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大ピンチなのに緊迫感ゼロ。Android向け「脱出ゲーム本能寺の変からの脱出」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第547回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
「本能寺の変」といえば,日本人ならだれもが知っていると思われる歴史上の重大事件だが,未だに多くの謎が残されており,本当の首謀者は明智光秀ではない,織田信長は生きて本能寺から脱出していたのでは……など,さまざまな説が語られている。
そんな題材を扱ったゲームが,本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」紹介する「脱出ゲーム本能寺の変からの脱出」。今ここに,意外な真実が明かされる……かも知れない。
Android版「脱出ゲーム本能寺の変からの脱出」ダウンロードページ
ゲームの内容は,オーソドックスな脱出ゲームとほぼ同じ。全30の部屋(ステージ)で提示される謎を解き,炎上する本能寺からの脱出を目指す。
ここまでは普通の脱出ゲームなのだが,本作の特徴は,そのお気楽さ。前述の通り本能寺は明智光秀の襲撃によってえらい勢いで炎上しているのだが,信長といい利休といい,まるで焦った様子はなく,なぜかお茶や孫の話で和み,ときにはボケまでかますのだ。
ゲームも制限時間などはなく,問題や幕間などに散りばめられたネタの数々とも合わさって,緊張感は皆無となっている。ここまでお気楽な雰囲気の脱出ゲームが,これまでにあっただろうか。
さらにゲームのつくりも,この雰囲気に合ったものとなっており,一般的な脱出ゲームと比べてヒントを探し回る範囲はそれほど広くない。
とはいえ,問題は簡単すぎるということはなく,適度な難しさがあり,考えた末に正解を見つけたときの心地よさも,しっかり味わえるようになっている。
ゲームのボリュームも,1時間弱で全フロア攻略が可能と実にお手軽。気軽に遊べ,さらに各所へツッコミを入れつつ楽しめるという新感覚が味わえるので,ぜひ脱出ゲームを遊んだことがないという人や,ハードな脱出ゲームばかりで疲れたという熟練者にプレイしてほしい。
著者紹介:カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればパソコンのFPS(ファーストパーソンシューティング)も遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。
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