ファンタジー世界でスローライフ。スマートフォン向け経営シミュレーション「伝説の鍛冶屋さん」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第604回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　ファンタジーRPGの世界で出会う，街の住民達。武器屋や道具屋といった店の主人はともかくとして，街の入口で「ここは●●です」などと教えてくれる人は，普段どんな仕事をしているのかまったく分からない。
　本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では，武器屋がある以上，必ず存在するはずの「鍛冶屋」の生活を体験できる「伝説の鍛冶屋さん」（iOS / Android）を紹介しよう。鍛冶職人という仕事は実に奥深い。

iOS版はダウンロード無料で，アプリ内課金あり。Android版は100円（税込）だが，広告が表示される無料版も用意されている

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　本作の主役は前述のとおり，ファンタジー世界の鍛冶屋。材料を買い，武器を作って売ることで通貨のゴールドを稼ぎ，日々を過ごしていくことになる。
　武器の作成や強化，買い物といった行動を一定回数行うことで終了する1日を繰り返し，3年間という制限時間の中で，鍛冶屋の大会で好成績を残して「伝説の鍛冶屋」になることが最終目標だ。

　大会は1年に1回開催され，選考用に提出した作品の出来栄えによって評価が決まる。優勝するには鍛冶屋自身の能力だけでなく，後述する「名声」も必要不可欠。優勝すれば称号がもらえるが，ゲーム自体に大きな変化はないため，絶対に優勝しなければならない，というわけでもない。このあたりのゆるさが本作の大きな特徴ともいえるだろう。

1年目での優勝はほぼ不可能に近い。じっくりと経験を積み，2年目，3年目での優勝を目指そう

　鍛冶屋の能力値は，作れる武器の種類や出来のよさを表す「等級」に関わる「STR」，1日に行動できる回数を決める「VIT」，武器強化の成功確率を左右する「DEX」，武器の製作や強化の際，稀に起こる「完全成功」の確率を表す「LUK」の4種類。武器を作ったり強化したりすると経験値が溜まり，レベルアップするとこれらの能力値を伸ばすことができる。


　さて，前述した「名声」は，武器を売ることでも少しずつ溜まっていくが，時々店を訪れる客から依頼される仕事で溜めるのが手っ取り早い。
　依頼内容は特定の武器を製作したり，種類を問わずとにかく大量の武器を納めたりと，その時々で大きく異なる。

どの依頼がいつ来るかはある程度は決まっているので，把握できたらあらかじめとびきりの品を用意しておこう

　1日ずつ過ごす3年間は想像以上に長く，依頼も頻繁に飛び込んでくるわけではないので，毎日どう過ごすかの自由度が非常に高い本作。すぐに飽きてしまいそうな内容にも見えるが，レベルが上がってから久々に売値の低い武器を作ってみたら，名声評価が一気に高くなるような逸品が作れたり，稀に起こる「完全成功」で，通常よりはるかに等級が高い武器が出来上がったりと，サプライズ要素がいい刺激になっている。

　がっついてクリアを目指すより，空いた時間で「今日はあの武器の強化に挑むか！」「たまにはあの武器作ってみるか」など，のんびりプレイしてみるのがオススメ。鍛冶屋というもう一つの人生を満喫してほしい。

著者紹介：カイゼルちくわ
　ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング＆ガンシューティング好きだが，家に帰ればPCのFPSも遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。

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