「パズル＆ドラゴンズ」への組織的業務妨害の疑いで横浜市のソフトウェア開発会社社長らを逮捕へ

　ガンホー・オンライン・エンターテイメントのスマートフォン向けアプリ「パズル＆ドラゴンズ」（iOS / Android，以下，パズドラ）で，不正なソフトを制作・販売し，ゲーム運営会社の業務を妨害したとして，横浜市西区のソフトウェア開発会社社長らが本日（2016年11月10日）にも逮捕されるとNHKが報じた。

　開発会社は，パズドラの課金対象アイテムを不正に入手したり，キャラクターを不正に強化したりできる“ゴーストルーター”と呼ばれるソフトを制作・販売し，これまで数千万円を売り上げているとされ，ガンホーからの通報を受けて，警察が捜査を進めていた。本日10日には会社の捜索や事情聴取が行われており，容疑が固まりしだい社長らを逮捕する方針とのこと。組織犯罪処罰法による組織的な業務妨害での立件は全国で初のケースとなる。

　なお，本件との関連性は不明だが，「パズル＆ドラゴンズ」では昨日11月9日に，外部プログラムの利用などの不正行為を行ったアカウントに対する，停止・凍結措置の発表が行われている。不正行為はゲーム内の措置にとどまらず，現実世界における法的処罰の対象ともなり得る。くれぐれも関わらないように注意しておこう。
（※17：50頃，記事見出しを修正しました）

パズドラ不正ソフトで業務妨害の疑い 社長ら逮捕へ（NHK）

不正行為をおこなったユーザーへの措置適用のご案内（パズドラ公式サイト内）