注目作「一血卍傑-ONLINE-」の事前登録は6月末開始，サービスインは7月末に決定！　新作発表会レポート

　Rejetは，2016年2月6日，東京都港区のニコファーレにおいて，同社とDMM.com OVERRIDEが贈るブラウザゲーム「一血卍傑-ONLINE-」の発表会を開催した。

　これはRejetの新作発表会2016「CHANGE」の中で行われたもので，Rejetの代表取締役社長である岩崎大介氏と，DMM.com OVERRIDEの代表取締役社長の梨木勇介氏が登壇し，事前登録が6末月，サービスインが7月末になることや，ゲームの最新情報を発表した。

DMM.com OVERRIDEの代表取締役社長の梨木勇介氏（写真左）と，Rejetの代表取締役社長である岩崎大介氏（写真右）

　「一血卍傑」は「いっちばんけつ」と読む。一つの血が万の英傑を生むとの意だそうだ。
　ゲームの舞台は，千年の封が解かれ、黒舟(クロフネ)によって襲来した悪霊により危機に瀕した八百万界（ヤヲロズカイ）。プレイヤーは，神々・妖怪・英雄に「一血卍傑」の秘儀を施し，血を混ぜた新たな子孫を残すことにより，悪霊へ立ち向かっていく。


　本作は，ジャンルとしては和風伝奇シミュレーションだが，さまざまな「兵種」に就いた英傑達でパーティを組み，悪霊と戦わせて成長させるなど，RPG的な楽しみ方も可能とのこと。気軽に遊べるような内容でありつつ，プレイヤーが頭を使うほど強いパーティを作れるような深みを併せ持った作品であるのだという。
　ゲームに登場するのは，日本の神話や歴史をベースとした英傑達だ。今回は「カグヤヒメ」「イザナギ」「キジムナー」「アベノセイメイ」「ウラシマタロウ」などのキャラクターが発表された。



　さらに「鶺鴒台システム」によって彼らに「一血卍傑の秘儀」を施すことにより，新たな英傑達を生み出していく。


　最初は「神代八傑」と呼ばれる英傑らからスタートし，彼らを一血卍傑して「桜代」の世代を生み，桜代の英傑達で「双代」の世代を……といった具合に世代を進めていく。こうして生み出される英傑達は総数100体以上が存在するとのこと。それぞれを有名イラストレーターがデザインし，実力派声優達がボイスを担当している。本作のキーワードはボリューム感にあり，例えば英傑のボイスにしても，通常のブラウザゲーム以上の量が用意されているのだという。


　プレイヤーとして気になるのは，"一血卍傑して次世代を残せるのは異性の組み合わせのみなのか"という点だが，同性同士に見える組み合わせでも大丈夫だそうだ。岩崎氏いわく「この世界には男女がない」とのこと。組み合わせの自由度は高いようだ。

　英傑達は8つある「兵種」のうちいずれかに就いている。兵種はRPGにおける職業のようなもので，成長させることで「上級職」に転職できる。それぞれの兵種には，転職先として2種，合計16種の上級職が存在し，プレイヤーの育て方によってどちらになるのかが決定するのだという。それぞれの転職は「陽転」「陰転」と呼ばれ，プレイヤーがシステムを理解すれば，どちらの上級職にするのかを狙っていけるのだとのことで，なかなか奥が深そうだ。


　岩崎氏と梨木氏によって明かされた8兵種の特徴は以下のとおりだ。


剣士：攻守のバランスが取れた兵種
鬼人：拳を武器とする，体力勝負の肉体派
侍：素早さが高く，必殺の一撃が得意
楽士：笛を携え，旋律によって味方を援護する
天将：軍配を使い，戦況を左右する特殊攻撃を使える
忍：遠くから手裏剣で攻撃できる
巫覡（ふげき）：神の力で仲間を癒す
星詠み：術で敵を攻撃する

　なお，ゲームにはデフォルメキャラクターも登場。こちらは動きにこだわった3Dキャラで表現されているが，梨木氏いわく「ノートPCでも遊べるくらい」で処理の負荷は大きくないのだという。



　気になるのは事前登録開始とサービスインの日付だが，それぞれ6月末と7月末になることが明かされた。


　「今までのブラウザゲーム史上になかったようなゲームをお届けしたい」（岩崎氏），「ボリューム感も凄いですし，皆さんに楽しんでいただけるような内容のゲームをお届けしたい」（梨木氏）と，両氏ともやる気十分だ。公式Twitterもスタートしており，キャラクターやシステムについての情報を発信していくとのことなので，今後を楽しみに待ちたい。

「一血卍傑 ONLINE」公式サイト