連載
鉄橋の建築美にハマる。Android向けシミュレーションゲーム「X Construction」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第419回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
鉄橋は,周囲の地形に適した形で建設されており,そこに芸術性を感じる人もいるようだ。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,そんな鉄橋を題材にした建築シミュレーションゲーム「X Construction」を紹介する。電車が通っても橋が崩壊しないよう,鉄骨の1本1本に気を配りつつ,美しい橋を架けよう。
「X Construction」ダウンロードページ
「X Construction Lite」ダウンロードページ
本作の目的は,乗客を乗せた電車が渓谷を通過できるように,鉄橋を造るというもの。鉄骨の数が決められていること以外,とくに制限はないため,納得のいくまで鉄橋造りに専念できる。
鉄橋が完成したら,画面左上のボタンをタップして実際に電車を走らせ,向こう岸に渡りきればステージクリアとなり,次のステージが開放されるという流れだ。
本作の操作方法は,右上のボタンで鉄骨を選び,タップ&ドラッグ操作で線を引くように配置する。ドラッグする距離により鉄骨の長さを調整可能だ。
鉄橋はしっかりとバランスを考えて造らなければ,その上を走る電車を支えるどころか,自重にすら耐えきれずに崩壊してしまう。そこで重要となるのが,鉄骨の組み合わせ方だ。基本的には小さな三角形を集めるように組み合わせれば,見た目以上の丈夫さが引き出せる。
鉄橋の完成後,実際に電車を走らせてみると,橋の揺れ方やきしみ方などが実にリアルで,非常にハラハラさせられる。また,鉄橋が崩壊して電車が転落すると,乗客のリアルな悲鳴が響き渡るため,罪悪感を感じずにはいられないだろう。
このハラハラ感や電車が無事通過できたときの達成感は,理詰めのパズルで終わらない本作ならではのもの。答えが1つではなく,見た目の美しさにこだわることができるため,自由な発想で楽しめるのも本作の魅力だろう。
本作は,鉄骨にかかる負荷を分散させる,渓谷内の地形を利用するなど,どうすれば頑丈な鉄橋を架けられるかを考えることで,理科の実験のようなワクワク感が味わえる。鉄骨1つで劇的に強度が変わるなど,難度はかなり高めに設定されているので,じっくり時間をかけて,丈夫で美しい橋造りに挑戦してほしい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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