連載
“剪定”が攻略のカギを握るユニークなパズルゲーム。スマホアプリ「Prune」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第970回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,“木を育てる”ことを題材にしたスマートフォンアプリ「Prune」(iOS / Android)を紹介しよう。最近では日本のみならず,海外にも広まっている盆栽の要素が取り入れられた作品だ。ミニマルなグラフィックスや,作品を彩るアンビエントミュージックにも注目してほしい。
「Prune」公式サイト
「Prune」ダウンロードページ
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本作は,剪定作業を行いつつ木を生長させて,花を満開にできればステージクリアというユニークなルールが光る作品だ。
ステージ内には光に照らされた地面があり,ここを起点に上方向や左右にフリックすると木が生えてくる。ただし,木の生長はしばらくすると止まってしまうため,“剪定”を行わなければならない。余計な枝の上でフリックすると剪定作業ができ,枝を切り落とした分だけ木が生長していく仕組みだ。
序盤は木を生やすだけでクリアできてしまうが,ステージが進むにつれてさまざまなギミックが登場するようになる。接触すると枝が折れてしまう“真っ黒な円”,木を特定方向にしならせる“強風”,触れた部分から赤くなり,最終的には木の生長を止める“真っ赤な円”などがあり,どのように対応すればいいか頭を悩ませることになるはずだ。
これらの仕掛けは,ゲーム内で説明がないため戸惑うかもしれないが,何度も挑戦して,どのように対応すればいいかを確認していこう。ちなみに,木が上手く生長しなかった場合は,根元をフリックして切り倒すと再挑戦できる。
本作は,美しいグラフィックスとセンスの良いBGMの相性が抜群で,一種のアート作品のような感覚で楽しめる。
スクリーンショットを見て,いわゆる“雰囲気ゲー”のようなイメージを抱く人もいるかもしれないが,ゲームのキモとなるパズル性はなかなか奥が深く,やり応え十分だ。価格はちょっと高めだが,パズルゲームが好きな人は購入を検討してみるといいだろう。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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(C) 2015 Joel McDonald
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