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アニメの話やライブの思い出が語られた「アイドルマスター シンデレラガールズ」のトークイベントが,「マチ★アソビvol.12」で開催
「アイドルマスター シンデレラガールズ」公式サイト
今回のイベントは,テレビアニメの「シンデレラガールズ」についてトークを行うというもので,そこがグッとくるでしょ。ここ数年,マチ★アソビでステージイベントを続けてきたシンデレラガールズだが,すべて関連のWebラジオ「デレラジ」の出張版という体裁をとってきた。だが今回は,「テレビアニメ版シンデレラガールズ」関連のトークというわけで,おそらくは史上初の試みだ。徳島すごいですぅ。
ちなみに,テレビアニメってどーゆーこと? というウッカリさんは,2014年4月5日に掲載した速報および,7日に掲載したライブ「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 1stLIVE WONDERFUL M@GIC!!」のレポート記事を参照してもらうと,何が起きたのか分かりやすいはずだが,よけい分からなくなったという人は公式サイトも合わせてチェックしてみよう。
さっそくアニメの話題に……というわけではなく,高橋氏によればあらかじめテーマを6つ用意し,「アニプレックス手作りサイコロ」を振ってどれを語っていくのか決めるとのこと。なんで,そんな複雑なダンドリに? という気がするものの,テーマは,サイコロの目の順に「SSAの話」「舞浜アンフィシアターの話」「TVアニメの話」「五十嵐裕美さんの話」「松嵜 麗さんの話」,そして「原 紗友里さんの話」となっており,どれも興味深いといえば割と興味深い。問題は当日,風が強かったことで,アニプレックス手作りサイコロは軽いため,思わぬところへ飛んでいく可能性は否定できなかった。
という流れで,まずは五十嵐さんがサイコロを振り,出た目は1,つまりSSAの話ということになった。SSAとは,2014年2月22日と23日に,さいたまスーパーアリーナ(SSA)で開催されたライブ「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2014」のことであり,シンデレラガールズのアイドル達も出演したのだが,知ってますよね。
最初に話題を振られた五十嵐さんはSSAについて,これまでは小さい会場でのライブやイベントが多かったので,SSAが広すぎて,遠くを見るとまるでアニメで見た景色のようだったため,逆に落ち着いたと思い出を語った。続いて松嵜さんは,SSAではソロ曲もあったし,CDでは歌っていないCute属性の「アタシポンコツアンドロイド」も歌ったけど,一番練習したのはメドレーだったと述べた。ユニットのほかのメンバーに迷惑をかけてもいけないし,そうはいっても,できるだけ自分を出したいしということで,いろんな思いがあったそうだ。なるほどねえ。
五十嵐さんは,松嵜さんのメドレーを一番練習したという部分に「分かる!」と同意したあと,それに関連して,2月23日の公演のメドレーで「Vault That Borderline!」を披露した思い出を語った。一緒に歌うのがが,中村繪里子さんと沼倉愛美さんという「バリバリのメンツ」で,2人とも「ガチでくる」ことから,働かないという杏のキャラクターは一時棚上げすることになったという。公演の前に沼倉さんと練習したときは,沼倉さんが振りとは違うことをいっぱいやってくるため驚き,これは,いつも以上にやらなければならないと思ったという。
で,初参加の段階はそんな感じだったが,SSAでは765プロの先輩達だけでなく「アイドルマスター ミリオンライブ!」のメンバーとも打ち解けて,全員でいいものを作っていこうという気持ちになったと3人は口を揃えた。
ちなみにこのタイミングで重要な発表があったのだが,それは,原さんの「ミツボシ☆☆★」で,「燃やせ友情! パッション」という部分,実は「燃やせ友情! 番長」と歌っているのだそうで,それってマジですか? 私は知らなかったので,もし「THE IDOLM@STER 8th ANNIVERSARY HOP!STEP!!FESTIV@L!!!」のBlu-rayをお持ちなら,ディスク3に大阪公演の模様が収録されているので,チェックしてみるといいかもしれない。私はやった。
さて,SSAの話に続いて松嵜さんがサイコロを振り,出た目は2。なんというか,進行をよく理解しているサイコロだとしか思えないが,今度は舞浜アンフィシアターについてのトークとなった。舞浜アンフィシアターというのが,4月5日と6日に開催されたシンデレラガールズ初の単独ライブ「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 1stLIVE WONDERFUL M@GIC!!」のことであるのは上にも書いたので言うまでもないことだと思う。
松嵜さんによれば,SSAに比べて舞浜アンフィシアターは会場が小さかったこともあって,来場者の顔がよく見えたとのことで,ダンスの振りにも反応してくれて楽しかったという。ただ,立ち位置によっては正面が関係者席になり,ちょっとやりにくい部分もあったようだ。サインライトを振って盛り上がる皆さんに比べて,関係者席は雰囲気が微妙に違うからね。関係者席ではないけど,記者席もまた例によって水を打ったように静かだったなんてのは余談である。
半円形のステージには数か所,お立ち台が設置されており,その上で歌う場面もあったのだが,客席がかなり近く,さらに足もとがよく見えないので,割と怖かったとのこと。全公演でソロ曲パートのトップバッターを務めた原さんは,初日,お立ち台から落ちかけたそうで,本人もびっくりしたが,目の前のお客さんも相当びっくりしていたという。そこのあなた,あなたのことですよ。それにしても,私はまったく気がつかなかったけど,そんなことがあったみたいで,五十嵐さんの「ライブでダイブか?」がうますぎた。
原さんは最後まで笑顔だったという印象が個人的に強いのだが,やはり,しんみりではなく笑顔で終わりたかったのだと述べた。なにより,ライブのタイトルにある「1st」の文字を見て,1stってことは「2nd」もあるんですか? と思ったとのことで,すごく前向きです。2nd! 石原氏によれば「皆様の応援次第」とのことなので,皆様,応援してみて。
さて,次に出た目は4で,つまり五十嵐さんの話ということになったが,サイコロを振った原さんによれば,五十嵐さん,原さんにはツンデレのデレの部分でくるとのことで,一般的なイメージとはかなり異なる五十嵐さんの姿を見ているはずだと述べた。
高橋氏にそのへんはどうなのかと振られた五十嵐さんは,嫌がるかと思いきや「大好き」と直球の返事をして,お持ち帰りしたいくらいだと付け加えた。さらに,松嵜さんのことも好きであり,最近はさらに多田李衣菜役の青木瑠璃子さんが気になっているとのことで,なんだか止まらない感じでした。
石原氏によれば,舞浜アンフィシアターでアニメ化の発表が行われたときに舞台裏にいたが,発表されたと同時に歓声のボリュームが変わったのが分かったと話した。個人的にも,舞浜アンフィシアターが物理的に揺れたのを思い出す。もっとも,それだけ期待されているということでもあり,プレッシャーもハンパなく,打ち合わせの量も増加したそうだ。
松嵜さんは,おそらくニュージェネレーションの3人が軸になっていくのだろうが,きらりももっとキラキラできたらいいなと,アニメに期待を寄せた。
石原氏は,2011年に放映されたテレビアニメ「アイドルマスター」との対比で,765プロのアニメ化のときには,すでにいろいろな展開があり,ゲームやCDなど,多様な世界観があったので,それらをどのようにまとめるかが重要だったと述べた。それに対してシンデレラガールズは,いろいろなものがまだ決まっていない状態であり,とくにアイドル以外のバックボーンの部分が見えにくいので,それこそゼロからがっちり決めていこう,作っていこうという感じが強いそうだ。労力も,今まで以上にかかっているという。
またそれだけに,ファンの希望や期待をダイレクトに入れ込んでいく余地は十分にあるとのことで,自分達もなるべくいろんな場を用意して,意見を聞いていきたいとした。
そして,高橋氏からの「(アニメがスタートする)2015年1月をワクワクして待っていてもいいですか?」という質問に「はい」と力強く答えて,トークは終了した。
もちろん,このまま終わるはずはなくて,最後は3人による「お願い!シンデレラ」が披露された。ちょうど1年前,2013年5月の「マチ★アソビvol.10」では,杏ときらりによる「ハピ☆ハピver.」が歌われたが(関連記事),今回は未央を交えてさらにパワーアップし,にょわにょわコールに寸劇,さらに松嵜さんが客席の前に飛び出していくという「徳島スーパースペシャルハピハピver.」になっていた。スーパースペシャルですよ。
今のところ公式発表は出ていないようだが,年々規模が大きくなっていく印象のマチ★アソビ。早くも次回の日程が発表されており,それによると「マチ★アソビvol.13」のメインイベントとなるクライマックスランは,2014年10月11日〜13日とのこと。何が起きるのかは分からないが,楽しみにしたい。
※1追記
初出時,私は高橋氏がこのやりかたを「会議で覚えた」と書いたが,「カイジ」ではないのかという関係各位からの指摘があり,カイジというのは,アルプスの少女? といったレベルの筆者の引き出し的な問題により,だんだん自信がなくなってきたので,謹んで訂正いたします。失礼いたしました。
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