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[TGS 2016]「仁王」のゲームバランスはどのように調整されていくのか。今後の方針が語られたスペシャルステージをレポート
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印刷2016/09/17 00:00

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[TGS 2016]「仁王」のゲームバランスはどのように調整されていくのか。今後の方針が語られたスペシャルステージをレポート

 「東京ゲームショウ2016」(2016年9月15日〜18日,一般公開日は17,18日)のコーエーテクモゲームスブースにて,同社が2017年2月9日に発売を予定しているPlayStation 4用ソフト「仁王」のスペシャルステージが,9月16日に開催された。

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 このステージでは,8月23日から9月6日にかけて配信されたβ体験版を踏まえて,今後どのようにゲームバランスを調整していくかといった話が,同作のディレクターを務める早矢仕洋介氏と,安田文彦氏から語られたので,その内容をまとめよう。

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戦闘の歯ごたえを損なわないように,理不尽な部分を削っていく


 まず全体的な方針として,「ゲームバランスおよびページングの細やかな調整」「プレイヤーの成長,装備パラメータなどRPG要素の調整」「インタフェースのさらなる改善」の3つが挙げられた。これらの調整は,ゲームテンポの向上や,簡単になりすぎている部分の改善を狙ったものになるようだ。

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 ここからは,各調整部分が項目ごとに分けられて紹介された。最初は「アクション・操作系」についてだが,ここで大きく調整されたのが弓や銃を構えた時の操作方法だという。これまでは操作がコントローラの片側に寄っていたが,調整後は従来のTPSのような感覚で狙いを付けられるとのこと。

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 また本作では,敵の気力を削ってふらつかせるという戦法が非常に有用なわけだが,この手段が少なかったため,気力を削る方法を増やしたという。これはサムライスキルの追加という部分にも関わってくる模様だ。

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 次に「レベルデザイン/ステージ」について。ここでは,敵がプレイヤーを感知する範囲を調整して,一対多数になる状況を減らしたり,ステージ縁のコリジョン(当たり判定)を調整して,うっかり足を滑らすような事故を減らしたりと,プレイヤーが理不尽に落命しないようにするとのこと。

逢魔が時のミッションは,一度に複数のボスが出ないように修正されたという
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 敵キャラクターにも調整が入る。見た目に反して弱かったりといった部分が見直されるほか,身体が小さいのに怯まない敵といった不自然な部分は修正される模様だ。また,プレイヤーを追い回す範囲なども調整されるとのこと。

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 アクションと共に本作の核を担うRPG要素についても,いろいろな部分に手が入る。アイテムの所持上限が拡張されたり,装備アイテムのドロップテーブルが調整されたりと,アクションの手応えを損なわないレベルでRPG要素が見直しされるほか,鍛冶屋での打ち直しなどを下方修正することで,フィールドドロップの価値を高めていくとのことだ。

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 最初の全体的な方針でも挙げられたとおり,各種インタフェースが改善される。とくに見直されたのはスキルセットの画面で,下のスライドを見ると,これまでごちゃごちゃとしていた見た目が,スッキリしたのが分かる。

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 アクションゲームではとても重要である「カメラ」については,視認性の悪い場所での挙動改善が行われるほか,カメラ自動修正のON/OFFがオプションで選べるようになるという。カメラは自分で思い通り動かしたいという人には朗報だろう。

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 そしてオンライン要素についてだが,屍狂いから得られる戦利品を調整して,本作の醍醐味の1つであるアイテム掘りが,屍狂い狩りだけで完結しないようにするとのこと。どのように調整するのかは,これから検討していくようだ。
 また,協力プレイ時のボス撃破後はムービーを飛ばせるようにしたり,フレームレートの改善などにも取り組んだりしていくという。

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 会場で発表された内容は以上になる。プレイヤーの声を取り入れてどんどんブラッシュアップされていく仁王だが,果たして製品版ではどのような仕上がりになっているのか,今から楽しみである。


TGSで強敵「雪女」に挑もう


 コーエーテクモゲームスとソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)ブースでは,雪に覆われた本能寺を舞台とするプレイアブルデモが出展されている。道中の敵を倒しながら,ステージ奥でプレイヤーを待ち構えているボス「雪女」と対峙するという内容になっており,難度はかなり高めだ。

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 まず,道中にいる一反木綿という雑魚敵に苦戦させられ,雪女の元までたどり着くのも一苦労だ。一反木綿と聞くと,「鬼太郎どーん」の方を思い浮かべてしまうが,仁王の一反木綿は,なんともセクシーな美女である。「美しい薔薇には棘がある」というように,本当に雑魚敵なのかと思うほど強いわけだが,彼女を倒す腕がなければ雪女と対等に渡り合うことはまず無理だろう。

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 そして肝心の雪女なのだが,持続ダメージ付きの設置系攻撃を基軸に,プレイヤーの動きを制限するような技をバシバシ使ってくるうえ,接近すると自身を中心に円状の範囲攻撃を仕掛けてくるという徹底ぶり。これまでの体験版をプレイしてきた上級者でも,彼女を攻略するのは一筋縄ではいかないはずだ。

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 攻略ポイントとしては,道中でしっかりと装備を集めておくことだ。おそらくデモ用にドロップ率が調整されており,雑魚からもレアアイテムがポンポン落ちるので,これらをしっかりと回収して装備してから挑むと,多少は楽になるはず。腕に覚えのある人は,コーエーテクモゲームスかSIEブースで雪女に挑んでみてほしい。

「仁王」公式サイト


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