連載
可愛い妹の秘密を暴く。スマホ向け謎解きADV「妹の部屋〜勝手に触っちゃいけません!〜」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第565回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,妹を愛してやまない主人公が,妹の部屋をコッソリ漁って秘密を探るという謎解きADV「妹の部屋〜勝手に触っちゃいけません!〜」(iOS / Android)を紹介する。マルチエンディングシステムにより,さまざまな妹の表情を楽しめるが,真のエンディングでは驚愕の事実が……。
iOS版「妹の部屋〜勝手に触っちゃいけません!〜」
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Android版「妹の部屋〜勝手に触っちゃいけません!〜」
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本作は,妹の部屋のさまざまな場所をタップで調べて情報を集め,妹がどういう人物なのかを「ログ」に記録していくというアドベンチャーゲームだ。ゲームを進めていくと「カギ」を入手することがあり,画面下部のアイテム欄にストックされていく。部屋のところどころにロックされた本や箱などが隠されているので,対応するカギを使おう。
妹の部屋は「机」「窓」「ベッド」「クローゼット」そして「扉」という5つのロケーションが用意されており,それぞれ置かれている荷物や入手できる情報が異なる。
本作の特徴は,いつでもゲームをクリアできる点だ。ゲームの進捗に関わらず,扉をタップして妹の部屋を出れば,すぐにエンディングとなる。そして,扉を出ると集めた情報量により「達成度」が%で表示され,その数値によってエンディングが変化するのだ。さまざまなエンディングが用意されているのだが,100%の状態で部屋を出ると,かなり驚きの結末が待ち受けているので,己の目で確かめてほしい。
いくつもの伏線や,本筋とは関係のない部分で気になる妹の動向など,細かく設定が練られている本作だが,難度はかなりマイルドで,誰でも楽しめる内容となっている。そんなに難しい仕掛けもないため,この手のゲームに慣れている人は,20〜30分あれば達成度を100%にできるだろう。
マルチエンディングシステムは非常に良かったが,真のエンディング以外は少し物足りなかったというのが正直な感想。とはいえ,最後のオチに仰天させられたので結果的には満足だ。
ちょっと病んだ雰囲気のものや,脱出ゲームが好きな人にオススメできる本作。あまり時間をかけずに100%を達成できる手軽さも好印象だ。ただし現実でやると兄妹関係が修復できないほど崩壊してしまう恐れがあるので,くれぐれもご注意を……。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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