連載
「マユモリ」の謎を追う,優しく暖かい物語。スマートフォン向けRPG「マユモリ」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第299回
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スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,自分以外の村人たちが消えてしまった世界で,母親や村人を探しつつ,世界の謎を解き明かすというファンタジーRPG「マユモリ」(iOS / Android)を紹介しよう。
登場するキャラクターたちは,敵味方問わず毛糸で作られたような愛らしい外観をしており,非常に暖かい世界観や音楽も相まって,ほっこりすること間違いなし。戦闘システムもシンプルなので,小さなお子さんと一緒にプレイしてもまったく問題ないだろう。
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「マユモリ」ダウンロードページ(iOS版)
「マユモリ」ダウンロードページ(Android版)
主人公の男の子は,村の外には危険がいっぱいと教えられてきたが,いなくなってしまった母親や村の人たちを探すため,小さな弓と不思議な力を持つ花を携え,一人で旅立つことを決意する。そして,彼が旅の道中で出会う「マユモリ」の謎にも迫っていく……。というのが本作の物語だ。
プレイヤーは男の子を操り,何らかの影響で凶暴になってしまった動物たちをこらしめながら村人を探す。ゲームは「scenario(シナリオ)」内に用意されたマップを踏破していくシステムで,各マップの道中には敵が,最深部にはボスが待ち構えており,ボスを撃破すると次のマップが開放される。いくつかのマップをクリアすると,新たなシナリオが出現するというオーソドックスなシステムだ。
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マップにはいくつかのオブジェクトがあり,それぞれには役割がある。物語が語られる「家」や,進むべき場所を指し示してくれる「看板」,不思議な花(後ほど詳しく説明)が摘める「花壇」,そして戦闘に突入する「バトル」だ。いずれもオブジェクトがあるフロアにタップして移動することで,自動でイベントが発生する。バトル以外のオブジェクトは,なるべくすべて回るように心がけるといいかもしれない。
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オブジェクトの中でとくに重要なのが,花を摘める花壇だ。花にはさまざまな種類があるほか,バトルと密接に関わっているので,しっかりと解説していきたい。
本作の戦闘は,回るリールに向かって矢を放ち,矢が射抜いたボードに描かれている花の模様によって,相手にさまざまな攻撃を与えられるというシステムだ。そのリールに登場する花の模様は,自分が摘んだ花の中から選出される,というのがポイントだ。
たとえばもっとも一般的な赤い花「アローラ」を10輪と,射抜くと主人公の体力が回復する「キュリア」を5輪摘んだとしよう。リールは8枚のボードで構成されているため,バトルではアローラ×10,キュリア×5の合計15輪の中から,ランダムで8輪が選出される……というわけだ。
![]() 何よりも花を摘むことがもっとも大事。なお,花の所有数には限界があるので,花の配分をどうするかもしっかり頭に入れておこう |
![]() こちらがバトル画面。画面下部の弓矢をスワイプで引き,上部に見える花のリールに向かって放とう。リールはつねに回転しているので,しっかり狙いを定めることが重要だ。なお,射抜いたボードの花はその時点でなくなる |
また,同じ種類のボードが隣り合っている場合,そこを射抜くことで「コンボ」が発生する。コンボは花の威力が増大するので,攻略において必要不可欠な要素だ。花の配分をわざと偏らせる(すべての花をアローラで構成するなど)ほどコンボは生まれやすいが,コンボに使用した花は一気になくなってしまうので,“花の在庫切れ”が起きやすくなる。
逆にバランスよくたくさんの種類の花を用意しておくと,さまざまな状況に対処しやすいが,その分コンボが狙いにくくなる。この辺りのバランスがなかなかに絶妙で,射抜いたあとにどの種類の花がリールに補充されるのか……と計算しながら立ち回る必要が生まれる。また,花には「せん滅型」「バランス型」「守備重視型」というタイプがあるので,どのような構成にするべきか,あれこれ悩む感覚にはテーブルカードゲームに似た面白さがあると感じた。
![]() こちらは痺れ効果を持つ「サンダリオ」のみで固めたときのリール。当然ながらつねに最高の8ヒットコンボが狙えるのだが,戦闘のたびに花を8輪消費するため,非常に燃費が悪い |
![]() 花壇の花をすべて採取しても,時間が経てば少しずつ復活する。マップ内にも花壇は点在しているので,その都度補充しながら進もう |
ボスを倒すと「ボーナスリール」に1回だけ挑戦でき,ここでは「特定の花を射抜いた際の効果を上げる」「持てる花の限界を増やす」といった特殊な効果が得られる。どのボーナスも有益なので,自分のプレイスタイルと相談して,ターゲットを決めよう。
また,ボスを倒すことで物語が進み,少しずつ「マユモリ」,そして「マユゴモリ」といったワードが登場し始める。これらが一体何のことなのか,そして母の行方は? ……といった具合に,ぐいぐいと物語に引き込まれていくはずだ。
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コレクション要素の「花の精」,特定の花の効果を上げる「弓」,さらには豊富な称号など,RPGらしいやり込み要素もしっかり用意されている。ハック&スラッシュなゲームが多いスマートフォンRPGだが,本作はどこまでも牧歌的で優しい世界観を大事にしている。音楽やグラフィックスもとても完成度が高いので,ぜひ主人公とともに「マユモリ」の謎を解く旅に出かけてみてほしい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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- ライター:トリスター/目代将規
(C) 2013 studio R.E.E.L, Ltd.
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