セガは本日(10月8日),2011年1月27日に発売を予定しているPSP用アクティブ・シミュレーションRPG「
戦場のヴァルキュリア3」にて,世界観や登場キャラクターの情報を公開した。
本作は,アクション性と戦略性を合わせた独自の戦闘システムや,登場キャラクター達が織りなす人間ドラマが好評を博しているアクティブ・シミュレーションRPG
「戦場のヴァルキュリア」シリーズの最新作だ。
物語の舞台となるのは,征暦1935年の架空のヨーロッパ大陸で,強大な勢力を持つ「帝国」と「連邦」に挟まれた小国「ガリア公国」にてストーリーが展開されていく。1作目の「
戦場のヴァルキュリア」では帝国とガリア公国義勇軍の戦いが,続く「
戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校」ではその後のガリア公国内での内乱が描かれていた。では本作はどうなるのかというと,時間軸を1作目に戻して,これまで語られることのなかった戦いの記録,ひいては「2」の内乱にも繋がる物語が描かれる。
物語の中心となるのが,ガリア公国軍422部隊だ。422部隊は,正規軍でありながら犯罪者や脱走兵などすねに傷を持つ者ばかりが集められた最低最悪の懲罰部隊で,通称“名無しの部隊(ネームレス)”。彼らは,捨て駒のように最前線に送られている。主人公の
「クルト・アーヴィング」や,ヒロインの
「リエラ・マルセリス」「イムカ」もそんな422部隊の隊員であり,過酷な戦場を戦い抜いていくこととなる。今回はメインキャラクターの3名に加えて,422部隊の上官
「ラムゼイ・クロウ」を紹介しよう。
422部隊:No.7(クルト・アーヴィング)
「俺は必ず名前を取り戻す……必ずだ!」
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CV:中村悠一
本作の主人公は、ガリア公国軍422部隊に落とされた天才士官、クルト。
ガリア公国の名門士官学校である“ランシール王立士官学校”を首席で卒業し、将来を嘱望されていたクルトだったが、とある事件をきっかけにネームレスに落とされてしまう。
ネームレスは常に最も過酷な最前線へと送られるため、死傷者が絶えない。
圧倒的な軍事力でガリア公国に攻め寄せる帝国軍に対抗するため、捨て駒のような扱いを受けている。
422部隊に配属された者は、本来もっている名前を剥奪され、以後、番号で呼ばれることを強制される。彼らが、ネームレスと呼ばれる所以である。
ネームレスが投入される戦場は、まさに死地。
ガリア公国正規軍の影で、常に歴史に記録されない様々な作戦に彼らは投入されてきた。
敵の巨大戦車に対し、白兵戦を余儀なくされる彼ら。はたして、彼らが汚名を雪ぎ、元の部隊に復帰する日は来るのであろうか・・・?
422部隊:No.13(リエラ・マルセリス)
「私は……死神じゃない!」
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CV:遠藤綾
かつてヨーロッパの大地を焼いたダルクスの災厄をもたらしたダルクス人を征伐し、世界に平和を取り戻したとされるヴァルキュリア人の末裔。
ヴァルキュリア人は驚異的な能力を持ち、それを戦いに用いれば圧倒的な生存力と破壊力を有する。リエラも周囲の人々も、彼女がヴァルキュリア人であることは気付いておらず、気味の悪いものとして奇異の目で見られている。
ガリア戦役の開始とともに義勇軍に入るも、わずかな期間で所属する部隊がことごとく全滅。
ヴァルキュリアたる驚異的な能力のおかげで彼女だけが生き残ったことから、周囲からは「死神」と忌み嫌われ、ネームレスへと送られることになった。
彼女自身は明るく前向きな性格。
情に厚く、周りの世話を焼きたがる。
クルトともすぐに打ち解け、関係を築きはじめるのだが・・・。
ヴァルキュリアとしての能力を解放したリエラ。
その驚異的な力を、ガリアのために使うことができるのか・・・!?
422部隊:No.1(イムカ)
「私は!貴様を殺すために生きてきた!」
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CV:浅野真澄
“ダルクスの災厄”をもたらしたとされ、ヨーロッパ大陸全ての国々から迫害を受けている民族“ダルクス人”。
かつて、ヴァルキュリア人に住んでいた村を全滅させられた過去を持つ彼女。その復讐のため、自作の巨大な武器を手に仇を探して放浪していた最中、ネームレスに拾われた。
“ダルクスの災厄”を巻き起こした者たちの子孫として、大陸全土で忌み嫌われているダルクス人。
ダルクス人は苗字を名乗ることを許されていないが、ネームレスたるイムカは、名前すらも名乗ることが許されていない。
彼女は復讐こそが生きる糧となっており、他のメンバーとの関わりを絶ってしまっている。
戦闘では誰よりも先行し、その実力から大きな戦果をあげるものの、作戦指示には従わないという困った一面もある。
誰とでも真っ直ぐに関わることのできるクルトとの出会い。果たしてクルトは彼女の心を打ち解けさせることができるのだろうか?
■サブキャラクター紹介
ネームレスの上官:ラムゼイ・クロウ
ガリア公国の辺境に領地を持つ三流貴族の子。
ガリア正規軍諜報部所属。
出世を最初から諦めており、上層部への忠誠心は皆無。
「酒と女をとったら何も残らない」と言われるほどの放蕩ものだが、戦況の把握は誰よりも的確で、ここぞというときに自らの手駒であるネームレスを投入。
人知れず戦局を支えている。
ガリア公国軍は、大きく分けて
(1)常備軍である正規軍
(2)有事の際に組織される義勇軍
(3)正規軍に属しつつも、正規の記録には残らない特殊な任務を請け負うネームレス
の3つから構成されている。
ラムゼイは正規軍に所属しながら、ネームレスの上官としてガリア戦役に関わっていくことになる。
かつては正規軍士官として将来を嘱望されていたクルト。
彼がネームレスに落とされるきっかけとなった事件とは、いったい・・・?
ガリア戦役に参加しているのはクルトたちネームレスだけではない。
義勇軍や正規軍と連携して戦いに臨むこともあるのだろうか。
正規の記録からは抹消されているクルトたちの活躍。
しかし、実際には、確実に彼らと関わりをもつ人たちが物語には登場するようだ。
クルトたちネームレスは、彼らといかに、歴史を動かしていくのだろうか。
クルトが他の隊員を引き連れて一緒に行動しているようにも見える。
指揮官であるクルトならではの特殊能力があるのだろうか?
本作では、戦闘中にもイベントが発生するようになった。
新たな演出の数々によって、より緊張感/臨場感のあるプレイが楽しめる。