プレイレポート
仲間と一緒に惑星復旧。のんびり楽しめるエコ系シミュレーション「ぷらねっとき〜ぱ〜」プレイレポート
ゴミで一杯の惑星を浄化しよう
そんな「汚部屋」ならぬ「汚惑星」を浄化するのがプレイヤーの役目となる。惑星はゴミやら誤作動するロボットやらでとんでもないことになっているのだが,山積みになった問題とゴミをコツコツとお片付けしていくというわけだ。
本作はブラウザゲームなのだが,ゲームデザインとしてはRTSの影響が強いものになっている。RTSといっても,“たくさんのユニットで軍勢を組み,リアルタイムに戦う”ようなものでは“ない”。システム的な考え方がRTS風であるという意味だ。ちょっと難しそうと思ってしまう人もいるかもしれないが,ゲーム内では非常に活発なチャットが行われているので,分からないことがあったらゲーム内で気軽に聞いてみるのがよいだろう。
建築ユニットに指示を出し,マップ上に存在するさまざまなポイントに施設を建ててリソースを生産し,それを元手に本拠地を拡張して,効率をアップさせていくという,(少し懐かしい)RTSの基本を踏襲した流れになっているため,RTSプレイヤーにとっては理解しやすいはずだ。もちろん,ここからの解説はRTSを知らない人にも分かりやすいように進めていくのでご安心いただきたい。
美少女ロボット達を生産して仕事に備える
ゴミだらけの惑星を浄化するのがプレイヤーの目的だ。惑星に着陸した自分の宇宙船からロボット達を派遣し,ゴミから資源を回収していくのが当面の仕事となる。
宇宙船は,ブラウザゲームでいうところの本拠地で,労働力となるロボットの制作や資源の蓄積,新技術の開発などをすることができる。
まずは「資源保管所」や「食品保管所」をアップグレードし,さまざまなリソースの保存量を増やすことを最優先しよう。資源保管所のためには「環境工学」が必要になるなど,アップグレードのためには技術が必要になるが,基本的には短時間で開発できるものから手を付けていけばいい。
本作で,なにをするにも必要となるのがロボットだ。新技術を開発する「博士ロボット」,ロボット工場で働く「メイドロボット」,さまざまな施設を建てる「建設ロボット」,ゴミを回収する「ゴミ収集ロボット」「輸送ロボット」,敵と戦う「警備ロボット」,植物を栽培する「庭師ロボット」,畑を作る「耕作ロボット」など,任務ごとに異なった種類のロボットが必要になる。
ロボットを生産するためには,それぞれのタイプに応じた「ロボットカード」が必要となる。庭師ロボットが欲しければ「庭師ロボットカード」,警備ロボットなら「警備ロボットカード」といった具合だ。
慣れないうちは少しややこしく感じられるかもしれないが,チュートリアルを進めていくことで一通りのロボットが揃うので,それでも不足ならガチャでロボットカードを入手して増産を考えればいい。ロボット達はそれぞれタイプの異なる美少女揃いなので,好みのロボットを見つけるのをモチベーションとしてもいいだろう。
ロボットに名前を付けられるのも面白いところ。とくに警備ロボットの名前は,戦闘時にほかのプレイヤーの画面にも表示されるので良い名前を付けてあげよう。ちなみに,名前はいつでも変更できるので安心だ。
なお,ロボットの所持数は,最初は18体だが,ロボット工場のレベルが,2、3,5,7に到達した時点で「惑星ミッション」をクリアすれば「ロボット倉庫拡張+3」を獲得できる。無料でも30体まで所持枠を拡大可能だ。ロボット数は,作業を効率化させるために非常に重要なのでしっかり増やしていきたい。
忘れがちなのが,ロボットにアイテムを装備させること。庭師ロボットにスプリンクラー,ゴミ収集ロボットにトングなどを装備させれば作業の効率がよくなるので,できるだけ装備させておこう。
問題山積みのゴミ惑星,まずは発電所の建設から
惑星にはさまざまな種類のゴミの山やゴーストタウンが点在しており,環境を汚染している。それぞれの問題に対して適切なロボットを派遣し,これを解決していかなければならない。ゴミ山やゴーストタウンを処理していくと,惑星全体の汚れ具合を示す「大気汚染度」がダウンし,これがゼロになれば,惑星は無事に浄化されたことになる。
惑星は広く,ゴミの山やゴーストタウンもたくさんあり,一人で処理するには手に余る。しかし,プレイヤー同士で協力すれば,どんな惑星も怖くない。仲間が派遣したたくさんのロボット達が一斉に仕事をしている様は可愛らしくかつ頼もしいものがあるのだ。
新たな惑星に降り立ったら,真っ先にやっておきたいのが発電所の建設だ。発電所は時間の経過とともに「電気」のリソースを生産してくれるからだ。
発電所を作るには「古い発電所」が必要になるので,宇宙船の周囲を探してみよう。みつかったらそこに建設ロボットを派遣し,「風力発電所」「太陽熱発電所」「ハイブリッド発電所」のいずれかを作るのだ。風力発電所は大気汚染度が高い場合に効率がよく,太陽熱発電所はその逆となる。とはいえ,序盤は電力が足りなくて困るようなこともないので,好みで選んでしまえばいいだろう。
ちなみに,ハイブリッド発電所は両者の長所を併せ持っており,建設には「ハイブリッド発電所の設計図」が必要になる。基本的には課金で入手する品だが,クエストの報酬でもらえることもあるのでしっかりとチェックしておこう。
発電所で生み出された電気は,プレイヤーが自分の手で宇宙船へ送電しなければならない。電気は時間経過とともに増えていくが,発電所のキャパシティ以上に電気が溜まっても無駄になるため,こまめに送電を心がけたいところだ。
電気が確保できたら,次はゴミを回収していこう。「ゴミの山」を処理するのはゴミ収集ロボットだ。ロボットを宇宙船から移動させる際には時間がかかるので,まずは手近なところから片付けていくのがセオリーだ。
惑星のレベルが高くなると,ゴミの山に「ゴミモン」という敵が潜むようになる。これを退治せずにゴミ収集ロボットを送ると,ロボットが捕まってしまうことがあるのだ。警備ロボットで戦えば取り返すことができるので覚えておこう。とりあえず,序盤ではゴミモンは出てこないので,どんどん回収していってかまわない。
ゴミ収集ロボットは積載量が満杯になるまで自動で収集を続けてくれるが,満杯になった際はプレイヤーが手動で回収しなければならない。満杯のままだと作業が止まってしまうので,回収を忘れないようにしよう。ゴミ収集ロボットが満杯になるまでの作業時間はゴミの山のステータス画面に表示される。同じゴミの山に複数のロボットを派遣することも可能で,頭数が多いほど作業時間は短くなる。
こまめにログインできるときは一つのゴミの山にたくさんのロボットを係らせ,そうでないときは,それぞれ別の場所へ派遣するなど,スケジュールに合わせて工夫するのがいいだろう。
ゴミからは,電気以外の資源,即ち「鉄」「ガラス」「アルミ」「紙」「プラスチック」が手に入る。これらの資源は宇宙船やロボットをアップグレードさせるのに使う。つまり,ゴミを処理すればするほど,プレイヤーの宇宙船はパワーアップしていくのだ。
汚れた湖も基本的にはゴミの山と同様だ。回収には「輸送ロボット」が必要で,一つの湖に複数の輸送ロボットを派遣できないという違いがあるが,作業の中身自体は同じとなる。綺麗になった湖には観光客が集まってきて再び汚染を進めるのだが,それはまだ先の話だ。
ゴミの回収を繰り返し,「残りのゴミ量」をゼロにできればゴミの山は「不要なゴミ」に変化する。大気汚染度がダウンし,浄化の第一段階が完了したことになるのだ。先に本作のシステムがRTS的であると表現した。RTSの場合,ゲームを進めると鉱石や石油といった資源を取り尽くして自然を破壊するわけだが,本作では取り尽くすことによって自然が回復するのが面白い。
不要なゴミは,耕作ロボットで埋め立てると「耕作地」になる。耕作地に植物の種を蒔くとそこは森林や畑になり,大気汚染度を下げてくれるのに加え,武器である「ガム弾」の材料が採れるようになるのだ。送電やゴミの回収と同様,収穫も手動で行う必要があるので,こちらも注意しておきたいところだ。
植物の種は宇宙船の「植物園」で植物を栽培することで手に入る。植物は放っておいても育つのだが,水やりをすると収穫量が増えるので,余裕があればたまに覗きに行こう。
惑星を浄化するうえで問題になるのがゴーストタウンだ。ここには暴走したゴミモンが住み着いているので,警備ロボットを使って排除するしかない。
ゴミモンとの戦いはゲーム仕立てとなっている。上中下三つの道からゴミモンが攻めてくるので,警備ロボットを動かしてこれを撃退していく。規定数のゴミモンを倒せればクリアとなるが,ゴミモンの突破を許すと「森の生命力」が減少し,ゼロになると任務失敗となる。
戦闘といっても操作はシンプルで,プレイヤーがやるべきことは,警備ロボットの移動とスキルの使用くらいだ。攻撃は自動で行われるので,ゴミモンが出てきた道へ警備ロボットを移動させてやればいい。とはいえ,移動は無制限に行えるわけではない。一度場所を移したら,ある程度時間が経たないと再び移動することはできないため,状況を見ながら動かす必要がある。“水色をした「移動クールタイム」ゲージが満タンのときのみ移動させられる”と覚えておこう。
移動をうまく使えば火力をアップさせられる。通常,警備ロボットは一定時間を置いて弾を発射するが,移動させた際は即座に追加射撃をしてくれる。追加射撃は同じ道へ移動させた時にも発動するため,通常射撃の後に同じ道へ移動させれば,普段は単発の弾を2連射できるため,火力が足りないときに有効だ。
戦闘に勝てない場合は,警備ロボットのアップグレードや使うガム弾の見直しはもちろん,仲間の助けを求めるのも有効だろう。ゴーストタウンへの攻撃時に出撃枠すべてを自分の警備ロボットで埋めるのではなく,空きを作っておけばメンバー募集の扱いとなり,うまくいけばほかのプレイヤーが助けに来てくれる。宇宙船の名前が黄色になっていれば,その持ち主がゲームに接続しているということなので,あらかじめチェックしておこう。
また,画面上部の「戦闘に参加」アイコンをクリックすれば自分が助っ人に行くことが可能。協力プレイは本作の醍醐味なので,積極的に参加するといいだろう。ちなみに,ガム弾は一定確率で3体の敵にダメージを与える「3連ガム」がオススメだが,ガム弾が切れても戦闘不能になるわけではないので安心だ。
こうしてすべての汚染源を浄化したらエンディングが始まる……というわけではなく,次は新たなゴミ惑星がプレイヤーを待っている。ほかの人がすでに作業を進めている惑星へ移住するもよし,手つかずの惑星を探すもよし。フレンドを誘って同じ惑星へ行くのもいいだろう。ゲーム内のメッセージにもあるように,基本的には長いタイムスパンで遊ぶゲームなので,協力プレイの楽しさを味わいつつ,のんびりと取り組みたいところだ。
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