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「FFXIV」初の公認オフラインPvP大会「ウルヴズジェイル杯」が「ゲームクラブ eスポーツMaX」で3月4日から放送予定。その番組収録をレポート
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印刷2016/02/19 18:04

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「FFXIV」初の公認オフラインPvP大会「ウルヴズジェイル杯」が「ゲームクラブ eスポーツMaX」で3月4日から放送予定。その番組収録をレポート

 東京MXで毎週金曜日に放送されているe-Sports番組「ゲームクラブ eスポーツMaX」が主催する大会「eスポーツMaX FFXIVウルヴズジェイル杯」が2016年2月14日,東京アニメ・声優専門学校 総合校舎で開催された。
 これは,「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド」PC / PS4 / PS3 / Mac。以下,FFXIV)初のスクウェア・エニックス公認オフラインPvP大会で,賞金10万円と優勝の栄誉をかけて,FFXIVプレイヤーが「ウルヴズジェイル」で腕前を競った。本稿では番組収録の模様と,FFXIVプロデューサー兼ディレクター 吉田直樹氏の囲みインタビューをお届けしよう。

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 なお,詳細な内容はネタばれになってしまうので,気になる試合の模様は,3月4日予定の「ゲームクラブ eスポーツMaX」を始め,数回に渡って放映される番組内で確認してほしい。ちなみに,東京MXでは,関東圏以外からでもPCやスマホから番組が視聴できるサービス「エムキャス」が提供されているので,そちらもチェックしてほしい。

東京MX「エムキャス」公式サイト



ウルヴズジェイル熟練者からスクエニスタッフまで,バラエティに満ちた7チーム


 吉田直樹氏の開会宣言でスタートした大会には,2つの番組チームと,チームスクウェアエニックス(SQEX),スクウェア・エニックスの公式配信番組「ファイナルファンタジーXIVチャンネル」から1チーム,そして公募プレイヤーから3チームの合計7チームが出場した。
 大会は1チームをシードとしたトーナメント制で行われ,ウルヴスジェイルの基本ルールである4人対4人をベースに,3試合中2試合を先取したチームが勝利となる。
 ここでは,トーナメント1回戦の組み合わせと,そのチームプロフィールを紹介しよう。

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●第1回戦 第1試合
モグレンジャー@ゆーいけ vs. チーム阿諏訪

モグレンジャー@ゆーいけ
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 ウルヴスジェイルはそれほどプレイしていなかったが,大会参加に際して2週間ほどみっちり練習したという。

チーム阿諏訪
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 番組のMCでお笑いコンビ「うしろシティ」の阿諏訪 泰義さんが率いるチーム。1年間の練習の成果をこの大会で発揮できるか?

●第1回戦 第2試合
スーパーストロングゲームマシン vs. 昇天のベネディクション

スーパーストロングゲームマシン
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 打倒チーム阿諏訪を掲げる謎のマスクマンチーム。リーダーは,一番のFFXIV経験者で,お笑いコンビ「南国バカンス」のマンゴー北川さんに似ている気もするが,いったい何者なのだろうか。

昇天のベネディクション
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 ウルヴスジェイル実装当初からPvPをプレイし続けているメンバーぞろいで,全員分の経験試合数を合わせると3万以上になるという。この発言に「ケタが違う」と吉田氏も驚愕。

●第1回戦 第3試合
まさむね! vs. 麹町スプリガンズ from FF14ch

まさむね!
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 Masamuneワールドのメンバーで結成されたチーム。普段はオンラインでのPvPばかりで,オフライン大会に参加したのは初めてとのこと。ボイスチャットではなくマクロを使った会話で情報のやり取りを行っていて,その密度の濃さに吉田氏も感心していた。

麹町スプリガンズ from FF14ch
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 ニコニコ生放送で配信されている「ファイナルファンタジーXIVチャンネル」から,まろんまろん西村さんや,お笑いコンビ「すごい論」の寺田友葉さんなど,“勝つために選ばれたメンバー”が,番組の枠を超えてウルヴスジェイル杯に参戦。


 というわけで……最後の1チーム,つまりシード権を手にしたのは,なんとチームSQEX。社内のガチ勢2人とPvP初心者の女性2人(でもPvEはベテランらしい)で編成されたチームで,自分達がシード権を得てしまっては興ざめということで,ほかのチームが抽選を終えたあとに,空いた場所に入るつもりだったらしい。しかし,空いたところがシード枠だったという,運が良いのか悪いのか,よく分からない結果となってしまった。

チームSQEX
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試合の模様は,スタンスミスさんと吉田氏が解説。番組MCでうしろシティの金子 学さんは,初心者目線でFFXIVのPvPにおけるポイントなどを2人に聞いていた。阿諏訪さんも途中から解説席に合流
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白熱した長期戦もあれば,あっという間に勝負が決まってしまった試合もありとバラエティのある試合が繰り広げられた
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セッティング中にマシントラブルがあり,プレイヤーや番組スタッフに混ざって吉田氏が解決に乗り出す場面も。吉田氏は試合の合間に,参加者や観戦に来たファンからサインを求められていた
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 大会終了後,吉田氏への合同ミニインタビューが実施されたので,その内容もお届けしよう。

――大会実況,お疲れさまでした。大会を見ていて自分も出場したくなりませんでしたか?

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吉田氏:
 さすがにプロデューサー兼ディレクターが大会に出場するわけにもいきません(苦笑)。みんなが真剣にやって盛り上がっている場を崩したくないので,出ないことにしているんです。

――出場するよりも,プレイヤー達のバックアップに回ろうということですね。

吉田氏:
 そうです。試合の動きが早いので何が起こっているのか分かりづらいとか,どこが面白いのか映像だけでは分からないというプレイヤーさんに,一番FFXIVを知っている自分が,知らない人に向けた解説をした方が楽しめると思うんです。僕も実況なんて初めての経験でしたので,なかなか大変でした(笑)。

――このまま続けていくと,新しく「実況者」なんて肩書きが増えてしまうかもしれませんね。今回の試合を視聴して,PvPを始めようというプレイヤーもいると思います。そんなプレイヤーが強くなるには,どのようなことをすればいいのでしょうか。

吉田氏:
 どんな対人ゲームでも共通だと思いますが,相手よりも自分が使うキャラクターの技をちゃんと覚えるのが最初だと思います。例えば黒魔道士はエーテリアルステップ(※ターゲットした味方のそばにワープする)を使わなくても,PvE(のコンテンツを)をクリアできるんですよ。でも,PvPでは自分が使える手札,戦い方を把握して,それを冷静に使いこなせるようになることが必要です。チームメンバーとの連携や広い視野を持つことよりも,目の前の敵に対して最大のパフォーマンスを発揮できるようになるのが先だと思います。

――それはパッチ3.2で実装される「ザ・フィースト」でも同じでしょうか。

吉田氏:
 はい。まずは8vs.8の乱戦のなかで,自分ができることやればいいと思います。

――今日の試合を見ると,PvPの観戦機能も欲しくなると思うのですが,そちらの実装はまだでしょうか。

吉田氏:
 いま開発中で,遅くてもパッチ3.xシリーズ中に絶対に導入します。観戦機能は2つ開発していて,ひとつは今日,僕らが実況していたように,実況専用のカメラモードになります。マップに定点カメラをいくつか仕込んであって,スイッチで切り替えて試合の中継を行うものですね。両チームのライフバーも確認できるようになっています。もうひとつは,プレイヤー視点で見られる個人の観戦機能です。

――個人の観戦機能は,自分で使っているジョブの動きが見られるので,技術の向上に大きく役立ちそうです。

吉田氏:
 ええ,うまい人のプレイに張り付いてみられるので,参考になると思いますよ。

――「ザ・フィースト」などの実装で多くのプレイヤーがPvPに参入すると思うのですが,例えばヒーラーなどは苦しい戦いになりがちだと思います。そのあたりに対しての基本的な導線は設けられていますか?

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吉田氏:
 開発チームでザ・フィーストをプレイしてますが,ヒーラーは放置して,DPSを先に倒すというのが現在主流の戦術になっています。確かにヒーラーを落とした後に,DPSを倒してメダルを稼ぐという作戦もありますが,ヒーラーを倒しきれなかった場合のデメリットが大きいんです。
 それと,新規のプレイヤーさんと戦っていると,「調和()」を使われているのが分からず,攻撃し続けるということがあります。そうしたリスクもあるので,相手の近接,遠隔DPSを先に倒したほうが,意外と良いという場面が多いです。

※10秒間,自身の回避率が大幅に向上し,かつ被ダメージを90%緩和するアクション。ただし,効果時間中は移動と行動ができなくなる

――ザ・フィーストでは,倒されてメダルを落とした後,蘇生できるのでしょうか。

吉田氏:
 レイズなどで蘇生もできますし,リスタートも可能です。フロントラインと同じですね。

――ザ・フィースト実装後も,今回の番組のようなウルヴスジェイルの大会やイベントなども考えているのでしょうか。

吉田氏:
 当面はザ・フィーストを推していきます。ウルヴスジェイルという競技性のなかに,ウルヴスジェイルというルールと,ザ・フィーストというルールの2つが存在する形になると認識してください。フロントラインにシールロックが追加されたのと同じような形ですね。

――今回はeスポーツMaXさん主催の大会とのことですが,FFXIVとしての公式PvP大会などを開催する予定はありますか。

吉田氏:
 今回の大会はオフィシャル公認はしていますが,公式大会ではないんです。いずれ僕らが主催する公式大会も開催する予定はありますが,その前に先ほどお話した2つの観戦機能の実装が揃うことを前提としています。そしていま,プレイヤーが1vs.1でテストマッチが行える「デュエル」と,相手チームを指定して行える,テストマッチモードの2つを作っています。
 公式大会は,観戦機能と2つのテストマッチモードが完成して,気軽に練習ができるような環境ができたあとですね。逆にこの2つが揃わないうちに行うのは時期尚早かなと思っているので,徹底的に環境を整えたうえで始めたいと考えています。

――PvPが活性化して,PvP専門のエリアなどの拡張は考えられているのでしょうか。

吉田氏:
 いまはザ・フィーストという競技を,どれだけのプレイヤーに楽しんでもらえるか。そして,FFXIVを続けるモチベーションのひとつにできるかが最優先ですね。テストサーバーで全エリアPvPというのもやってみたいとは思っていますが,それは大号令をかけないと実現しないレベルの話です。(PvPの)スイッチをオンにするだけなら簡単ですけど,エーテライト周辺だけでも自動的にオフになる機能を付けないと,テレポキルが頻発してゲームにならない気もするので,最低限のセキュリティを入れなくてはならないですから。長い目で見てください。

――ありがとうございました。放送日を楽しみにしています。

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