「パズドラZ」は12月12日に発売。中川翔子さんによる主題歌「さかさま世界」も生で披露された緊急発表会のレポートを掲載

　ガンホー・オンライン・エンターテイメントは本日，同社が発売を予定しているニンテンドー3DS用パズルRPG「パズドラZ」の緊急発表会を東京都内で開催した。

　この発表会では，「パズドラZ」の発売日や価格，今後のコミック展開といった情報が飛び出した。ステージに立ったのは，同社の代表取締役社長である森下一喜氏や，本作のプロデューサーを務める山本大介氏。さらに，タレントの中川翔子さんと，作曲家の伊藤賢治氏，「月刊コロコロコミック」の編集長“ムラ神様”こと村上孝雄氏もゲストとして登壇した。その模様を会場写真と共にお届けする。

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「パズドラZ」は12月12日に発売決定

東京ゲームショウ2013で体験版を配布

森下一喜氏

　　発表会はなぜか“キングメタルドラゴン”を彷彿させる衣装を着込んで，森下氏が登壇。まず氏が「パズドラZ」の開発に至った経緯や，ゲームの特徴を語った。

　「実は2011年9月頃，企画段階では，『パズル＆ドラゴンズ』は現行のものとは異なる“横画面”形式のタイトルとして制作されていました。これをニンテンドー3DSに移して開発したのが今回の『パズドラZ』で，『パズル＆ドラゴンズ』が累計ダウンロード数1800万を超えたから『パズドラZ』を作ろうと考えたわけではないんです。『パズドラZ』には，『パズル＆ドラゴンズ』の“パズルでバトル”というコンセプトはまったく変更しないまま新しい要素を導入しています」（森下氏）

山本大介氏

　続いて山本氏が本作への思いや，見どころをアピールした。

「『パズル＆ドラゴンズ』は，パズルとRPGの“おいしいところ取り”をしたような新機軸のゲームです。『パズドラZ』はスマートフォン版の移植といわれないよう，すべてにこだわって開発しています。スマートフォン版で再現できなかったストーリー面にかなり注力していますので，注目していただけたらと思います」（山本氏）


　これらのコメント後に，「パズドラZ」の発売日が2013年12月12日に決まったことが，山本氏より明らかにされた。価格はパッケージ版が4400円，ダウンロード版が4000円（共に税込）。さらに早期購入特典として，オリジナル仕様のタッチペンが用意される。

パッケージ画像

早期購入特典のタッチペン

　山本氏いわく，「イチニーイチニー，ヨンヨンマルマル」（1212，4400）で発売日と価格を記憶し，オリジナル仕様のタッチペンもぜひ手に入れてほしいとのことだ。
　また，9月19日から22日まで千葉・幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2013」（一般公開日は 21日，22日）のガンホー・オンライン・エンターテイメントブースにて，体験版を先着順で配布するという。詳しい内容は続報で発表されるとのことなので，お見逃しなく。

「月刊コロコロコミック」12月号で漫画連載がスタート

中川翔子さんによる主題歌の生ライブも会場で披露

　4月に開催された「パズドラ ファン感謝祭」にて，“ムラ神様”こと村上孝雄氏が漫画連載を確約していた件に関しての新発表も行われた。その内容は，11月15日に発売される「月刊コロコロコミック」12月号から，「パズドラZ」を題材にした漫画連載がスタートするというものだ。

村上孝雄氏

　漫画連載について村上氏は，「森下社長も大変気合いが入っていて，“大人が本気になると凄えんだぜ！”という感じです。僕らも，こういう森下社長が好きで，“望むところだ。受けて立つぜ！”という良いノリになってきています。少なくとも1800万人が面白いと言ってくれているゲーム，そのキャラクターを大好きになっちゃったらどうなっちゃうんだろうというところを，ぜひ注目していただきたいし，そこがコロコロコミックの役割だと思っています」と意気込みを語っていた。


　漫画連載の告知のあと，中川翔子さんが自身もやり込んでいるという「パズル＆ドラゴンズ」の魅力と，主題歌「さかさま世界」に込めた思いを語り，生の歌声を披露した。
　「『パズドラ』というビッグタイトル，そのニンテンドー3DS版の主題歌となれば，ゲームを起動するたびに流れ，プレイする子供達の脳裏に刷り込まれる曲となります。これを担当させていただけるというのは大変なことだと思って歌詞と向き合いました。『パズドラ』は難関に立ち向かったり，回り道をしてうまくやったりと，まるで人生みたいに奥が深いゲームです。この曲の歌詞も，聞くたびに人生とリンクしていくような深い内容だと思います」（中川さん）

　ちなみに中川さんは当初，この主題歌を爽やかな印象で歌っていたが，主人公のキャラが動く姿をオープニングムービーで見たのをキッカケに，ボーイッシュな歌い方へと変化させたという

　ライブを披露したあとは，それぞれの登壇者が「パズドラZ」に対する思いを語り，発表会を締めくくった。順に各コメントを紹介しよう。

　「『パズドラZ』は，スマートフォンの『パズル＆ドラゴンズ』比較されるところがありますが，クオリティに関しては妥協しないで作っています。ようやく発売日を発表できてほっとしています。皆さんの高い期待に答えられるよう，総力をあげて作り込んでいきます」（森下氏）

　「開発の最後の追い込みも気を抜かず，買っていただいた人が絶対に損をしないものにします」（山本氏）

　「『パズル＆ドラゴンズ』は，幅広い世代と層の人達がみんなで楽しめる，簡単で遊べて果てしなく奥が深いゲームです。『パズドラZ』があれば人生が何倍も楽しくなります。スマートフォン版から遊んでいる人も，これから遊ぶ人も，いろいろな楽しみ方ができると思いますので，日本中で『パズドラZ』を遊びましょう」（中川さん）

　「スマートフォンの『パズル＆ドラゴンズ』から『パズドラZ』に進化し，音楽もいろいろパワーアップしていますので，そこを含めて楽しんでいただきたいです。ゲームを通じて親子での会話が生まれたら嬉しいです」（伊藤氏）

　パズドラZの発売日まで残り約4か月となっている。本作にいち早く触れる機会は，おそらく東京ゲームショウ2013で配布される体験版になるはずだ。こちらの続報にも期待を高めておこう。

「パズドラZ」公式サイト