パッケージ
Knock-Knock
レビューを書く
準備中
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
たった独り,長く狂おしい夜を耐えろ……iOS向けホラーゲーム「Knock-Knock」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第502回
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2014/03/26 10:00

連載

たった独り,長く狂おしい夜を耐えろ……iOS向けホラーゲーム「Knock-Knock」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第502回

画像集#011のサムネイル/たった独り,長く狂おしい夜を耐えろ……iOS向けホラーゲーム「Knock-Knock」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第502回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。

 人類は古くから闇を恐れ,それに対抗するために火を生み出し,そして文明を作り上げてきた。歴史を振り返る感じで始めてみた本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,不眠症を患う研究者が,夜毎訪れる怪奇に立ち向かっていくという「Knock-Knock」という作品を紹介しよう。何もないはずの暗闇がとてつもなく恐ろしく感じるので,決して夜中にひとりでプレイせぬよう……。

画像集#001のサムネイル/たった独り,長く狂おしい夜を耐えろ……iOS向けホラーゲーム「Knock-Knock」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第502回
本作はPC向けタイトルの移植作品。そのせいか価格は500円と,スマートフォン向けとしては少々お高め
画像集#002のサムネイル/たった独り,長く狂おしい夜を耐えろ……iOS向けホラーゲーム「Knock-Knock」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第502回 画像集#003のサムネイル/たった独り,長く狂おしい夜を耐えろ……iOS向けホラーゲーム「Knock-Knock」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第502回

「Knock-Knock」ダウンロードページ


 朽ちゆく森を研究する学者が研究所兼住居として使う,森のそばに建てられた洋館。いつのころからか壁がきしんだり,暗闇の中に何者かの気配が感じられたりするなど,不思議な現象が発生するようになってきたが,研究者は,自分が寝てないからだと決め付けて,とくに気にする素振りも見せない。だが,日を追うごとにはっきりしていく不穏な空気。果たしてこれは現実,それとも夢……?

とにかく説明の少ない作品。思わせぶりなセリフや日記などが出てくるが,さっぱり意味が分からない
画像集#004のサムネイル/たった独り,長く狂おしい夜を耐えろ……iOS向けホラーゲーム「Knock-Knock」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第502回

 本作はゲームでありながらゲームらしさがなく,謎の多い作品だ。決まった遊び方や攻略法もないため,合わない人にはとことん合わない。実際,一通り最後(と思わしき展開)まで進めた筆者も,いまだにゲームの内容がよく分かっていない。だが,それでもやりたくなる不思議な魅力と,例えようのない恐怖がある。

 ゲームは,家にある特定の部屋に行ったあと,外の森を探索する前半パートと,超常現象におびえながら夜明けを待つ後半パートに分かれており,これらを交互に繰り返しながら物語を進めていくことになる。
 画面左側をタップすれば主人公が左へ,右側をタップすれば右へ移動し,上へスワイプすれば消えている電球をつけられる。階段では研究者と階段をなぞるようにタップすれば上下階へ移動可能だ。

画像集#005のサムネイル/たった独り,長く狂おしい夜を耐えろ……iOS向けホラーゲーム「Knock-Knock」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第502回

 前半は家の中に1つだけある明かりのついた部屋へ行くだけでいい。その部屋には奇妙な時計台のようなオブジェクトが設置されてあるので,それをタップ。すると玄関がひとりでに開く。そのまま進むと今度は森を探索するパートとなり,奥や手前に行ったり左右に進むと再び屋敷が見えるので,そこまで戻れば前半は終了。何をやっているのか分かりづらいだろうが,実際分かりづらい展開なのだ……。

画像集#006のサムネイル/たった独り,長く狂おしい夜を耐えろ……iOS向けホラーゲーム「Knock-Knock」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第502回

 後半はようやくゲームらしさが出てくる。画面左上に表示されている時計は時間とともに白い部分が増えていき,盤面すべてが白い部分で覆われれば夜が明けてステージクリアとなるのだが,夜中の屋敷には幽霊がうろつき,家がきしんで,ドアをノックする音が絶えないなど,さまざまな超常現象が巻き起こっている。
 そして幽霊に触れてしまうと,時計の白い部分がごっそり減ってしまうので,いかに彼らに触れず時間を稼ぐかがキモとなるのだ。

画像集#007のサムネイル/たった独り,長く狂おしい夜を耐えろ……iOS向けホラーゲーム「Knock-Knock」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第502回

 幽霊は一定距離まで接近すれば視認可能。そして,幽霊が侵入した部屋は明かりが消えるので,各部屋の明かりをつけながら行動すれば,どの部屋にいるかが遠くからでも分かる。もし近くで破裂音とともに明かりが消えたら,すぐさま逃げよう。
 各部屋にはタップで隠れられるオブジェクトが用意されているので,それで幽霊をやり過ごしてもいい。ただし一定以上の大きさでないと見つかってしまうので,なるべく大きなオブジェクトを探そう。また,すでに見つかっている状態で隠れても当然ながら無駄に終わる。

画像集#008のサムネイル/たった独り,長く狂おしい夜を耐えろ……iOS向けホラーゲーム「Knock-Knock」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第502回
後半パートでは,主人公は常にウトウトしているので,部屋のオブジェクトをすぐには認識できないが,その場で少し待機すると見えてくる。覚えておきたいテクニックのひとつだ
画像集#009のサムネイル/たった独り,長く狂おしい夜を耐えろ……iOS向けホラーゲーム「Knock-Knock」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第502回
部屋にいるとき,主人公が目をつぶっていれば,あるはずのものが見えていない状態。しばらく待てばオブジェクトが出現する。逆に目を開いていれば,それ以上何も出現しない

 また,暗闇に大きな目が浮かび上がる部屋も存在しており,この部屋で電球をつけようとすると,幽霊に触ったときと同様に時計の白い部分を減らされてしまうので,スルーしてしまうのが安全だ。なお,この目をタップすると中に入れるのだが,中を探索し終わるとなぜかまた最初に戻されてしまう。説明もないのでさっぱり意味不明だ。

画像集#010のサムネイル/たった独り,長く狂おしい夜を耐えろ……iOS向けホラーゲーム「Knock-Knock」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第502回

 全編通してとにかく暗闇が恐ろしい。明かりをつけると消える謎の物体や背景に佇む悪魔など,意味の分からない存在ばかりだが,それゆえに怖い
 同じことの繰り返しのため,中盤以降はかなりダレがちで,前述したようにほとんど説明らしい説明もなく,プレイを続けるのはなかなか困難なのだが,本当に気になる! という人にだけオススメしたい,ちょっと変わった作品性のゲームだ。

著者紹介:トリスター/目代将規
 ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。

「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」記事一覧

  • 関連タイトル:

    Knock-Knock

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:04月25日〜04月26日