連載
僕にも弾けた。iOS向けリズムゲーム「Guitar! by Smule」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第269回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,「ギターを弾いてみたい」「一度は挑戦したけど挫折した」という人にぴったりのゲーム「Guitar! by Smule」を紹介しよう。
ギターというものは毎日触って単調な練習を繰り返さないと覚えられない厄介な楽器なのだが,本作ではギタープレイをシンプルなシステムに落とし込み,キチンと弾いた気分にさせてくれるのが大きな特徴となっている。
「Guitar! by Smule」ダウンロードページ(App Store)
本作では,タイトル画面で使用するギターを選ぶのだが,初回のプレイで選べるのは「Acoustic Guitar」のみなので,これをタップしよう。続いて表示される楽曲リストから好きな曲を選び,続いて難度を選択すればプレイ開始となる。
画面にはギターの弦を模した6本の線が左右に走っており,その各線に沿って左からぼんやり光るマークが流れてくる。画面右側には1本の仕切り線が縦に走っているので,その位置にマークが来た瞬間に,対応する箇所をタップしよう。6本の線はそのままギターの1弦〜6弦に対応しており,1弦をタップすれば高い音が,6弦をタップすれば低い音が響く。これが「ピッキング」だ。
また,複数の弦を覆うような縦長のマークが流れてきたら,対応した弦を一気にスワイプしよう。すると,「ジャラ〜〜ン」とコードが鳴り響く。これが「ストローク」で,ギターの演奏方法としては非常に基礎的なものなのだが,ゲームでこれを再現しているのはなかなか珍しい。
正しくピッキング,またはストロークできれば,画面上のスコアが加算され,最終的なスコアに応じてゲーム内通貨である「コイン」がもらえる。コインは楽曲や新しいギターの開放に使うので,しっかり貯めていこう。
Jason Mrazの「I'm Yours」やElton Johnの「Your Song」,Ben E.Kingの「Stand By Me」といった曲が収録されており,洋楽好きにはたまらない |
コインで開放すれば「Electric Guitar」や「Rock Guitar」も使用可能に。音色ももちろん変わるので,同じ曲でもまったく違った雰囲気に |
そして,個人的に本作最大のポイントだと思っているのが,各楽曲に専用のボーカル音声が用意されていること。歌っているのは(おそらく)アマチュアアーティストながら非常に歌唱力の高いボーカリストばかりなので,気持ちよく楽曲を演奏できるだろう。
ギターをつまびく自分の演奏にボーカルの歌声が乗と,まさにフォークデュオといった雰囲気。本作にはリズムをつかむためのドラムや電子音が入っていないので,歌声を頼りに弾くのもいいだろう。
なお,楽曲には「Easy」「Medium」「Hard」3つの難度が用意されている。Easyはピッキングとストロークだけでクリアできるが,Medium以上は,画面左側に3色の四角い枠表示され,流れてくるドットの色に対応した枠を押した状態でピッキングやストロークをしなければならない。
これは「左指で弦を押さえて音階を変える」というギターの演奏方法をモチーフにしたもので,押さえる枠によって,弦を弾いたときの音も変わる。これにより,自分でコードを変えているように感じられ,よりギターを弾いている気分に浸れるのだ。
枠の操作はなかなか忙しい。コードを間違えるとボーカルの歌声に合わず違和感が出てしまうので,枠の並びと流れてくるドットの色をしっかり把握しておこう |
リズムゲームではあるものの,ゲーム性はそこそこなので,手軽に演奏できる楽器としてどっぷりハマれることうけあい。ミスしても演奏が終了……なんてことはないので,あえて譜面を無視して自分の好きなように演奏してもいい。
ギター経験者はもちろん,未経験者の方もぜひ本作に触れて「ギターを弾く」という楽しさを感じていただきたい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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