魔王だって健康でいたい。スマートフォン向けシューティングゲーム「魔王のさんぽ」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第433回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　RPGの最後に待ち受けるボスは魔王であることが多いが，勇者が広大なマップを冒険している間，彼は一体何をしているのだろうか……。
　本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では，勇者の到着を待ちきれなくなった魔王が，健康と暇つぶしのために散歩に出かけるという奇想天外なシューティングゲーム「魔王のさんぽ」（iPhone / Android）を紹介する。

本作は基本プレイ無料のアイテム課金制。オシャレなマントとブーツでお出かけする魔王はものすごくプリティーだが，こう見えてもかなりのワルなのだ

　プレイヤーは，1時間ごとに追加されるブーツを1つ消費して魔王を散歩に出向かせる。散歩に出ると，牛や豚といった「善良な生き物達」がその行く手を妨害してくるので，フリック操作で魔王を左右に動かし，自動で発射される弾を使って，それらを蹴散らすことになる。
　一定の歩数を稼ぐと，善良な生き物達よりも強力な「勇者の仲間たち」が登場し，魔王の行く手を阻んでくるが，攻撃をしっかりと見極めればきっと攻略できるはずだ。
　こうした敵，もしくは敵の攻撃に1回でも接触するとゲームオーバーとなり，それまでの歩数がスコアとして表示される。

敵の編隊が昔のシューティングゲームっぽいとか，魔王はそんな細かいことは気にしない

　敵を倒すと，一定時間魔王が強化されるパワーアップアイテム「ジュエル」「バリア」「スピードアップ」のほか，魔王の素敵なマントを強化したり，便利なアイテムを購入したりできる「コイン」，3つ集めることで他プレイヤーの魔王を一定時間助っ人として召喚「ハートエンブレム」など，さまざまな便利アイテムがドロップする。

パワーアップアイテムがあっても，勇者の仲間たちには苦しめられるだろう。しかし，やられてもさすが魔王，捨て台詞もカリスマだ

　1回でも敵に接触するとゲームオーバーになる，という点は難しそうに聞こえるかもしれないが，敵の出現や攻撃のパターンが分かりやすく，シューティングゲームとしては非常にマイルドな部類に入る。
　また，集めたコインを使って，魔王のマントを新調したり，強化したりできるほか，毎日回せるルーレットでは，攻略が楽になるアイテムが入手できるので，コツコツと続けていればどんどん先へ進めるようになる。

マントの強化やアイテム以外にも，一緒に戦ってくれるお供の魔物を合成でレベルアップさせれば，攻略がより楽になるだろう

　プレイに必要なブーツをフレンドに贈る，助っ人として一緒に戦うなど，ソーシャルゲームの要素も併せ持つ本作。フレンドの記録を見てついついムキになってしまうのも，ソーシャル形式ならではの面白いところ。本作は，継続して遊ぶことが攻略の鍵となっており，難度は決して高くないので，シューティングが苦手という人にこそ，オススメしたい作品だ。

著者紹介：カイゼルちくわ
　ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング＆ガンシューティング好きだが，家に帰ればPCのFPSも遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。

「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」記事一覧