紹介記事
手拍子の代わりにスマホをタップしてミニマルミュージックを奏でよう。iOS向けリズムゲーム「Steve Reich's Clapping Music」を紹介
「Steve Reich's Clapping Music」公式サイト
「Steve Reich's Clapping Music」ダウンロードページ
「Clapping Music」はライヒ氏が1972年に書いた,2人のパフォーマーが手拍子のみで演奏する楽曲だ。どのような曲なのかは,本作の公式サイトで公開されているパフォーマンス映像を見てもらうのが分かりやすいだろう。
ゲームを始めると,“タタタン・タタン・タン・タタン”というリズムに合わせて,画面の上からノートが落ちてくる。ノートはリズムに同期して光っており,それに合わせて画面をタップするとノートが一列ずつ消えていく。こうして演奏を続けていると仕切り線が出現し,それを突破すると次のリズムパターンに移行するというのが,基本的なゲームの流れだ。
上に掲載した動画では,1人が同じリズムを繰り返し,もう1人がタイミングをずらして手拍子することで,異なるリズムを生み出していく様子を確認できる。ゲームでもそれが再現されており,プレイヤーは仕切り線を越えるたびにタップするタイミングを変えていかなければならないのだ。慣れないうちは,AIが操作する“もう1人の奏者”につられがちだが,音に惑わされず自身のペースを保つことに専念しよう。
なお,ミスが続いてノートが一定ラインを下回るとゲームオーバーになる。リザルト画面ではプレイに応じて獲得したスコアを確認でき,結果をFacebookやTwitterでシェアすることも可能だ。
難度はEASY/MEDIUM/HARDの3段階で,難度を高めると判定が厳しくなったり,曲のテンポが速くなったりして難しくなる。ちなみに,筆者はリズム感があまりよくないのでEASYでもかなりの歯ごたえを感じた。
ゲームには通常のモード以外に,プラクティスモードも用意されており,ひとつのパターンだけ,パターン1から4まで,パターン6から8までといった具合に,任意のパターンを選んで練習できる。テンポを速く/遅くしたり,お手本の音を大きく/小さくしたりと,好みに合わせた環境で練習できるというのも嬉しいポイントだ。
内容はとてもシンプルだが,独特なリズムが耳に残り,繰り返し遊びたくなる不思議な魅力を持った作品といえる「Steve Reich's Clapping Music」。最初はすぐにゲームオーバーになるだろうが,コツさえつかめば少しずつスコアが伸び,実力の向上を実感できるはず。ひと味違うリズムゲームを探している人は,ぜひ試してほしい。
「Steve Reich's Clapping Music」公式サイト
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