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  • ネクソン
  • 発売日:2019/04/10
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
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印刷2019/03/30 12:00

プレイレポート

スマホでメイプル! 仲間とゆる〜くワイワイ楽しめる「メイプルストーリーM」のプレイレポート

 メイプルやメイポといった略称で知られる,PCオンラインゲーム「メイプルストーリー」のスマホ版として,ネクソンから2019年春に「メイプルストーリーM」iOS / Android。以下,メイプルM)がリリースされる。

 2003年に正式サービスが開始されたPC版以来,数多くのプレイヤーを魅了してきたオンラインアクションRPGが,スマートフォンではどのような体験をさせてくれるのか。今回は本作のプレイレポートをお届けしよう。

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「メイプルストーリーM」公式サイト



メイプルの魅力はそのままに


 約16年もの長期サービスを経ているPC版とあって,少しでも遊んだことのある人なら,何かしらの楽しい(あるいはほろ苦い)思い出を持っているであろうメイプルだが,独特なピクセルデザインの雰囲気はそのまま,かつグラフィックスはしっかりと高品質化が図られているのが,今回紹介するメイプルMだ。
 本作の特徴は,原作の雰囲気を損なうことなく,スマートフォンでも遊びやすいようにチューニングされているところ。老若男女を問わず,初めてメイプルを遊ぶ人でも「どういうところが16年もの間,支持されてきたのか」を快適に体験できるだろう。余談だが,現在もオフラインイベントでは10代のプレイヤーの姿が途切れていないとのことだ。

メイプルらしく,オシャレにもこだわれる。お気に入りのキャラクターで冒険に旅立とう
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■オートバトル搭載で遊び続けやすい設計に


 メイプルの代名詞とも言うべき,横スクロールアクションは健在だ。プレイヤーはフィールド上を走り回ったり,段差をジャンプや梯子の上り下りで乗り越えたりしつつ,群がる敵をド派手なエフェクトのスキルで殲滅していく。画面狭しとポップアップする無数のダメージ表示なども,原作のイメージどおりであった。
 昨今の美麗な3Dグラフィックスで目が肥えている人には,レトロな印象のゲームに見えるかもしれない。しかし,実際に遊んでみると,敵味方を交えた独特なわちゃわちゃ感が心地よく,気づけばハマっていることだろう。「隣にいる友人となんとなく遊んでみた」そんな気持ちで遊びはじめた人を捉えて逃がさないから,16年もサービスが続けられているのだ。

原作ファンの期待を裏切らないバトルシステム
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 操作方法は画面全体が操作対象の「バーチャルパッド」と,操作キーを画面内に固定して表示する「固定パッド」が選べて,移動・攻撃・ジャンプ・スキル・アイテムなどのアイコンをタップするだけの簡単操作だ。ある程度ショートカットキーを駆使しなければならなかったPC版よりも,操作しやすい構造と言える。
 それでもアイコンの多さには面食らうかもしれない。オンラインゲームらしい画面に慣れていない人ほど,画面の情報量に戸惑いそうだ。アクション性の高いゲームであるため,すべてマニュアルで操作しようとすると少しばかり忙しなくなることもある。

スキルアイコンのレイアウトは自分で決められる
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 そんな操作の大変さを緩和すべく,メイプルMには「自動戦闘機能」が導入されている。これを使うと,移動や段差の上り下り,攻撃やスキルの使用が自動操作になる。そのうえ,ペットを使用するとHP減少時にポーションで自動回復してくれる。自動戦闘時の判断精度も優れているので,AIにヤキモキすることもなく,画面を見ているだけでも楽しめるくらいだ。
 個人的に当初は「メイプルにオートバトルは合わないのでは」と考えていたが,操作する指とアイコン群に画面を占有されることなく,スマートフォンいっぱいに広がる風景を見られるのは中々に魅力的だった。スマホゲームならではのプレイフィールを考えると,今後は“見て楽しむメイプルM”といったハンズフリーな遊び方も悪くなさそうだ。

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 ちなみにテストプレイでは,自動戦闘は「毎日2時間まで無料」となっており,専用アイテムを使うことで利用時間を増やせた。ストレスいらずの自動狩りだが,制限がほどほどに設けられていることで,ゲームへの興味も持続しやすかった。
 しかし,今回はテスト環境での試遊だったので,オートで放置しているプレイヤー同士が狩場で集まるとどうなるのかは分からなかった。メイプルにおいて“いかに美味しい狩場を見つけてコソっと狩るか”は,効率的にもコミュニケーション的にもゲームの喜怒哀楽が生まれやすいポイントだからだ。とはいえ,状況がどう転んでも「あるある。これがメイプルなんだよなあ」と思えそうなのは,すでに期待してしまっている証拠か。

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■LVUPメインのシンプルなキャラクター育成


 ゲームの基本的な流れは,自身の分身となるキャラクターを作成し,クエストや野良狩りを中心に経験値を稼いで,自キャラをどんどん強化していくことだ。

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種族「冒険者」の5ジョブ
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種族「シグナス」の5ジョブ
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 挑戦可能なクエストはすべてオート操作に対応しており,目的地への移動から,敵との戦闘まで自動でこなしてくれる。クエスト進行時に適用される自動戦闘は,前述した1日2時間の無料時間には含まれないので,ゲーム進行で引っかかることはない。単純な敵の強弱で詰まるまで,クエストはさくさくクリアしていくといい。
 なお,クエストクリアで進行する物語は,メイプルMのオリジナルストーリーとなる。世界観の設定やコミカルな台詞回しなど,PC版の雰囲気はいっさい崩れていないので,人によっては懐かしく感じつつも,新鮮な気持ちで遊べるはずだ。

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 キャラクターの育成については,LVUPがメインのシンプルな作りで,LVUP時に入手できる「SP(スキルポイント)」を好きなスキルに割り振っていくだけだ。
 ビルドによって戦略がいろいろと分かれていくものの,初心者であればそれほど気にせず進めてしまっても構わない。まずはどんなことができるのかを覚えていき,後々になってから特殊なアイテムでSPを振り直すほうがスムーズに遊べるだろう。

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 ほかにも定番の「装備強化」や,メイプルMのオリジナル要素「ジュエル装備」といったものもあるが,このあたりはやり込みの部類と言える。ゲーム序盤はとにかく経験値を稼ぎながら,なるべく強そうな武具の獲得を目的としていれば問題はなかった。

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 補足として,キャラクターの見た目は装備品によってきちんと変化する。「能力は高いけど,見た目がちょっと……」なんてときは,実際の装備とは別に設定できる外見装備を駆使して,自分好みの見た目をカスタマイズしてしまおう。


■1人よりも仲間と一緒に遊んで楽しさ倍増


 メイプルを遊んだことがない人が最も知っておくべきは,本作が「パーティプレイやチャットを通じて,ほかの人と一緒に遊ぶのが抜群に楽しいタイトル」であることだ。
 ひと目で分かるアバターの存在や,コミュニケーションの直感的なやりやすさ,画面内のわちゃわちゃとしている情報も含めて,他者と楽しみを共有しやすい。おそらく,メイプルMの目指す姿も“仲間とゆる〜くワイワイ楽しむ”ことだと思われる。

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 メイプルMは基本的に,スマートフォンを横持ちでプレイするが,実は縦向きでも遊べる。さらに縦向きには2バージョンが存在し,チャット欄を大きめにとってゲーム画面を小さくするメッセージアプリ感覚のものと,チャットは半透明になるが画面全体を使えるものが選べる。いずれもゲームの開発中,横画面でのチャットのし辛さを克服するために搭載されたものだという。
 これにより,気の合う仲間と横持ちでダンジョンを攻略し,自動戦闘の片手間でチャットを楽しむ。そういうプレイスタイルがメイプルMの持ち味になりそうだ。なお,スマホ版とPC版との連携についてはデータ共有こそできないが,なんらかの相互連動機能を予定しているとのことだ。

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 原作の膨大な世界観を,スマホで再現しようとしているメイプルMだが,PC版をそのまま移植するのではなく,ファンの期待を裏切らない最適化を目指しつつも,往年のPCオンラインゲームらしさが維持されている。長年人気のIPだからこそ,プレイヤーの大きな期待に応えなければならない。そんなメッセージが短い体験ながらも感じられた。
 かわいいキャラクターを操り,気の赴くままに冒険する。古き良き面影を保ったまま,世界観と魅力を移植する試みはひとまず成功している。楽しみでしょうがない現役プレイヤーはもちろん,当時が懐かしいと感じたファンも,不思議な魅力を覚えた初めての人も,手軽にどこでも遊べるこの時代にこそ,本作をぜひ1度プレイしてみてほしい。

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