イベント
「Dragon’s Dogma」を小林プロデューサーが解説。カプコン初のオープンワールドRPGのできはいかに
Dragon’s Dogmaプロデューサー,小林裕幸氏。スタッフが本作のキャラクターエディットで制作した似顔絵をバックに登場した |
カプコンが5月24日に発売を予定している,ファンタジーRPG「Dragon’s Dogma」。ここでは,プロデューサーの小林裕幸氏がステージに立ち,ゲームの詳しい内容と,開発陣による実機でのデモンストレーションプレイを解説した。
剣と魔法の“ハイ・ファンタジー”が本作のバックグラウンド。ディレクター伊津野氏の「この世界観に合っている」という提案により,カプコン作品としては初めてのオープンワールドで物語が展開していく。小林氏は「誰もが入りやすい世界観のもと,プレイヤーのみなさんが望んでいたオープンワールドを実現し,みなさんが本当にこの世界を冒険しているような気分になれます」と説明した。
主人公は突如襲来したドラゴンに心臓を奪われた“覚者”として,“ポーン”と呼ばれる仲間とともに旅に出ることとなる。小林氏いわく「手触りのいいアクション」を目指したという本作。用意された9つの職業ごとにアクションの特徴は異なり,例えばファイターなら剣と盾を使った近接戦,ストライダーは素早い動きでダガーと弓で戦い,メイジは魔法を使うなど,それぞれが得意とする戦い方がある。なお本作の魔法には,マジックポイントなどに該当する消費要素が存在せず,時間やアクションなどで繰り出せる回数が調整されているとのことだ。
本作で仲間となるポーンには,プレイヤー自身の相棒となる“メインポーン”と,ゲーム中に雇える“サブポーン”が存在し,前者はプレイヤーが自由に設定する相棒的な存在であり,後者はネットワークに接続した他プレイヤーのメインポーンがワールド上に存在し,それをプレイヤーが仲間として雇い入れるという仕組みになっている。「リアルタイムではなく,ソーシャルゲームのような感覚」と,小林氏は付け加えている。なおこのポーンの貸し借りは,Xbox LIVEのメンバーシップのゴールド/シルバーともに行えるとのことだ。
ゲームの概要に続いて,開発陣の手による実機を使ったデモンストレーションが行われた。巨大な赤いドラゴンが雲の中から現れるオープニングムービーを経て,主人公のキャラクターエディットに入るのだが,そのステージ上で実際に1人の女性キャラクターを作ってみせてくれた。
プレイヤー名のほか,ニックネームを登録する。ニックネームは,オンライン上で全世界共通して使用される名前だ |
エディット時はベースとなるキャラクターを選んで,そこから好みに修正していくこともできる。ボイスは6種類用意されているとのこと |
覚者として目覚めた主人公は,目の前にある武器を手にすることで,最初の職業を選択する。最初は3つの職業から選べる |
クエストは村の中で見つかる。こういったクエストをクリアしていくことで,ストーリーが進んでいくのだ。なおクエストは複数受けることができるとのこと |
実機でのデモンストレーションはここで終了。続いて会場では,ゲームに登場するさまざまなモンスターと戦うシーンや旅先でのイベント,さらにその世界に存在する動物と戯れたり,屋根の上を自由に行き来するなど,本作の特徴的なシーンをまとめたスペシャルPVが公開された。これまでに見たこともないシーンの連続で,期待しているファンは胸が高鳴ったのではないだろうか。今後こうった新しいシーンは,本作のメールマガジンで配信していくとのことだ。
最後に小林氏は,「本当にお待たせいたしました。発売日の5月24日に向けて,現在大阪の開発陣が最終仕上げにかかっていますので,発売日はもちろん,発売後もこのDragon’s Dogmaを応援してください。また,Xbox 360ユーザーの方には,近々新しい発表ができるかと思いますので,そちらも楽しみにしていてください!」と挨拶し,ステージを締めくくった。
「Dragon’s Dogma」公式サイト
- 関連タイトル:
Dragon’s Dogma
- 関連タイトル:
Dragon's Dogma
- この記事のURL:
キーワード
(C)CAPCOM CO., LTD. 2012 ALL RIGHTS RESERVED
(C)CAPCOM CO., LTD. 2012 ALL RIGHTS RESERVED