数字を当てるだけなのにスリリング！ 対戦型推理ゲーム「Numer0n」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第66回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では，「戦略型推理ゲーム」と銘打たれたフジテレビの深夜番組「ヌメロンNumer0n」」をモチーフにした「Numer0n」（iOS / Android）を紹介する。相手が選んだ数字を当てるというシンプルなルールながら推理力が試される，マスターマインド系のゲームだ。

番組のスタジオを再現したゲーム画面。BGMやSEも番組と同じものが使われている。iOS版，Android版共に無料でダウンロード可能だ

iOS版「Numer0n」ダウンロードページ

Android版「Numer0n」ダウンロードページ

　本作の内容をひとことで説明すると「対戦型数字当てゲーム」といったところ。2人のプレイヤーがそれぞれ0〜9までの数字が重複しないように3桁の数字を選択し，順番に相手の数字を予想していくという簡単なルールとなっているもの。交互に相手の数字をコールしていき，先に順番を含めた3桁の数字を全て当てたプレイヤーが勝利となる。

　当然，数字をコールしていくだけだと単なる運任せになってしまうが，本作ではヒントが存在しており，数字と位が合っている場合は「EAT」，数字は合っているが桁が間違っている場合は「BITE」と示される。たとえば，相手の数字が「123」のときに，「013」と答えると「1EAT-1BITE」といった具合だ。
　ヒントは，それぞれのプレイヤーが相手の数字をコールした後に表示され，画面に履歴が表示されるので，これを頼りに相手の数字を推理していこう。

　ゲーム開始直後こそ運任せになってしまうが，ヒントを元にジリジリと相手の数字を絞り込んでいく，もしくは絞りこまれていくのは緊張感があってなかなかクセになる。

相手の数字をコールすると，ヒントが表示される。これを元にさらに推理を進めていく

　対戦をさらに盛り上げる要素として，本作にはアイテムが存在している。アイテムは，プレイヤーの状況を有利にするものや相手を撹乱するものなど6種類があり，一回の対戦で3つまで使うことが可能だ。アイテムの効果は下に示したとおりだが，使用後に自分の手の内を晒してしまうものもあるため，どのタイミングで使うかも重要になってくるだろう。

■アイテムの種類とその効果

【DOUBLE】
2回連続で相手の数字をコールできる。ただし，2回コールした後に，相手が指定した桁をオープンしなければならない

【HIGH＆LOW】
相手の数字から1つを指定し，HIGH（5〜9）なのかLOW（0〜4）かを知ることができる

【TARGET】
好きな数字を1つ指定し，その数字を使用しているか教えてもらえ，使用していた場合は桁も判明する

【CHANGE】
自分の数字から1つを選択し，手持ちのカードと交換できる。ただし，選らんが数字がHIGH（5〜9）の場合はLOW（0〜4），LOWの場合はHIGHから選択しなければならず，選んだ数字は相手に示さなければならない

【SHUFFLE】
自分が最初に設定した数字を自由に並び替えることができる

【TIME】
相手の数字をコールするまでの制限時間を延長可能

　なお，対戦時にはチケットが必要（シングルプレイ時は不要）となり，アイテムや賭けるチップなどは消費していく仕組みとなる。いずれも，ログインやレベルアップなどで入手できるが，リアルマネーで購入することも可能だ。

　テレビ番組を元にしたゲームだけあってしっかりとルールが練られており，オンライン対戦時もとくに待つことなく対戦相手が見つかるのでストレスはない。実際の番組のように，相手の表情を見ながら数字を探っていく心理戦の要素に欠けるは残念だが，その分，純粋に“理詰めの楽しさ”を味わえる。頭脳戦が楽しめるた対戦ゲームが楽しみたいという人は，試してみてはいかがだろうか？

コンピューターと対戦するモードでは，5桁の数字でプレイすることも可能だ

iOS版「Numer0n」ダウンロードページ

Android版「Numer0n」ダウンロードページ

著者紹介：トリスター＆馬波レイ
　90年代中頃からライターとしてのキャリアをスタートし，セガ系雑誌を中心に記事執筆や取材活動に勤しむ。近年はゲーマガ編集部に所属し編集・ライターとして活動するも2012年に雑誌が休刊。現在はフリーのライターとしてゲームメディアを中心に活動中。わかりやすいルールで短時間で楽しめるスマートフォン向けゲームは，昔のアーケードゲームの匂いがして好きです。

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