紹介記事
本日発売「三國志13 with パワーアップキット」はイベント編集機能が充実。身につまされそうな“青天の霹靂”イベントを考えてみた
本作では,「威名」をはじめとする新システムによって,武将プレイの幅が大きく広がっているのだが,地味ながらも見逃せないのがイベント編集機能の充実。発生条件や登場人物,セリフ,結果などを設定して,自分だけのイベントを作れる。
ただ,この手のイベントを自分で作ってみた人なら,「時間をかけた大作なのに,実際にゲームに入れてみると何かいまいち」と思ったことがあるかもしれない。まぁ,いつ何が起こるか分かっているのだから,そうなるのも仕方がないところではある。ストーリー性が強いイベントが好きなら,ほかのプレイヤーが作ったものを楽しむほうがいいだろう。
逆に言えば,発生条件や登場人物などを細かく指定しないイベントをいくつか入れれば,「いつ何が起こるか分からない」という感じになり,自分が作ったものでも楽しめるはず……ということで,武将プレイがより波瀾万丈になる,“リアルな”イベントをいくつか考えてみた。自分で作るときの参考にしてもらえれば幸いだ。
突然の死
本作に登場する武将には,三国志演義や正史に基づいた寿命が設定されていて,「武将編集」画面などで確認できる。たとえいちいち確認しなくても,ある程度三国志に詳しい人なら「そろそろかな」などと見当がつくだろう(戦死した人物などは,20年ほど寿命がプラスされる)。
だが,「自分はあと10年で死ぬから,それに合わせていろいろと予定を立てないと!」という人は今も昔もいないはず。三国志の時代であれば医療技術も未発達で,いっぱしの武将であれば暗殺の危機もあるなど,多くの人は今より強く「いつ死ぬか分からない不安」を感じていたはずだ。
であれば,ゲームでもそれを再現してみたい。ということで,主人公の突然死イベントを考えてみた。イベント編集の「結果」で「武将の死亡」を選び,指定武将に主人公を設定すればいい。暗殺される,食あたりで倒れてそのまま,転んで打ちどころが悪く……等々,死因はお好みで。
このイベントの悩みどころは発生確率だ。寿命前の突然死が頻繁にありすぎるのもおかしいし,何よりゲームに支障をきたすので,基本的には低くしたほうがいい。せっかく作ったイベントが見られないのは寂しいかもしれないが,このイベントは「起こらないこと」によって,プレイヤーを不安がらせることに意味がある。
個人的には,イベントの「発生契機」を「時節」,「月判定」を「1月以降」にして,「確率」を「2/10000」か「1/10000」にするのがいいかと思う。これだと月に1回判定が行われて,500か月(41年と8か月)経過するまでにイベントが発生する確率は順に9.5パーセント,4.8パーセントになる計算だ。
突然の追放
本作では,自身が仕える勢力が気に入らなければ,下野してどの勢力にも属さない在野の武将となれる。その一方で自分の意思に反して追放される,ということはあまりないようだ。
だが,何かヘマをすれば処罰があるだろうし,能力があっても,いやむしろ逆に能力があるからこそ,疎まれて追放ということもあるはず。場合によっては君主の虫の居所が悪いだけで「お前クビ!」ということも考えられる。
というわけで,強制追放イベントも考えてみた。
自分が君主だったり,どの勢力にも属していなかったりすれば追放されるはずがないので,発生条件に「主人公が君主でない」「主人公が在野でない」を設定したうえで,確率を調整しよう。
ストーリーとしては“濡れ衣を着せられる”あたりが王道だろうが,“「君にはもっと輝ける場所がある」みたいに一見綺麗な言葉で送り出される”というのも,社会人プレイヤーには響くものがあるかもしれない。何にせよお好みで。
突然死イベントと違い,発生したからゲームが終わることこそないものの,それまで勢力に尽くしてきたプレイヤーは,いきなり追放されたら路頭に迷うはず。
だが,追放された武将は何をしようが自由。別の勢力に仕えて復讐するのも,出戻りを夢見て過ごすのも,そのまま在野で名声を高めるのもありなので,“人生のリセット”を大いに楽しんでほしい。
突然の勢力吸収
本作のイベント編集機能では,勢力の滅亡だけでなく,吸収も再現できるので,“朝起きたら他勢力と一緒になっていた”というイベントを考えてみた。
筆者自身も,勤めていた会社の合併を経験したことがありますが,ああいうのって社員も公式発表で初めて知るんですよね……。
この勢力吸収イベントを作るには,少々手間がかかる。勢力の滅亡だと,「【登場人物1】(主人公)の勢力が【登場人物2】の勢力に滅ぼされる」といった設定が可能で,この場合登場人物2の身分設定を【君主】にしておけば,適当な君主が選ばれてイベントが進むのだが,勢力の吸収では勢力名の指定が必須だ。
なので,“何が起こるか分からない”という感じを出したいなら,「魏に吸収されるイベント」「蜀に吸収されるイベント」といった感じで,別々に作る必要がある。確率もイベントの数に合わせて調整しよう。
弱小勢力でプレイしているときに,このイベントが起こって大勢力に吸収されると“勝ち馬に乗った”居心地の悪さを感じるはず。そのまま中華統一を果たしても「試合に勝って勝負に負けた……」となるかもしれない。
それを嫌って下野するのもありだが,その場合,絆を結んだ同志や自分の配偶者,子供まで巻き込んで,危険にさらすことになる。果たしてそれでいいのか……などと感情移入して,存分に悩んでほしい。
という感じで3つのイベントを紹介したが,このほかにも「勢力の中心都市で頑張っているのに,地方の太守になる転勤辞令が」「君主の娘を紹介されて何だかプレッシャー」等々,さまざまなイベントが作れるはず。コンテストも行われているので,想像力を働かせて,自分だけのイベントを作ってみてほしい。
なお,こちらの記事でもお伝えしたように,本作では4Gamer提供のオリジナルイベント(制作はライターの徳岡正肇氏)が配信予定となっている。国内外の歴史に造詣が深い徳岡氏だけに,きっと本格派のイベントを作ってくれるはず……と思っていたら,徳岡氏からイベントのスクリーンショットが送られてきた。
これは……? 曹操と孔融が対峙しているが,曹操のセリフが妙に韻を踏んでいるのが気になる。イベントの全貌を確かめたい人は,ぜひ本作をプレイしながら,配信を待っていてほしい。
「三國志13 with パワーアップキット」公式サイト
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- 編集部:荒井陽介
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