スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,小さな球体を操作し,ステージ内のさまざまな仕掛けを解きながらゴールを目指す,シンプルなアクションゲーム「
Globosome: Path of the Swarm」を紹介しよう。
ゲーム内のテキストはすべて英語だが,細かい設定やストーリーなどはなく,ユーザーインタフェースはすべてアイコンとなっている。操作方法も端末の傾きと画面タップのみというシンプルなものなので,誰でも楽しめるはずだ。
本作の価格は300円(税込)
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プレイヤーは画面中央に表示される球体を,端末の傾きによる移動と,画面タップによるジャンプを駆使して移動させ,ステージ奥のゴールを目指す。この手のゲームは慣性が効きすぎて停止や微調整が難しくなっているものが多いのだが,本作はその点に関してしっかりチューニングされている。ほかのゲームで操作にストレスを感じていた人も,「これなら」と思うのではないだろうか。少なくとも筆者はかなり好印象だった。
崖の手前でブレーキをかけたのに奈落の底へ……といった場面には出会わないはず
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ゲームは1つのステージをクリアするたびに次のステージが開放されていくシステム。ステージには「赤い花を3つ集める」「花の種を特定の場所まで運ぶ」「仲間を増やす」といった
ミッションが用意されており,これを一定数達成すると,より高いジャンプが可能になるなど,球体の能力がアップする。ミッションの内容はアイコンで表示されるため,最初は詳細が分かりづらいが,何度も同じミッションが登場するので,一度把握すれば詰まることはなくなるはずだ。
花の種を運ぶミッション。緑色の球体に包まれた種をくぼみのような場所まで運ぶと,見事に植物が芽を出してミッション達成
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ミッションを達成すると画面下のアイコンが点灯する
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ちなみにステージ内にあるカラフルな色の花に触れると
「食べる」ことができ,一定数以上の花を食べると球体が分身する。ステージの中には,特定の数の球体でないと通れない場所が存在しているので,食べられそうな花があれば積極的に近寄ってみよう。
分身した球体達は鳴き声を上げるので,プレイ中は何とも賑やか
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ステージが進むにつれてどんどん複雑になり,難度が上がっていく。なお,崖から落ちたり,飛んでくる岩に当たったりするとゲームオーバーになるので,こういった危険を回避しつつ攻略を進めていく必要がある。とはいえゲームオーバーになっても,ステージ最初,またはチェックポイントから再開できるので,気長にのんびりとプレイするといいだろう。
小人になったような不思議な世界観,非常に質感の高いグラフィックス,ストレスの少ない直感的操作と,
完成度は高い。ステージクリアだけならば誰でも可能と思われる難度だが,全ミッションの達成となるとかなり難しくなるので,やり込み好きの人にもオススメだ。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。