バンダイナムコオンラインは4月24日,PC用オンラインゲーム「
機動戦士ガンダムオンライン」のアップデートを行い,新ルール
「局地戦」を追加した(
関連記事)。最大52対52で展開される従来の大規模戦とは違い,最大6対6で対戦を行うというのが局地戦の特徴で,勝敗によってプレイヤーのPPではなく“レート”が上下するという仕様になっている。
また,マッチング次第では“同軍対決”が発生するというのも注目のポイント。つまり局地戦は,「ジオン軍と連邦軍の戦争」という枠からは切り離されており,純粋にプレイヤースキルを競い合うことができる上級者向けのコンテンツというわけだ。
今回4Gamerは,本作のキーマンであるディレクターの
前島一仁氏と,プロデューサーの
丸山和也氏から話を聞きながら,局地戦を先行体験する機会に恵まれた。取材で得られた情報を織り交ぜつつ,インプレッションをお届けしていこう。
対戦の面白さが凝縮された局地戦
腕と連携でチームを勝利に導け!
敵本拠点の攻略が最重要視される大規模戦とは違い,拠点の存在しない専用マップで最大10分程度の小規模戦闘を行う局地戦では,キル/デスによる戦力ゲージの増減が非常に大きな意味を持つ。「味方機体の大破」と「敵機体の撃破」がチームの勝敗に直結しているのだが,プレイヤーのレートは「チームが勝てば上がり,負ければ下がる」というシステムなので,個人スコアばかりを気にするわけにもいかないということを,念頭に置いておこう。
なお,モビルスーツを撃破された際に減少する戦力ゲージの量は機体コストに比例し,再出撃にかかる時間も大規模戦と同様。コスト400の機体を撃破されてしまったら,その戦闘では二度と出撃できないと考えたほうがいい。プレイヤーにいまさら“数の暴力”の恐ろしさについて説明するまでもないだろうが,もしも全機出撃不能という事態に陥ってしまえば,味方チームにとって圧倒的に不利な状況となってしまうのだ。性能が高いからといって高コスト機ばかりでデッキを組むのはあまりにもリスキー。低コスト帯の機体も交えてうまく運用することが,勝利のカギを握ることになるだろう。
局地戦では,マップに出現する“戦術目標”と呼ばれる陣地を確保すると,戦力ゲージを回復できるため,これの制圧/防衛もかなり重要な要素となっている。補給ポイントは一切存在せず,耐久力や弾薬を回復できるのは味方の支援機のみだ。
前島氏によると,砲撃/狙撃タイプの運用に関しては今後のルール/マップ追加でフォローしていくとのこと。また,「局地戦はマップ制作にかかるコストが低く,新マップを実装しやすい利点がある」とも語っていたので,期待してよさそうだ
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ここで注目したいのが,「モビルスーツが大破するまでは戦力ゲージが増減しない」という点。局地戦は上級者の参戦が多い関係上,純粋なキル/デス率においては実力が拮抗するパターンも多い。となると,リペアトーチを持ってうまく立ち回れる支援機が戦場に1機いるかいないかで,戦況は大きく変わってくる。局地戦に挑む場合,最低でも1機は支援機をデッキに組み込むことをオススメしたい。仲間内で小隊を組むのなら,支援専任のメンバーを1人〜2人用意するのも効果的だろう。
ちなみにアタッカーに関しては,マップが非常に狭く遭遇戦が多くなることを考えると,強襲タイプもしくは重撃タイプを運用するのが無難だ。とくに,入り組んだ地形ではバズーカ系の武器が猛威を振るうので,重撃機は大いに活躍することだろう。
かといって,砲撃タイプや狙撃タイプが役に立たないというわけではなく,回復に専念している敵の支援機を狙い撃ったり,戦略目標に固まっている敵を一掃したりと,役割を明確にすれば十分活躍できる。だが,やはり強襲/重撃タイプに比べると,汎用性の面で劣るという印象は否めず,英雄となるも足手まといとなるもプレイヤースキル次第……というところだろう。
プレイヤー個々にかかるプレッシャーは大規模戦以上だが,それだけに熱くなれる局地戦。丸山氏はすでに,局地戦による大会の実施を検討しているようだ
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一見シンプルに見えて,その実かなり奥の深いゲーム性を秘めている局地戦。テストサーバーで実際にプレイしてみると,「俺の行動が戦況を変える!」という緊張感が常に付きまとうので,味わえるスリルと興奮は大規模戦以上だった。小隊規模での戦闘になるため,基本的には部隊員やフレンドで構成したチームで挑むのが,“上”を目指すための効率的なスタイルになるだろう。逆に言えば,連携の取りづらい野良小隊では,ランキング上位を目指すのはかなり難しい。その辺も「上級者向け」と言われるゆえんだ。
なお,丸山氏いわく,「ランキング上位者への報酬として専用のカラーリングも用意しており,いずれは局地戦による大会も実施したい」とのこと。今回のアップデートをきっかけとして,「機動戦士ガンダムオンライン」の可能性はさらに広がっていくといえるだろう。
ちなみに今回の取材では,まもなく実装予定の宇宙マップ「ソロモン」と,5月に追加予定の新たなDXガシャコン機体にも触れることができ,さらに“その先”の展開についても,少しだけ教えてもらった。こちらに関しても近いうちに記事をお届けするので,続報を楽しみにしていてほしい。
まもなく実装予定の宇宙マップ「ソロモン」のスクリーンショットを特別に公開。宇宙戦に関する仕様が気になるところだが……あれ,なんか大きいのが映りこんでる!
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