オタク達のドタバタ青春ラブコメディ！　スマホ向けADV「おたのプリンセス！ 〜ゲー研とオタサーの姫〜」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第1150回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では，“ゲー研”に訪れた1人の女子部員を中心に物語が展開されるアドベンチャーゲーム「おたのプリンセス！ 〜ゲー研とオタサーの姫〜」（iOS / Android）を紹介する。

本作のダウンロードは無料。ゲーム中に広告が表示されるが，プレイに支障が出るレベルではない

「おたのプリンセス！ 〜ゲー研とオタサーの姫〜」ダウンロードページ

「おたのプリンセス！ 〜ゲー研とオタサーの姫〜」ダウンロードページ

　主人公は，女子への免疫がないオタク達が集う情報研究部，通称“ゲー研”の部長。初めての女子部員“ヒメコ”が加入し，最初こそ違和感を感じる男子部員だったが，少しずつ打ち解けていき，男子5人，女子1人の計6人でゲーム制作の夢に向かって邁進していく。しかし，ある日ヒメコがひとりの部員に取った行動を境に，男子達の関係性が変化していく……。

最初は冴えない容姿のヒメコだったが，物語とともに変貌を遂げていく

　本作では，主人公やヒメコ達の日常を綴る「ノベルパート」と，ゲームの制作を進める「開発パート」が交互に展開される。
　ノベルパートは基本的に物語を楽しむだけでOKだが，ときどき現れる選択肢を間違えるとすぐにバッドエンド（＝ゲームオーバー）になるので注意したい。開発パートは放置ゲーム的な仕組みで，画面下にある「タスク」を各部員にスワイプで割り当て，ゲームの完成を目指す。各部員のタスクは一定時間が経過すると消化され，それぞれに定められた「ノルマ」をこなすことでゲームが完成。次のストーリーが開放される。

主人公のデスクには「キーボード」と「エンターキー」が設置されており，キーボードを10回以上タップした状態でエンターキーを押すと，部員達のタスク消化を手助けできる

　部員達はタスク消化を繰り返すことでレベルアップし，タスクを抱えられる「キャパシティ」の上限が増加してタスク消化の効率が向上する。なお，「栄養ドリンク」を使ったり，まれに出現する動画広告を視聴したりすると「ゼッコーチョー」モードに突入し，タスクの消化速度を一気に上昇させることも可能だ。

「ゼッコーチョー」は，一気にタスクを消化して部員のレベルアップを狙うチャンスだ

　グイグイと引き込まれるストーリーが魅力的な本作。開発パートがいいアクセントになっており，プレイヤーの没入感を高めてくれる。ゲームオーバーになると一度クリアした開発モードを再度クリアしなければならないが，最初から「ゼッコーチョー」だったりノルマが低めに設定されていたりと，再プレイがあまり苦にならないのも嬉しい。青春系や学園系ラブコメが好きだという人には刺さる内容となっているので，ぜひとも遊んでみてほしい。

著者紹介：トリスター/目代将規
　ゲームやアニメの書籍企画，編集，シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや，一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”も好き。

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