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パイプの上を高速で駆け抜ける。iOS向けSF風ランニングアクション「Unpossible」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第538回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,筆者がスタイリッシュなスクリーンショットに目を奪われ,思わずダウンロードしてしまったランニングアクション「Unpossible」を紹介する。サイバーやSFといった言葉がしっくりくる本作は,スピーディな展開と,所狭しと設置された障害物のおかげで,なかなかの難度となっている。
iOS版「Unpossible」ダウンロードページ
ゲームのルールは,プレイヤーがパイプ状のコースをぐるりと回りながら,障害物に当たるまで走り続けるというもの。障害物に接触するとゲームオーバーで,そこまで走っていた時間がスコアとなる。
操作方法は,端末を傾ける「TILT」と,画面をタッチする「TOUCH」という2種類から選択可能だ。
コース上には,三角形,円状,細長いオール状など,多彩な形の障害物が存在している。障害物同士の間隔は狭く,ひとつ避けてもすぐにまた次の障害物が現れるので,とにかく息つく暇がない。
基本的には,障害物に合わせて左右に移動するよりも,どちらかひとつの方向へずっと避け続ける方がリスクは少ないようだ。場所によっては,左右どちらかへ意図的に誘導するように障害物が配置されているので,このことを頭に入れておけば,よりハイスコアが出せるだろう。
本作には「SIMPLICITY」「FUTILE」「ULTRA」という3つの難易度が用意されており,「SIMPLICITY」で60秒間生存すると「FUTILE」,「FUTILE」で60秒間生存すると「ULTRA」がそれぞれアンロックされる。60秒というのは一見簡単そうに見えるが,30秒生存するだけでも相当難しいので,各モードがアンロックされるころには,ゲームの腕前も上昇しているはずだ。
また,通常モード以外に,毎日プレイして特定の記録を残すことで,GameCenterの実績が解除される「DAILY」というモードも各難度に用意されている。
難度とともにゲームスピードが上昇し,障害物の配置も複雑になってくる本作。お恥ずかしいことに筆者は,「FUTILE」で,60秒間の生存に成功できずにいる。
3D酔いしやすい作りも相まって,万人にオススメできる作品ではないが,この手の雰囲気や,難しいゲームが好きな人には,ぜひ遊んでほしいタイトルだ。BGMにも力が入っているので,プレイする時はそちらもチェックしてほしい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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