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「エスカ&ロジーのアトリエ〜黄昏の空の錬金術士〜」の完成発表会が開催。キャラクターデザインの左氏とエスカ役の村川梨衣さんも登壇したイベントの模様をレポート
「エスカ&ロジーのアトリエ〜黄昏の空の錬金術士〜」公式サイト
シリーズの前作にあたる「アーシャのアトリエ」の正統な続編である「エスカ&ロジーのアトリエ」。岡村氏は,同作最大の特徴として,女性主人公エスカと男性主人公ロジーのいずれかを選んでプレイできる「主人公選択システム」を挙げた。
二人の主人公は,それぞれゲーム中の視点が異なり,エスカを選択した場合は,従来の「アトリエ」シリーズ同様に,ほのぼのとした展開を楽しめるという。一方のロジーを選んだ場合は,世界観や背景設定に焦点を当てた少々シリアスな展開になるとのこと。
とは言え,基本的なストーリーの流れは同じであり,双方の主人公をプレイしないとゲームを楽しめないようなことはないそうである。
加えて本作では,調合の結果として生成されたアイテムを活用する場が多数用意されるほか,過去シリーズにあった武器/防具の調合なども可能だという。ちなみにエスカはアイテム調合,ロジーは武器/防具調合と役割が分かれるが,どちらの主人公を選択しても,双方の調合を利用できる。また強化効果の引き継ぎも,プレイヤーの任意で行えるとのことだ。
フィールドについては,今回,コーエーテクモゲームスの開発したKTGLエンジンを採用したことにより,空気感などの表現が前作から大幅に向上したと岡村氏。さらにローディング速度の向上といったプレイフィールに関わる部分も改善されているとのことである。
また,素材の収集とバトルのルーチンワークに陥りがちだった探索を改善する要素として,「フィールドイベント」が追加された。これは,フィールド上でプレイヤーがバトル/収集などの行動を取るとゲージが溜まっていき,100%以上になるとイベントが発生するというもの。イベントはレアアイテムを持った強敵とのバトルや,そのフィールド上の全アイテム収集など数種類あり,プレイヤーの任意で発生タイミングと内容を選択できる。
最後の特徴として紹介されたのは,前衛3キャラ,後衛3キャラの最大6キャラが参戦する「入り乱れバトル」である。このシステムにより,前衛と後衛の連続攻撃や,「かばう」といったサポートが可能になり,スピーディな展開と派手な演出が楽しめると岡村氏。
なお,このシステムは,より多くの登場キャラをバトルで使いたいというリクエストに応えたもので,これまたKTGLエンジンによって実現できたとのことだ。
次のコーナーでは,「エスカ&ロジーのアトリエ」のキャラクターデザインを担当したイラストレーターの左氏,エスカ役のボイスを担当した声優の村川梨衣さん,そして岡村氏の3名が,ゲームにまつわるトークを繰り広げた。
「エスカ&ロジーのアトリエ」キャラクターデザイン 左氏 |
エスカのボイスを演じた声優の村川梨衣さん |
一方,左氏が苦心の末に生み出したエスカのイメージを見た村川さんは,最初,「フワフワで可愛い」と説明されたとおりの女の子だと感じたそうだ。ちなみに村川さんは,ピンクの髪の女の子が大好きとのことで,まさにエスカはドンピシャだったと語っていた。
村川さんは,ロジーを「イケメン」と評し,エスカ同様,初見から好きなキャラだったと語る。エスカ役としては,ロジーを兄弟や親族のような近しい存在として意識するよう努めたが,村川さん自身は,ロジーがほかの女性キャラに魅かれるようなシーンが,少し心に引っ掛かったそうだ。
発表会のエンディングでは,「前作が面白かったから今回も遊んでみよう」と思うファンの存在が,いい意味の緊張感を生んだと左氏がコメントした。また村川さんは,自身の演じたエスカが,ファンのイメージに沿ったものになっていることを願うとともに,ゲームの完成を発表できたことの喜びをあらためて表した。
そして岡村氏は,「ゲームの魅力はまだまだ紹介しきれていない」と語り,発売日である2013年6月27日までに順次情報を公開していくと述べ,発表会を締めくくった。
「エスカ&ロジーのアトリエ〜黄昏の空の錬金術士〜」公式サイト
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エスカ&ロジーのアトリエ〜黄昏の空の錬金術士〜
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