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結のほえほえゲーム演説:第30回 「アイドルマスターシンデレラガールズ WEBラジオ『CINDERELLA PARTY!』公開録音でわっしょいお祭り騒ぎレポート\あ そーれ!/」
「アイドルマスター シンデレラガールズ」(以下,シンデレラガールズ)のWEBラジオ番組「CINDERELLA PARTY!」(以下,デレパ)の第4回公開録音イベント「〜わいわいつどえ!しょ〜ねんしょうじょ いやよいやよもすきのうち?〜」が,2017年2月19日に東京の山野ホールで開催されました。
「CINDERELLA PARTY!」とは,本田未央役の原 紗友里さんと多田李衣菜役の青木瑠璃子さんがパーソナリティを務めるWEBラジオ番組で,今回行われた4回めとなる公開録音イベントでは,ゲストに城ヶ崎美嘉役の佳村はるかさん,向井拓海役の原 優子さん,二宮飛鳥役の青木志貴さんが出演しました。
昨年(2016年)のライブ「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story」と,イベント「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5th Anniversary Party ニコ生SP」に続き,今回もいちプロデューサー視点でイベントレポートをお届けしたいと思います。
会場へ入ると,シンデレラガールズのおなじみの曲が流れていることに気付きます。これは,過去に私が訪れたシンデレラガールズ関連イベントでも同じでした。
が,しかし! なんと今回は「情熱ファンファンファーレ」や「あんきら狂想曲」の未公開フルバージョンが流れているではありませんか! 「あんきら狂想曲」では,未公開パートもコール&レスポンスが盛り盛り。5thライブで聴けることを願っています。曲のつなぎがベテランDJのように完璧だったことにも驚きました。「Romantic Now」→「DOKIDOKIリズム」→「LET'S GO HAPPY!!」の流れがとくに素晴らしく,莉嘉の「早く早くぅぅ〜……」から,凸レーション「Let's Go 凸レーション!」につながったときは,思わず拍手をしてしまいました。
会場アナウンスでは,原 優子さん演じる向井拓海が「気合は入ってるのか!」とプロデューサーを煽ります。「Orange Sapphire」(向井拓海&藤本里奈バージョン)が流れ,待ってましたと言わんばかりにオレンジ色のコンサートライトを振る会場のプロデューサー達。コールのタイミングが多い「Orange Sapphire」では,まだ始まってもいないのに,早くもお祭りらしさがあふれていました。
ここで,「でれぱ音頭」にのって出演者達が登場すると,突然のゆるい雰囲気に会場から笑い声が。ほかの出演者がTシャツの上に法被,そしてパーカーという格好の中,Tシャツと法被だけで登場した佳村はるかさん。さっそく,一人薄着であることをイジられます。スタイルの良さが際立っていましたね。
鉢巻きをリボンカチューシャ風にしたヘアアレンジもそれぞれ違っていて個性的です。原 優子さんのリボンが一番大きく,女の子らしかったので,向井拓海なら恥ずかしがるだろうと思わず,想像してしまいました。
「レッツパーティー!」の掛け声と共に,出演者全員でクラッカーを鳴らします。このとき,原 優子さんはバズーカのように肩に乗せていました。拓海っぽい。青木瑠璃子さんが担いでいるクラッカーは,インクが出てくるアレにしか見えませんでした。げふんごふん。
気を取り直して,最初の祝辞は,イベントのテーマである「お祭り」にかけた「自分だけの○○祭りを開催することはありますか?」という質問でした。これに対して青木志貴さんは,オンラインゲームのサービス開始時には三日間不眠不休でプレイするというエピソードを披露。青木瑠璃子さんも,ゲームハードやソフトの発売日には仕事が入らないことを願ってしまうと,共感していました。ゲーマーあるあるですね。
佳村はるかさんはご自身のお父さんの車に乗ったとき,お父さんが良いなと思ったアイマス曲を編集して流してくれるという微笑ましいエピソードを披露します。そんな愛情深いお父さんですが,別の声優さんの歌声を佳村さんと勘違いしていることがあるというオチに,会場は爆笑の渦に。
原 紗友里さん,青木瑠璃子さん,原 優子さん,青木志貴さんという2組の「原」「青木」コンビが揃った今日のイベント。イベント開始時やパンフレットでもイジられていたネタですが,ここで「佳村さんは原さんか青木さんのどちらになりたいか?」という,理解がやや難しい祝辞(おたより)が寄せられる展開に。原チーム,青木チームがアピール合戦をしていたはずが,いつの間にか,原 優子さんだけがバレンタインにチョコを持ってきたなどという女子力エピソードや,青木瑠璃子さんは今日ホワイトデーのお返しを二人きりのときにこっそりくれたといった,イケメンエピソードが次々に明らかになりました。
最初のゲームは「太鼓の名人」。「そうか,今コラボキャンペーン中だし。新曲入ったしね」と思ったら,達人じゃありませんでした。この「太鼓の名人」とは,楽曲を指示されたチームメンバーの一人が大太鼓でその曲を叩き,残りのメンバーが曲名を当てるというルールです。
先行は主宰者チーム。原 紗友里さんがバチを握り,会場に向かってポーズを決めます。これは期待出来そう……と思いきや,最初の「ミツボシ☆☆★」から大苦戦。1回だけ使えるヒント(プロデューサー達がその曲のコールを叫ぶ)のおかげで,なんとか正解に。しかしこのゲーム,一筋縄ではいきません。なんと,シンデレラガールズ以外の曲も出てくるんです。「ずいずいずっころばし」や「蛍の光」などを一生懸命に叩く原 紗友里さんでしたが,青木瑠璃子さんには残念ながら伝わらず。余談ですが,次の曲に行くたびに(原 紗友里さんが大太鼓を叩く前です)青木瑠璃子さんがとりあえず,「Twilight Sky」と即答する姿が完全に「クイズゲームで問題文が出る前にメタ読みで当てにくるゲーマー」そのもので,個人的にツボでした。特徴的なイントロをリズミカルに叩き,見事正解した「Yes! Party Time!!」と合わせて,主宰者チームは2問正解。
続いてゲストチームは,佳村さんが太鼓叩き役で,原 優子さんと青木志貴さんが解答を担当。「でれぱれ〜ど」が分からないゲストチームの横で「でれぱれ〜ど」の振りを踊る主宰者チーム。原 優子さんが「くるくるするやつでしょ!」と悩んでいましたが,残念ながら正解ならず。「どんぐりころころ」の演奏時も,主宰者チームはコロコロ転がっていたので(おそらくは,どんぐりが転がるのをイメージした動きでしょう)ゲストチームのヒントになっていたかどうかは謎です。佳村はるかさんの大太鼓のへりを叩くポイントが絶妙だったので,ぜひ本放送では注意して聴いてください。ということで「太鼓の名人」は,主宰者チームが勝利して,1ポイント獲得しました。
ゲストチームで誰が先頭になるかを決める際,佳村はるかさんが,威圧感があるほうが……と,原 優子さんをチラ見。原 優子さんが,ある程度,頭が良いほうが……と青木志貴さんをチラ見。かくして,青木志貴さんと佳村はるかさんが神輿を担ぐことになりました。そんな消極的だった原 優子さんですが,主宰者チームのターンでは,大きなうちわであおぐ妨害役を積極的に買って出ました。大きなうちわをを力いっぱいあおぐ原 優子さん。妨害作戦も見事成功し,めでたくゲストチームが勝利を収め,200ポイントを獲得しました。どういうバランスなんでしょうか。ともあれ,景品の巨大うまい棒を受け取ったとき,ゲストチームがうまい棒を胴上げしているのが微笑ましかったです(ちなみにこのあと,佳村はるかさんはうまい棒をずっと大事そうに抱えていました。はあ〜可愛い)。
さて,2月19日は幕張メッセで「ワンダーフェスティバル 2017冬」が行われており,そこでは「アイドルマスター シンデレラガールズ」ステージも開催されていました。どちらにも行きたくて悩んだプロデューサーも多いことでしょうけど,なんと,両会場の様子がその場で中継されることになりました! やったぁぁぁ!
中継カメラが,下手のステージ裏(この視点はまさにプロデューサー視点)からステージ上に移動していきます。島村卯月役の大橋彩香さん,一ノ瀬志希役の藍原ことみさん,宮本フレデリカ役の髙野麻美さん,諸星きらり役の松嵜 麗さんがカメラを覗きこむようにして映り,会場のプロデューサーは大興奮です。ワンダーフェスティバルの客席もぎっしりとプロデューサーで埋められているのが見えます。そんな中「重大発表いっちゃいますか〜」とマイペースなテンションで大橋彩香さんが切り出します。
中継が終わると,ライブ衣装のワンフェス組と法被&Tシャツのデレパ組を比べた佳村はるかさんが,向こう,キラキラしててシンデレラっぽかったね……とこぼす場面も(笑)。編集点を作るために,原 紗友里さんが「以上!シンデレラガールズからのお知らせでした」と,ビシッと決めたあと,無言でだら〜んと脱力ポーズになるお茶目なシーンに会場から笑い声が。公開録音ならではのサービスシーンですね。
さて,トークパートの終了後,ライブパートがスタートします。
2曲めは,フルが初披露になる「でれぱ音頭」。デレパの主宰二人が担当した作詞は,気楽で和やかな番組の魅力がギュッと詰まっています。演歌のようにこぶしを入れて歌う原 紗友里さん,その気合の入りっぷりに会場から歓声があがります。そして,初めて聴く曲でも当たり前のようにコールを入れるプロデューサー。この一体感の素晴らしさよ。
3曲めは,佳村はるかさんの「NUDIE☆」。法被Tシャツからライブ衣装に着替え,先程までの雰囲気からガラリと一変します。サビの歌声がのびる部分で,初めてライブ中の声の加工に挑戦したそうです。
続いて4曲めは,原 優子さんによる「純情Midnight伝説」。通常は5人(ユニット「炎陣」)で歌っている曲を,なんとソロで歌った原 優子さん。間奏もずっと客席のプロデューサーを煽る! 煽る! 煽り続ける! 休憩するスキをまったく作らない全力パフォーマンスを目の当りにしたプロデューサー達は,「こちらも全力を出さずにはいられない!」とばかりに声を張り上げ,コンサートライトを振ります。全力過ぎて,そのまま倒れてしまいそうな危うさも兼ね備えているのは,まさに向井拓海です。支えるように燃え上がるプロデューサーと原 優子さんが背中合わせで共闘しているようでした。「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(以下,デレステ)でもおなじみ,ハンドマイクを使ったあの振り付けが特徴的な,きわどいラインを攻め抜く場面は,あまりの色っぽさについ声をあげてしまいました。
5曲めは青木志貴さんの「共鳴世界の存在論」でした。デレステの月末限定で登場したばかりの「SSR二宮飛鳥」と同じ,青いエクステを付けている青木志貴さん。歌声は昨年の4thライブより落ち着いていたように感じ,落ちサビの前にマイクスタンドをぐるんと回す大胆なパフォーマンスとのコントラストが印象的でした。
最後はもちろん,全員で「お願い!シンデレラ」です。5人なのでソロパートが多くて新鮮でしたが,とくに原 優子さん,青木志貴さんがそれぞれ属性の印象が強めだったので,キュート不在の面白さがより出ていたと思います。
余談ですが,このイベント開催日,2月19日は私の誕生日の前日だったので,幸せな気持ちのまま,この記事を書きながら誕生日を迎えました。また長文を書いてしまった私ですが,5thライブには全通するつもりで応募していると言い残して去りますかね。結のほえほえゲーム演説が,結のプロデューサー演説になる日も近い?
最近プレイしているゲーム(2017/2/25)
PlayStation 4:「NieR:Automata」
PlayStation 4:「蒼き革命のヴァルキュリア」
PlayStation 4:「GOD WARS 〜時をこえて〜」(体験版)
PlayStation Vita:「レイジングループ」
ニンテンドー3DS:「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!」
iOS:「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」
iOS:「ファイアーエムブレム ヒーローズ」
■■結(女優・タレント)■■
女優・タレントとしてフリーランスで活動中。国内映画祭にて主演女優賞を多数受賞。幼少期からのゲーム好きが高じ,数多くのゲーム番組でMCを務め,イトキチ(糸吉)の愛称で親しまれている。もっぱらひとりカラオケでアイマスの曲を歌っているが,全国ツアーに向けてプロデューサーの友達を作りたいらしい。
公式サイト:http://yui-monogatari.com/
公式Twitter:https://twitter.com/xxxjyururixxx
ニコニコチャンネル「結チャンネル」:http://ch.nicovideo.jp/yuichannel
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