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Stranded Without A Phone
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無人島ならぬ無人惑星で極限のサバイバル。iOS向け「Stranded Without A Phone」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第200回
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印刷2013/03/13 10:00

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無人島ならぬ無人惑星で極限のサバイバル。iOS向け「Stranded Without A Phone」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第200回

画像集#014のサムネイル/無人島ならぬ無人惑星で極限のサバイバル。iOS向け「Stranded Without A Phone」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第200回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。

 4Gamer読者の皆さんは,無人島でのサバイバル生活に憧れたことはあるだろうか? 筆者はその手のマンガや小説,映画がかなり好きで,中でもトム・ハンクス主演の映画「キャスト・アウェイ」は繰り返し見るほど好きだった。
 さて,そんな極限状態ともいえる孤島でのサバイバル生活をテーマにしたゲームが,本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「Stranded Without A Phone」だ。

この妙な体型のオジサンが主人公。ちなみに本作の価格は250円(税込)と,アプリとしてはやや高めだが,それだけの価値は十二分にあると感じた
画像集#001のサムネイル/無人島ならぬ無人惑星で極限のサバイバル。iOS向け「Stranded Without A Phone」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第200回 画像集#002のサムネイル/無人島ならぬ無人惑星で極限のサバイバル。iOS向け「Stranded Without A Phone」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第200回

「Stranded Without A Phone」ダウンロードページ(App Store)


 時代は近未来,主人公は惑星の植民地化ミッションをスポンサードする企業の社長だ。
 だが,社長が乗っていた宇宙船が,事故でとある惑星へと不時着。唯一の生き残りとなった彼は,ひとり惑星で生き延びなければならないのだった――というのが,本作の物語だ。
 とはいえ,プレイ中にはストーリー展開のようなものはないので,こういう背景がある,ということだけ知っておけばいいだろう。

 というわけで,ゲームがスタートすると,いきなりサバイバル生活が幕を開ける。行き当たりばったりのプレイではあっという間に死んでしまうので,最初に表示されるガイドを熟読しておくこと。

惑星に自分以外の人間はいないが,魚やイノシシといった生物は存在している
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 画面内にはさまざまなインタフェースが表示されているので,順番に解説していこう。画面右上にあるボックス内には,主人公の健康状態を表す「水分」「食物」「ケガ」「体力」という4つのゲージが表示されている。
 最も重要なのは体力で,これがゼロになると死亡,ゲームオーバーだ。体力を保つには,水分や食物ゲージも高い状態にしておく必要がある。負傷すれば「ケガ」のゲージが上昇。これは自然回復するが,回復までの間は体力ゲージも上がりづらくなる。

 その4つのゲージの下にある「zzzz」と書かれたアイコンをタップすると,睡眠を取れる。睡眠すると体力が回復するが,水分や食物が低い場合は回復しないので要注意。

 その下は「現在作ることができるものの一覧」。タップするとアイテム作成画面に移り,手持ちアイテムをもとに「何を組み合わせればどんなアイテムができるか」といったことが確認できる。実はゲーム中もっとも重要な要素なのだ。

 虫眼鏡のアイコンは「自動で探すアイテム」。タップすると「小石」「岩石」「棒」「乾燥した草」「銅」「亜鉛」「花」「トリの羽」といったアイコンが表示され,選択するとそのアイテムを自動で探してくれるようになる。歩いているうちに勝手に入手できるので,必要に応じて選択するといいだろう。最初は小石や岩石,棒といったものを中心に集めるといい。

 一番下にあるのはアイテム欄。現在の手持ちアイテムの閲覧や使用が行える。所持できるアイテムは最大で6個だ。

 プレイ中,選択した場所に障害物(岩や木など)があった際,それらが画面左上にアイコンで表示される。このとき,「障害物を利用して新たなアイテムを作成」ということもできるのだ。
 たとえば「小さなヤシの木」を選択した状態でアイテム作成画面を開くと,「丸太」というアイテムを作成可能になる。このように,特定の障害物を選択した状況でのみ作成できるアイテムも多いので,色々と調査していくといいだろう。

アイテムを収集し,そこから新たなアイテムを作成。これを繰り返すことで,徐々にサバイバル生活の基盤を築いていくのだ
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 画面左下には全体マップと経過日数,そしてゲーム内の時間を表す月マークが表示されている。
 本作には時間の概念があり,昼や夜,朝焼けや夕方なども訪れる。惑星は非常に狭いため,ゲーム内で1日かければぐるりと一周することが可能だ。

 雨風を凌げる建造物などはないため,まずは惑星のどこかを拠点とし,そこを生活の中心にするといいだろう。水場や植物,果物が付近にあるような場所がオススメだ。拠点が決まったら,何はなくとも食料と水の確保。惑星内にはベリーやレモンの木が生えているが,これらを食の中心にするのは避けたほうがいい。ベリーは一度に大量の実が採れるものの,再度実が成るにはかなり長い時間が必要となり,レモンはその数に限りがあるためだ。いずれも最初の1日2日を凌ぐための手段として,活用するのがいいだろう。

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アイテムは欄外へスワイプして「地面に置く」ことができる。置いてもアイテムは消滅しない(ただし食べ物は除く)ので,擬似的な保管庫としても活用可能だ
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多数のアイテムを組み合わせて作成できる「焚き火」は,とりわけ重要。肉や魚を調理したり,塩水を沸騰させて「淡水」へと変えたりできる。古代から,火と人類は切っても切れない関係にあるのだ

 手ぶらの状態では木になっている実を食べるぐらいしかできないので,早速アイテムの作成に取り掛かろう。序盤のオススメは「オノ」で,「棒」「とがった岩石」「編みヒモ」から作ることができる。棒は自動で探すアイテムの中にあるので問題ないが,とがった岩石と編みヒモはそれぞれ個別に作成する必要があるのだ。

 本作にはこのように,「アイテムAを作るためにアイテムBとアイテムCが必要で,アイテムBの作成はDとEが,アイテムCの作成はFとGがそれぞれ必要」といったような場面が多く登場する。これこそが本作の醍醐味であり,もどかしくも楽しい要素のひとつだ。育成ゲームやシミュレーションゲームのコツコツとした地道な作業が好きな方ならば,かなり気に入るのではないだろうか。

 さて,そのようにしてオノを作成できたら,ヤシの木を探そう。惑星にはヤシの木が大量に生えており,いくらでもココナッツを入手できる。オノでココナッツを割ると「割れたココナッツ」2個と「ココナッツミルク」2個が入手可能。この割れたココナッツを食べれば食物ゲージが少量回復するうえ,水を持ち運ぶ容器としても活用できるのだ。このようにアイテムの用途はひとつだけに限らないため,色々と探してみるといい。

画像集#008のサムネイル/無人島ならぬ無人惑星で極限のサバイバル。iOS向け「Stranded Without A Phone」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第200回
ゲーム内の天候は,晴れと雨の2種類。雨は飲み水を溜める絶好の機会で,水を入れる容器を地面に置けば自然に淡水が溜まってくれる

 水を確保したならば,次は食料。海にはところどころ渦のようなマークがあり,そこに魚がいることを表している。魚はモリかネットを使えば入手でき,焚き火を起こせば調理することもできる。
 陸にはイノシシも生息しており,捕まえて肉を食べれば食物ゲージが大幅に回復するので,中盤からはこちらをメインの食料とするのがいいだろう。ただしイノシシを捕まえるのは一筋縄ではいかないので,あれこれと試行錯誤してみてほしい。あるアイテムを持った状態でイノシシをタップすれば直接攻撃できるし,「トラップ」のようなものを設置してひっかけるのもいい。

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イノシシをゲットできれば,その日の晩餐は決まったようなものだ

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サバイバル生活が長くなると,食糧の備蓄も効率よく行えるようになる。「イノシシの死体」は腐らないので,保管しておけばまず食糧不足に悩まされることはない

 食料,水ともにある程度基盤が整ったなら,いよいよ脱出手段を探ることとなる。ときおり海辺に流れ着く宇宙船の積み荷から入手できるアイテムは,脱出に重要な役割を果たすので,しっかり確保していこう

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「デコード基盤」や「ヘッドフォン」など,生きていくうえでは必要ないと思われるアイテムたちが,脱出の鍵となる

 初回プレイではあっという間にゲームオーバーになり,面白さが分からなかったが,システムを理解するにつれ徐々にのめりこみ,気付けば仕事を忘れて没頭していた。
 目的が惑星の脱出であるため,寄り道的なプレイをする幅が狭かったり,お遊び的なアイテムが少なかったりといった不満はあったが,それでも十二分に楽しめた。
 今回,あえて本文内ではアイテムの組み合わせや狩猟の手段など,個別の詳細を省いたが,これは本作の持つ「発見する楽しさ」を味わってもらうため。
 ゲーム自体はかなり地味なので好き嫌いはあるかと思うが,育成ゲームやシミュレーションゲームが好きな方には自信を持ってオススメできる。この極限生活を,知恵と経験でぜひ乗り越えてほしい。

ある程度ゲームが進むと,主人公がさまざまな設備や用途に応じた保管庫を自発的に作り始める。こうなれば悠々自適なサバイバルライフを送れること間違いなし
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著者紹介:トリスター/目代将規
 ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。

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