いての質問は,収録時の感想について。本作はプロジェクトの開始から数えると約2年ほどの歳月が経っているという。また,ゲーム本編のボイスやアラームアプリ,楽曲などの収録はその間,半年から1年もの時間をかけて行われてきたらしい。
鈴木さんは本作のテーマソングについて,歌詞の1番は楽しく明るいアイドル風だが,歌詞の2番はまるで違う楽曲かのように曲調が変わり,最後は希望で終わる,そんなDOLLSの二面性を表しているような構成になっていると語った。鈴木さんが口にした「ゲームをプレイするほど,重く響く歌になっています」とは,これからプレイヤーが実感していくことなのかもしれない。
なお,楽曲のレコーディングは現状で2曲分が済まされており,ゲームを先へ進めることで2曲めが聴けるようになるとのことだ。
レコーディングに関しては遠藤さんからも,自身の演じるヤマダについてのエピソードが述べられた。シオリやアヤといった可愛らしい名前が並ぶ中,1人だけ苗字風のヤマダという名称がつけられたこのヒロインは,“自分にはニッチな需要があると信じる”“頑張らないことに「頑張らなくてもいいんだ……」と共感してもらう”などと,一風変わった信条を持っている。
そしてヤマダがアイドルとして頑張るのかが思慮されたところ,遠藤さんのレコーディングは“ヤマダは歌うのか,歌わないのか”の議論から始まったらしい。その結果,口パクではないが,皆が心を込めて歌っている中,すごくやる気のない歌声をテーマソングに乗せたという。「よく聞くと,1人だけ下手くそな奴が混じってます」と言われると,思わずその部分を聞いてみたくなるから不思議だ。
ちなみに,収録中にあまりにも申し訳なくなった制作陣は1度,遠藤さんに本気で歌ってもらうパターンを試したというが,上手すぎてNGという不可思議なことになってしまったらしい。遠藤さんはこれを「人生で一番難しいレコーディングでした」とコメントしていたが,どうやらヤマダは“物につられて本気を出すタイプ”だというので,いずれキャストのポテンシャルを最大限に引き出す展開もあるかもしれない。
和やかな空気で進行した今回の発表会では,可愛らしいアイドルものかと思いきや,ヒロインが絶命するという衝撃のPVから幕を開けた,「プロジェクト東京ドールズ」の魅力が豊富に語られていた。本日はいよいよアプリの配信が開始されるので,興味を持った人はぜひともプレイしてみてほしい。
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