アーケードで大人気の音楽ゲーム「jubeat」シリーズのiPad版「jubeat plus」は11月8日発売。その先行体験会に行ってきた

　本日（2010年11月6日），秋葉原にあるアップル公認ショップ Mac Collection Akibaにて，KONAMIが11月8日に配信を予定しているiPad向けタイトル「jubeat plus（ユビートプラス）」の先行体験会が行われた。

　本作は，全国のアミューズメント施設で稼働中の人気音楽シミュレーションゲーム「jubeat」シリーズをiPadへと移植したタイトル。人気タイトルのiPad移植版であるということに加えて，9月に行われた東京ゲームショウ2010において，携帯端末向けのゲームとしては異例である“最大90分の待ち時間”を記録したことも話題となり，俄然注目を集めている作品だ。

先行体験会には，jubeat plusをいち早く体験しようと朝早くから大勢のファンが足を運んだ

　本作のウリはなんといっても，楽曲に合わせて光る画面をタッチしていくだけでリズムに乗れるという，シンプルかつ直感的な操作感覚だろう。KONAMIの音楽ゲームといえば，「beatmania」や「ポップンミュージック」といった人気シリーズがまず思い浮かぶが，本作はそれらの作品にすでに慣れ親しんでいるプレイヤーだけでなく，音楽ゲームをまったくやったことがないという人でも気軽に楽しめる内容になっている。

会場では，そのプレイスタイルから「アーケードでかなりやり込んでそうだな」と感じさせる猛者の姿もちらほら見られた

　体験会ではメディア用の試遊台が設けられていたので，筆者もプレイしてみた。プレイを始めてまず感じたことは，タッチしたときの反応が良好で，非常に小気味良い操作感覚が味わえるということだ。リズムゲームにとってレスポンスはプレイフィールに大きく関わってくる部分。個人的にはこの段階ですでに，かなり良い印象を受けた。
　さらにプレイを続けて感じたのが，iPadはディスプレイが大きいため，本作のプレイには携帯向けリズムゲームにありがちな，あの“画面が窮屈な感じ”がまったくないという点。指が当たって邪魔になることもなく，かなりプレイしやすい。どうやら音楽ゲームとiPadは非常に親和性が高いようだ。

　タッチするのがボタンではなくスクリーンなので，アーケードでやり込んだ人は，最初のうち違和感を覚えるかもしれない。だがそのあたりは，すぐに慣れることができそうだ。


　もう一つ，音楽ゲームにとっては“命”ともいえる「音質」についてだが，こちらも心配は無用なようだ。店頭ではiPadにスピーカーを繋いだ状態で試遊できたのだが，音質は「素晴らしい」のひと言。iPad単体でもクリアな音質でプレイを楽しめるが，音にこだわりのある人であれば，スピーカーを付けて楽しみたくなることだろう。

　ちなみに本作には「ウィリアム・テル序曲」「Snow Goose」「Sweet Rain」の3曲がプリインストールされている。追加配信楽曲は4曲1パックで販売される予定で，1パックの価格は450円（税込）。ソフト発売と同時に購入可能になる初回配信楽曲は，以下の5パックとなっている。

□mucic pack1
「天国と地獄」「Special One」「天体観測」「Jumping Boogie」

□mucic pack2
「bass 2 bass」「Polaris」「夏祭り」「スペースカーニバル」

□mucic pack3
「空色デイズ」「情熱大陸」「fellow」「Far east nightbird」

□ニンジャマンジャパン pack1
「ニンジャマンジャパンのテーマ」「-SHINOBI-」
「隠密Dancers」「Never Give UP!」

□ハイテンションジブリ Pack1
「となりのトトロ feat.sayurina〜となりのトトロ〜」
「もののけ姫〜もののけ姫〜」
「君をのせて feat.sayurina〜天空の城ラピュタ〜」
「風の通り道 feat.佐野隆〜となりのトトロ〜」

　もちろん，今後はアーケード版にあった楽曲や，iPad版オリジナル楽曲，ライセンス楽曲などが，続々と配信される予定になっているとのこと。末永く遊べそうな本作に期待したい。