追手を振り切りどこまでも逃げ続けろ！　カーアクション「Pako - Car Chase Simulator」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第811回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　盗難車で逃走する容疑者と，それを追うパトカーを空撮した映像は，テレビ番組の衝撃映像企画などで定番のネタといえるだろう。本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」で紹介する「Pako - Car Chase Simulator」（iOS / Android）は，そんなカーチェイスをクォータービューで楽しめる作品だ。

iOS版は120円（税込），Android版は基本プレイ無料（有料で広告を非表示にできる）で配信されている。今回の記事で使用したのは主にiOS版だ

iOS版「Pako - Car Chase Simulator」ダウンロードページ

Android版「Pako - Car Chase Simulator」ダウンロードページ

　ゲームのルールは，ステージ内をひたすら逃げ続けるというシンプルなもの。パトカーや一般車両にぶつかったり，壁に激突したりすると自動車が壊れ，その場でゲームオーバーとなる。また，ステージ内には「NO EXIT」と書かれたエリアがあり，ここに入ると強制的にゲームオーバーだ。
　なお，本作では逃走時間がスコア代わりになっており，FacebookやTwitterで逃走時間をシェアすることも可能。

　用意されているステージは，「MALL」「SUBURBIA」「CEMETERY」「HIGHWAY」「SQUARE」「OLD TOWN」「DESERT」「ARENA」「AIRPORT」の9種類。基本プレイ無料のAndroid版は，MALLからSUQAREまでの5ステージをプレイ可能だ。逃走用の自動車はステージによって変わり，性能もそれぞれ異なっているので，さまざまなシチュエーションに挑戦してみよう。

ステージの状況は晴れていたり，雨が降っていたりとさまざま。夜間は暗く視界が悪いので難度が上がる印象だ

　操作は，画面左右にあるバーチャルパッドをタップして行えるハンドリングのみ。アクセル/ブレーキ操作は用意されていないので，障害物にぶつからないよう，繊細なハンドルさばきを心がけよう。
　なお，パトカーは問答無用でこちらに体当たりを仕掛けてくるので油断しないように。ときにはパトカーが，カーブを曲がりきれずに壁に激突して大破することもあるが，この場合は新たな応援がくるまで時間を稼げる。

激しいクラッシュも本作の醍醐味。行動不能になってもすぐにリスタートできるのはうれしい

時間経過によりパトカーの数がどんどん増えていく。どこから現れるか注意を怠らないように

ステージによってはパトカーだけでなく，戦車が現れることも。主人公は何をやらかしたのだろうか

　パトカーが登場するタイミングは固定されているが，プレイヤーが乗り込む自動車はステージごとに異なるほか，ステージによってはフィールドが狭い，砂漠で滑りやすいといった特徴がある。CEMETERYではゾンビをひき殺すとポイントが入る，AIRPORTは乗車していない状態でスタートし，逃走車両を自由に選べるといった具合に，細かなギミックも用意されているので，繰り返しプレイして，ステージごとの攻略法を見つけ出そう。

AIRPORTでは飛行機を操縦することもできる。ただし空は飛べない

　全体的に難度は高いが，ルールが分かりやすく短時間で遊べる本作。グラフィックスはポップなテイストにまとまっているものの，手に汗握るカーチェイスが楽しめるので，クライムアクション好きにもオススメしたいタイトルだ。箱庭を自由に走れるドライブモードなどがあったらもっと楽しめたのだが……そのあたりについては今後のアップデートに期待したい。

著者紹介：トリスター/目代将規
　ゲームやアニメの書籍企画，編集，シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや，一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。

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