連載
あの禁断の行為が存分に楽しめる。iOS向け「二度づけ禁止!!」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第159回
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スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
串カツといえば,大阪名物として人気を博し,今やすっかり全国的知名度を得た串揚げ料理のひとつ。野菜や肉,魚介などを串に刺し,揚げたものにソースをつけて食べるというものだ。お手軽ながら非常に美味で,筆者もよく近所の串カツ屋に足を運んでいる。
……そんな話はどうでもいいが,串カツを語るときに外せないのが,ソースの二度づけ禁止というルールではないだろうか。そんな禁断の行為を思う存分楽しめてしまうのが,本作「二度づけ禁止!!」だ。ちなみに「新世界串かつ振興会」公認という,本場のお墨付きがついたアプリである。
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「二度づけ禁止!!」ダウンロードページ
本作のルールはシンプル。プレイヤーはお客となり,目の前にいる店主の目を盗んで串カツをソースにつけまくる,というものだ。串カツはスワイプで上下に動かすことができ,ソースの入った容器まで導けば串カツを「二度づけ」することができる。店主は基本的に反対側を向いているのだが,ときおりこちらをチラッと振り返るので,このときに串カツをソースにつけているところを見られると怒られてゲームオーバーとなるのだ。
「だるまさんがころんだ」の要領で遊べるので,ゲームが苦手な人でもまったく問題なく遊べるだろう。
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串カツを二度づけするたびにカウントが増えていくので,この回数を延々と増やしていくのが目標となる。序盤は店主もあまりこちらを振り向かないので,どんどん回数を稼げるのだが,30回,40回とつけていくと,振り向く頻度が多くなってくる。50を超えるころには「店主の挙動がおかしい」と表現したくなるような難しさだ。
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原始的なルールながら,スリルと達成感が味わえて,ついついもう1回……とやってみたくなるゲームだ。無料で気兼ねなく遊べるので,大阪好き,串カツ好き,ビール好きな人などにはとくにオススメしたい。
だが,串カツ好きとして納得がいかない点もある。もともと二度づけ禁止のルールは「一度口に入れた串カツを共用のソースに入れるのは,衛生上まずいから」という理由から生まれたので,このゲームのように,食べる前の串カツを二度づけするのは問題ないはずなのだ。
さらに,同じ串カツを10回も20回もソースにつけていたら,さすがにソースの味しかしなくなって,せっかくの串カツが台無しになるのではないだろうか。
というわけで「一度口をつけた串カツを何本二度づけできるか」という,リアルさを追求した改良版の開発をお願いしたいところである。
……そして,これをプレイしていたら猛烈に串カツが食べたくなったので,ちょっといつもの店に行ってきます。
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著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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- 関連タイトル:
二度づけ禁止!!
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