プレイレポート
「快傑三国志」のバトルは陣形と武将を駆使した戦術が鍵。ゲームの流れや戦闘システムを確認してきた
陣形と武将を組み合わせてオリジナルの戦略を編み出そう
快傑三国志の世界では,三国志をモチーフに,古代皇帝と悪神との争いを描いたオリジナルストーリーが展開される。古代皇帝の末裔として21世紀の現代に生きるプレイヤーは,悪神が起こした黄巾の乱を治め,天下統一を成し遂げるべく,後漢末期にタイムスリップすることになるのだ。
プレイヤーが所属する国家は,当然ながら魏/呉/蜀の3国のうちいずれかとなる。選んだ地域によって,それぞれストーリーと開始時点での雇用しやすい武将が異なる仕組みで,プレイヤーはゲーム内各地を巡って最大10名まで武将を雇用し,自分の部隊を強化していく。
武将はそれぞれ,物理攻撃を得意とする「戦士」,回復/補助魔法に長けた「舞姫」,攻撃魔法に優れる「謀士」,命中力と回避力に特化した「刺客」のいずれかの職業に就いている。このうち,戦士は男性のみ,舞姫は女性のみの職業となる。
ポイントとなるのは,武将一人が持つスキルは,固有のものが0〜1種類,ランダムで2種類の最大3種類となっており,スキルによって武将の性能がまったく変わってくること。例えば,舞姫の武将だからといって,必ず回復スキルを持っているとは限らないので,お目当ての武将を探し回ることになるだろう。
もちろん武将の中には,曹操や諸葛亮といった「名将」も存在する。名将は出現する地域が決まっているうえに,雇用するには「戦場」(ストーリーでクリア済みのバトル)を繰り返しプレイして専用アイテムを集める必要がある。その代わり,一度条件を満たして雇用できれば「名将譜」に記録され,仮に解雇してもゲーム内通貨を支払って再雇用が可能だ。
バトルはターン制で,プレイヤーは3×3のマスで構成された陣形の中に,最大5人の武将を配置して戦うメンバーを決めておく。戦闘中,武将達はオートで戦うことになるので,例えば,戦士に魔法防御の高い装備を着用させて前衛に配置し,敵の謀士の魔法攻撃を一手に引き受けさせるといった具合に,敵がどういった攻撃を仕掛けてくるか,それに対して自分の武将にどういったスキルを使わせるか,戦闘の展開を予想するのが重要だ。
陣形は全部で9種類あり,どれを選択するかによって上昇する武将のパラメータも異なってくるので,それも考慮して武将の配置を決定していく必要があるだろう。
通貨稼ぎや「戦馬」育成でプレイを支える「領土」システムとは?
快傑三国志では,ストーリーに沿ったプレイのほかにも,さまざまなコンテンツを楽しめる。中でも重要なのが,プレイヤー各自に与えられる「領土」である。
領土からは税金が徴収できるほか,ほかのプレイヤーの領土に攻撃を行うことも可能。相手の領土を占領できれば,奴隷を獲得して,相手が得る税金の10%を徴収することも可能だ。
また,プレイヤーには,HPや行動力とは別に「体力」というパラメータが存在し,これがゼロになると戦闘などの行動が一切できなくなってしまう。この体力を補充するための食料を,領土内の農場で生産できる。
さらに領土では,「馬屋」を通じて装備アイテムの「戦馬」を育成することも可能だ。ここでは1日最大10回までほかのプレイヤーの戦馬とレースを行え,勝った数だけ「馬子」(調教師)を獲得できる。この馬子の特性と人数によって,戦馬の性能が変化する仕組みだ。競馬の勝率と戦馬自身の性能には関連がなく,競馬で勝てるかどうかは運頼みなので,気軽に挑戦してみるといいだろう。
ほかにも領土内のコンテンツとして,経過時間に応じて銀貨を獲得できる「船舶」というものもある。ほかのプレイヤーの船舶を襲撃することも可能で,相手とのオートバトルに勝利すると,さらに銀貨の量を増やせるのが面白いところである。ちなみに,たとえ襲われて負けたとしても,多少の銀貨は手に入るので,基本的に船舶を派遣しておくのがお得とのことだ。
そのほか,領土以外でも,プレイヤー同士でパーティを組んで戦場の精鋭団と対決する「精鋭軍団」や,週2回開催のトーナメント大会「三国群英覇王戦」といったコンテンツが用意されている。ボスや対戦相手がどういった陣形で挑んでくるのか,それにどのように立ち向かうのか,プレイヤーの采配が大きく勝敗を分けそうだ。
以上のように,本作は武将を集めて戦うメインストーリーに加えて,領土を中心としたコンテンツも楽しめるようになっている。さまざまな要素を列挙していくと,煩雑なゲームであるかのように思えるかもしれないが,操作自体はシンプルなのでサクサク遊べる。それでいて,戦闘部分は武将の行動と陣形の読み合いが熱く,じっくり楽しめるのが魅力だ。先にも述べたとおり,1月30日にオープンβテストが開始されるので,まずはプレイしてみよう。
「快傑三国志」公式サイト
- 関連タイトル:
快傑三国志
- この記事のURL:
キーワード
Copyright (C) 2012 NEXON Co., Ltd. All Rights Reserved.
Copyright (C) 2012 AnticGame World Corporation. All Rights Reserved.
Copyright (C) 2012 Shanghai Youzu Information Technology Corporation Limited.