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この発想はなかったわ。iOS向け脱出ゲーム「EscapeRPG - ドット絵RPG風 脱出ゲーム」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第267回
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スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
スマートフォンゲームにおいて,「脱出ゲーム」と呼ばれるジャンルはつねに一定の人気を得ており,多数の作品がリリースされている。
たいていのタイトルでは,主人公が密室に閉じ込められたという設定で始まる。画面内のさまざまな場所をタップで調べてアイテムを入手し,それらを使ったり組み合わせたりしながら,文字通り部屋から「脱出」すればクリア,という感じだ。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「EscapeRPG - ドット絵RPG風 脱出ゲーム」も,そんな脱出ゲームのひとつ。ただし,本作にはRPG風のインタフェースやシステムが取り入れられているうえ,ゲームは魔王(と思わしき敵)とのバトルから幕を開けるという,なかなかにユニークな演出が施されたタイトルとなっている。
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「EscapeRPG - ドット絵RPG風 脱出ゲーム」ダウンロードページ
さて,ゲームは主人公が「マインド・イレージョン」というすべての記憶を失う魔法をかけられてしまうところから始まる。自分がなぜここにいるのか,なぜ目の前の敵(らしき存在)と戦っているのか,それすら思い出せない。
このとき,画面にはRPGのように「たたかう」「まほう」「ふくじゅう」「ガード」といったコマンドが表示されるので,魔王を倒すべく,適切な行動を選んでいこう。
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魔王の撃破に成功すると,主人公は見慣れぬ小部屋にいることに気付く。そう,ここからが本番である「脱出ゲーム」だ。画面下に仮想パッドが表示されるので,それを使って上下左右に移動し,気になる場所を「Aボタン」のタップで調べていこう。部屋の仕掛けやアイテムをうまく利用し,部屋の謎を解くのだ。
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脱出ゲームにおいてアイテムの重要度は非常に高いが,本作においてもそれは変わらない。入手したアイテムをどこでどうやって使うのかに,柔軟な発想が要求されるのだが,中でもキーとなるのが「ときのゆびわ」だ。
このアイテムは最初から所持しており,使用すると「記憶を失った瞬間」にまで時間移動できるというもの。どうも「詰んだ」らしい,MPがなくHPを回復できない,というような状況において使えば,文字通りゲームをリセットし,最初の状態に戻すことができるのだが,用途はそれだけではない。ぜひとも自身の手で,ときのゆびわの謎を解いてほしい。
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脱出ゲームという,どうしても設定が似通りがちなジャンルながら,独自のゲーム性で類を見ない作品となった本作。ノスタルジックな雰囲気に浸りながら頭をひねって部屋から脱出し,ちょっぴり切ない主人公のラストを見届けてほしい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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