連載
周りはすべて敵。iOS向けアクションゲーム「四面楚歌な俺」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第504回
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スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,周囲360度から迫り来るさまざまな障害を,端末を傾けて避け続けるアクションゲーム「四面楚歌な俺」を紹介しよう。連載の第478回で扱った「月面うさぎの出発」の開発元であるすずらんワークス待望の新作で,今作においてもそのハイセンスさが遺憾なく発揮されている。
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「四面楚歌な俺」ダウンロードページ
プレイヤーは「俺」を操作し,襲い来る無数の障害から身を守ることとなる。「俺」は端末を傾けた方向に移動するが,この手のゲームとしては慣性がきつくかけられていないので,わりと思ったとおりに動いてくれるはずだ。
どれだけの時間,生き続けられたかが最終的なスコアとなる。
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スクリーンショットを見ればすぐに分かるが,本作の特徴は,ビジュアルイメージがすべて「テキストフォント」で表現されていること。主人公は文字通り「俺」であり,迫り来る障害も「石」「矢」などで,非常に分かりやすい(?)。
また,主人公を取り囲むように「炎」が設置されており,これに触れるとダメージとなるので,くれぐれも注意しよう。
石や矢といった障害だけでなく,取ればライフが1つ分回復する「猫」も登場。猫はハイスコアを狙ううえで非常に重要だが,動きが不規則なので無理に追いかけると逆に危ない場面に陥る。状況を見て臨機応変に動きたいところだ。
![]() 主人公のライフは左下に表示されているハートマークで判断できる。ゼロになればゲームオーバーだ |
![]() 猫はなぜか緑色なので,目に付きやすい。動きの複雑さに思わず「こら,待て!」と叫びたくなる |
ゲームの難度はかなり高く,30秒生き残るのもやっと。縦横無尽に飛んで来る石が非常に厄介で,どれだけ正確に,かつ集中力を持って避け続けられるかが攻略のカギになりそうだ。難度が高いぶん,妙にクセになる中毒性もある。
そして本作には「2P MODE」もある。果たして2人でどうやって遊ぶのか? と思いきや,スタートさせるとなんと「俺」の隣に「彼女」が。実は「2人で遊ぶ」モードではなく,「主人公が2人になる」モードなのだ。
なお,「俺」と「彼女」のそれぞれにライフが設定されているが,ゲームは2人ともに倒れるまで続く。「俺」に比べて「彼女」は1文字分,横幅が余計にあるのでかなり難しいが,ぜひとも一緒に生き延びていただきたい。
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単純ながらクセになるゲームバランスで,1プレイもせいぜい1分程度なので,繰り返し遊べる作品に仕上がっている。GameCenterにも対応しているが,トップランカーですら生存時間が1分半という惨状なので,腕に自信があるという人はぜひ頂点目指してチャレンジしてもらいたい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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(C)Jun Mochizuki






























