連載
針の穴を通すより難しい!? スマホ向けアクションゲーム「激ムズの糸」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第716回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,かなりの難度を誇るアクションゲーム「激ムズの糸」(iOS / Android)を紹介しよう。難しいことを表現する慣用句に「針の穴に糸を通す」という言葉があるが,本作はまさにそれにふさわしい。
iOS版「激ムズの糸」ダウンロードページ
Android版「激ムズの糸」ダウンロードページ
本作は強制スクロールのアクションゲームで,画面にある「糸」を操作し,迫ってくる障害物にぶつからないようにすればいいというシンプルなルールになっている。糸は画面をタップし続けている間は上方向,指を離している間は下方向に進んでいくので,うまくタップを繰り返し,位置を調整しよう。
基本となる「ステージモード」でプレイできるステージは5つで,クリアするごとに次のステージが開放される。5ステージと聞いて少ないと思う人もいるだろうが,障害物が操作をゆさぶる厄介な配置で,しかも緩急をつけながらプレイヤーに迫ってくるうえ,ゲーム終盤になると急激に難度が上がるので,全制覇はそう簡単ではない。
第1ステージでは壁があるだけだが,第2,第3とステージを進めると,障害物の形状が変わっていき,文字通り「針の穴に糸を通す」レベルの繊細さが求められるようになっていく。
しかも。タップに対するレスポンスがよく,精密な操作がしやすいので,「操作性が悪いよー」などと言い逃れできないところも実に容赦がない。
糸を操作している時の指先の震えや,知らず知らずのうちに息を止めて集中している感覚は,まさしく針の穴に糸を通そうとするときと同じ。この再現度には拍手を送りたいが,プレイヤーとしては憎いことこのうえない。
針と糸が生み出すあの独特の緊張感を,見事ゲームとして表現した本作。片手間に遊べるゲームばかりプレイして,なまってしまった腕や集中力を取り戻すという意味でもオススメできる。ただ,終盤では本当に震えが止まらなくなるくらいの緊張感となるので,心してチャレンジしてほしい。
著者紹介:カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればPCのFPSも遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。